フルモデルチェンジしたカムリを知る
情熱と感動がよみがえる 2017.07.11 ALL NEW CAMRY DEBUT <PR> 世界中で愛されてきたトヨタのグローバルミッドサイズセダン「カムリ」。官能的なスタイリングと優れた走行性能、先進の安全装備を併せ持つ、最新モデルがデビューした。80年代はクルマが最も熱い時代だった
今、80年代に再び注目が集まっている。いわゆるバブル期であり、日本中が活気にあふれていた時代だ。DCブランドのファッションがもてはやされ、テレビではトレンディードラマが都会的な恋愛とライフスタイルを描いて高視聴率を連発した。女子大生ブーム、女子高生ブームが相次いで起きたのもこの時期である。イタリアンレストランが満員になり、日本人はパスタという言葉を初めて知った。ベストセラーになった田中康夫の『なんとなく、クリスタル』は、具体的なおしゃれアイテムをストーリーに取り入れて時代の空気を正確に映し出していた。
祭りが終わった後の沈滞期が長かったせいで、2000年代に入ってからはあの狂騒がネガティブな印象で語られてしまった。でも、今になって冷静に振り返れば80年代は刺激と創造性に満ちた時代だったことがわかる。戦後がむしゃらに成長を目指してきた日本は、気がつくと世界の先頭を走っていた。自信を持ち、余裕が出てきたことで、魅力的な商品やサービスが登場するようになったのである。
その中心にあったのは、間違いなくクルマだった。日本車の品質は世界最高レベルに達し、生産台数が増加して輸出が拡大した。日本で生まれたカムリも、海外生産が始まり、北米で大人気となる。日本国内では、人々はクルマが生活必需品である以上に個性を表現する手段だということに気づいていく。カッコいいクルマを求める声に呼応するように、斬新なスタイルを持つ高性能なモデルが次々と生み出されていた。
1987年に公開された映画『私をスキーに連れてって』では、凍結した雪道をものともせずに快走する「セリカGT-FOUR」が観客を驚かせた。スキー人気が高まっただけでなく、スキー場まで4WDのクルマに乗っていくことがステータスとなったのだ。若者のカルチャーの先頭にクルマがいた。「ソアラ」「MR2」「マークII」などは憧れの存在で、新車が発表されるたびに熱狂の渦が巻き起こった。
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