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2/21「ルノー・メガーヌR.S.ウルティム」のベース車は、サーキットでの走りを追究した「メガーヌR.S.トロフィー」であり、ウルティムにもコーナリングスピードを重視した調律のシャシーや、トルセンLSD、前輪アルミ製ハブ、鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなどが装備されている。
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3/21カーボン調の装飾と赤い差し色がスポーティーなインテリア。ナッパレザーとアルカンターラのコンビステアリングには、やはり赤でセンターマークが施されている。
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4/2119インチホイールの「Fuji Light(フジライト)」は、ただでさえ軽い「トロフィー」のホイールより1本あたり実に2kgも軽量。標準ではハイグリップタイヤの「ブリヂストン・ポテンザS007」が組み合わされるが、今回の試乗車は「S001」を装着していた。
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5/21車内のプレートに書かれたシリアルナンバーとロラン・ウルゴン氏のサイン。ウルゴン氏はR.S.のすご腕テストドライバーで、“FF最速”の記録を塗り替えてきたニュルのタイムアタックでも、ハンドルを握り続けてきた。
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6/21ひし形のデカールはフロント・サイド・リアだけでなくルーフにも採用。どの角度から見ても、一目で「特別なメガーヌR.S.」とわかる。
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7/21外装ではダーク調のカラーでコーディネートされたディテールも特徴。フロントバンパーには「ULTIME」のロゴがあしらわれている。
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8/21トランスミッションは、デュアルクラッチ式ATの6段EDCと6段MTのいずれかを選択できる。
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9/21高いホールド性と適度な快適性を併せ持つ、RECARO製のバケットシート。表皮は滑りにくく質感のよいアルカンターラで、バックレストには「R.S.」「RECARO」のロゴがあしらわれる。
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10/21常にサーキットでのパフォーマンスを追求してきたR.S.のモデルだが、オープンロードでの走りもおろそかにはしていない。荒れた路面でも足はしなやかに動き、快適性と安定性を確保してくれる。
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11/21足まわりに対するこだわりはR.S.の伝統でもあった。本文で紹介される技術のほかにも、前輪にはタイヤ接地面の中心に荷重をかける「DASS(ダブルアクシスストラットサスペンション)」を採用。高いパワーを確実に路面に伝えるトラクション性能を実現していた。
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12/21R.S.独自の4輪操舵システム「4コントロール」。高速走行時には前輪に対して同位相で(最大1°)、低中速走行時には逆位相(最大2.7°)で、後輪を操舵する。
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13/21「4コントロール」の制御はドライブモードによって異なり、他のモードでは車速が60km/h未満で前・後輪の操舵が逆位相となるのに対し、「レース」モードでは、その車速が100km/h未満まで引き上げられる。
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14/21ドライブモードはカスタマイズモードを含め全5種類。センターコンソールの「R.S.ドライブ」スイッチを押せば、「スポーツ」ないし「レース」モードを直接呼び出すことができる。
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15/21R.S.の足まわりに取り入れられてきた技術は、いずれも運動性能の向上のみならず、しなやかな乗り心地にも寄与するものだ。また過度に電子制御に頼るのではなく、メカニカルに稼働するシステムとなっている点も特徴である。
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16/21最高出力300PSを発生する1.8リッター直4ターボエンジン。随所にモータースポーツの知見が生かされており、ターボチャージャーの軸受けにはセラミックボールベアリングを用いることで応答性を高めている。
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17/21控えめながらもすごみの効いたサウンドを奏でるスポーツエキゾースト。内部のアクティブバルブが開くと流動抵抗が小さくなり、刺激的なエキゾーストとともにエンジンのパフォーマンスが解放される。
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18/21「ルノー・メガーヌR.S.ウルティム」の生産台数は、グローバルで1976台。同車の生産終了とともに、R.S.の名は表舞台から姿を消すことになるが、そのフィロソフィーはアルピーヌに受け継がれる。
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19/21メガーヌ ルノースポール ウルティム
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