第2回:シボレー・カマロ 初夏の富士山麓を行く
2018.06.29 シボレー・カマロに宿るモダンアメリカンの魅力<PR>6代目となる現行型「シボレー・カマロ」のコンバーチブルで、目指すは初夏の山中湖。スポーツカーとは一線を画す4シーターオープンならではの気持ちよさと、モダンなアメリカ車が持ち合わせる質の高い走りを、写真とともにリポートする。
(写真=荒川正幸)
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1/28集合場所となったのは、2020年の東京オリンピックに向けて再開発が進む東京・豊洲。前日までは雨の予報だったが、実際にはご覧の通りの“オープンカー日和”だった。陽光を楽しむべく、早速ルーフを開ける。
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2/28現行型「カマロ」ではフロントシートにはヒーターとベンチレーション機能が標準装備となっており、特にコンバーチブルでオープンエアドライブを楽しむときには重宝する。
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3/28豊洲の街並みを流しつつ、今日の行き先を考える。スマートフォンで天気を調べたところ、東日本は広い範囲で好天とのこと。せっかくなので富士山麓の山中湖まで足を延ばすことにした。
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4/28ちなみに「カマロ」に標準装備されるインフォテインメントシステム「Chevrolet MyLink」はApple CarPlayやAndroid Autoといった携帯端末との連携機能に対応。端末に搭載されるアプリを、車載のインターフェイスで操作することができる。
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5/28一見大柄に見える「カマロ」だが、そのボディーサイズは全長×全幅×全高=4780×1900×1350mmと常識的。全幅はやや広いが、運転席からの見切りは良好で、取り回しに苦労することはなかった。
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6/28いよいよ豊洲を離れ、御殿場方面へと出発。高速道路での移動に備えてルーフを閉じる。今時のオープンカーゆえ、風の巻き込みは問題ないかもしれないが、降り注ぐ直射日光だけはいかんともしがたいからだ。
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7/28東名高速を東京から御殿場へと向かう。クローズド時の静粛性は高く、車内では痛痒(つうよう)なく同乗者との会話や音楽をたのしめた。
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8/281時間とちょっとのハイウェイクルーズを終えて御殿場に到着。ドライバーの休憩を兼ねて、「カマロ」の撮影を再開する。
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9/28今回の試乗車のボディーカラーは「ハイパーブルーメタリック」。現行型のカマロには、これを含め全5色のボディーカラーが用意されている。
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10/28フロントグリルを飾る、シボレー伝統の“ボウタイ”のエンブレム。
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11/28トリコロールカラーが目を引く「CAMARO」のバッジ。ブランドの創設者、ルイ・シボレーがフランス人だったことから、フランスの国旗にあやかったもののようだが、左から赤、白、青という色の順番はフランスの国旗とは実は逆。このあたり、詳しい人にぜひ理由を聞いてみたい。
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12/28「カマロ コンバーチブル」に搭載される、2リッター直4直噴ターボエンジン。275psの最高出力と400Nmの最大トルクを発生する。
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13/28タイヤサイズは前後共通で245/40R20。テスト車には、グッドイヤーのハイパフォーマンスタイヤ「イーグルF1アシンメトリック」が装着されていた。
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14/28「カマロ コンバーチブル」の運転席まわり。先代モデルほど「初代へのオマージュ」にこだわった設計とはなっていないが、それだけに計器類の視認性は改善され、スイッチ類の配置もすっきりとしたものになっている。
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15/28インテリアカラーは「ジェットブラック」が基本。ボディーカラーが「ブラック」の場合のみ、「ジェットブラック」と「アドレナリンレッド」のツートンとなる。
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16/28ジェットエンジンを思わせる空調の吹き出し口が目を引くセンターコンソール。パーキングブレーキは電気式で、アームレストやドリンクホルダーが無理なく配置されている。
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17/28メーターパネルの中央にはフルカラーのマルチインフォメーションディスプレイが搭載されており、燃費や走行距離、タイヤ空気圧といった情報が見られるほか、ラップタイマーなどといったスポーティーカーならではの機能も搭載されている。
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18/28こちらはGセンサーの表示画面。クーペに設定されるV8モデル「SS」には、ローンチコントロールも用意される。
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19/28マルチインフォメーションディスプレイには3種類の表示デザインが用意されている。これまでは上部にブースト計や燃料計、油温計などが並ぶスポーティーな表示を使用していたが、ここからは気分を変えて、3眼メーターを思わせる写真のデザインを試すことにした。
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20/28ドアトリムを飾る、イルミネーション付きのアルミニウムアクセント。
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21/28トランクルームの容量は、ルーフを閉じた状態で7.3立方フィート(約207リッター、北米仕様の値)。
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22/28ルーフを開ける際には、写真のようにフロアマットで荷室を仕切らないと、開閉機構が作動しない仕組みとなっている。
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23/28ルーフの開閉に要する時間はおおむね十数秒。ロック・アンロックの作業が不要なフルオート式なうえ、時速30マイル(約48km/h)以下なら走行中でも操作が可能ということもあり、積極的に「屋根を開けよう」という気持ちにさせてくれる。
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24/28休憩を終え、再び山中湖へと出発。新世代プラットフォームの採用により、軽量化とボディー剛性の強化を果たした現行型「カマロ」は、専用の足まわりを持つV8モデル「SS」でなくとも十分にスポーティーな走りを楽しめる。
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25/28「カマロ コンバーチブル」には「ツーリング」「スポーツ」「雪/凍結」の3つの走行モードからなるドライブモードセレクターが備わっており、状況に応じて最適なステアリング機構やアクセルレスポンス、トラクションコントロールの制御を選ぶことができる。
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26/282リッターエンジン搭載車については、“カマロ史上最高”と称される燃費性能も特徴のひとつ。今回試乗した「コンバーチブル」の燃費は、EPAの計測値(複合モード)で25mpg(約10.6km/リッター、北米仕様の2LTグレードのもの)となっている。
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27/28富士五湖有料道路を経由して、今回の目的地である山中湖に到着。あいにく富士山には雲がかかっていたものの、雄大な景観を十分に満喫することができた。
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28/28今回の試乗では合計で462.7kmの距離を走行し、45.3リッターのガソリンを給油。燃費は、満タン法で10.2km/リッター、車載燃費計計測値で10.0km/リッターとなった。堂々とした車格と高い運動性能を思えば、十分に高効率といえるのではないだろうか。