■【出展車紹介】シトロエン/インテリジェントなエコカー「C-CACTUS」を出展
シトロエンは、コンセプトカーの「C-CACTUS」など、5台を展示する。
■ 21世紀の「2CV」!?
シトロエンが出展するコンセプトカー「C-CACTUS」は、“インテリジェントなエコカー”と謳われている。心臓部にはハイブリッドHDi、つまりディーゼルハイブリッドを据え、リッターあたり29.4kmの低燃費を誇る。
これだけならばエコカーとしてよくあるパターンだが、C-CACTUSの手柄は「基本機能に特化した」という部分にある。従来の同サイズのクルマに比べ、部品点数を約半分に削減したというのだ。そのため、ボンネットは固定式に、窓はスライディング式にするという割り切り方だ。内装では、ダッシュボードが省かれている。
「車の走行、乗り心地、および乗客の安全にとって必須でない部品を排除」し、原材料はできうる限りリサイクル素材を使用している。「こうもり傘に4つのタイヤをつけた」という「2CV」の思想を21世紀的にアレンジしたクルマと言えるかもしれない。
シトロエンにはもうひとつの顔として、ラリーでの活躍がある。こちらの価値を担うモデルが「C4 by LOEB」だ。
シトロエン・スポールのオフィシャルカラーである「ルージュアーデン」をまとったWRCレプリカの特別仕様車で、32台の限定発売となる。2004年から3年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・ローブをモチーフにしている。
(別冊単行本編集室 鈴木)
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