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感性が磨いたモデューロXの真価

数値のその先へ 2020.02.10 ホンダ・ヴェゼル モデューロXを体感する<PR> ホンダのコンプリートカー「Modulo X(モデューロX)」のラインナップに、人気のコンパクトSUVをベースとした「ヴェゼル モデューロX」が登場。一般ユーザーを対象とした体感試乗会の会場から、その走りの実力を参加者の声とともにお届けする。

「モデューロX」初のSUV

人気のコンパクトSUVの中で、ひときわ存在感を示しているのがホンダ・ヴェゼルだ。取り回しのしやすいサイズながら室内スペースは広く、ファミリーカーとしても十分に使える。スポーティーな外見に見合う胸のすく走りは、ドライバーズカーとしても魅力的。2019年に日本のSUV新車販売台数で第1位となったのも納得である。

2019年の11月、そのヴェゼルのラインナップに新たなモデルが加わった。それがモデューロX。モデューロXシリーズは、純正アクセサリーメーカーのホンダアクセスが手がけるコンプリートカーで、専用のカスタマイズパーツが生産過程で装着されている。カスタマイズパーツを後で取り付けるよりはるかに割安になり、法規をクリアしているから安心して乗れるのもうれしい。モデューロXは2013年に登場した「N-BOX」から「N-ONE」「ステップワゴン」「フリード」「S660」とラインナップを広げてきた。ヴェゼルは6番目のモデルで、初のSUVである。

ベース車となったのは、1.5リッターターボエンジン搭載車「ツーリング」と、モーターを組み込んだ7段DCTを1.5リッター自然吸気エンジンと組み合わせた「ハイブリッド」の2タイプ。ハイブリッドにはモデューロX初となる4WD仕様も設定されている。北海道や東北地方から多くの要望が寄せられていたそうで、雪国のユーザーにとっては福音となった。

2020年1月25日、ターボのツーリングとハイブリッドを千葉県の茂原ツインサーキットに持ち込み、モデューロXに興味津々の一般ユーザーを集めた試乗会が行われた。サーキットと公道でパワートレインの違う2台に試乗し、ベースモデルとの違いを理解してもらうプログラムである。モデューロ開発アドバイザーである土屋圭市氏の本気の走りを、S660モデューロXの助手席で体感するアトラクションまであり、クルマ好きにとっては夢のようなイベントだ。幸運にも試乗のパスポートを得たのは16組。やはりホンダ党が多く、乗ってきた愛車はS660や「シビック」などホンダ車が目立った。

→ホンダのコンプリートカー「モデューロX」の詳細はこちら

2019年11月に登場した「ヴェゼル モデューロX」は、ホンダのコンプリートカー「モデューロX」シリーズ初のSUV。4WD車がラインナップされるのも、これが初のこととなる。(写真:ホンダアクセス)
2019年11月に登場した「ヴェゼル モデューロX」は、ホンダのコンプリートカー「モデューロX」シリーズ初のSUV。4WD車がラインナップされるのも、これが初のこととなる。(写真:ホンダアクセス)拡大
一般ユーザーを招いての体感試乗会は、千葉県の茂原ツインサーキットを基点に開催された。
一般ユーザーを招いての体感試乗会は、千葉県の茂原ツインサーキットを基点に開催された。拡大
イベントでは、モデューロXの開発陣や、アドバイザーとして開発に関わる土屋圭市氏によるトークショーも開催。貴重な開発エピソードが披露された。
イベントでは、モデューロXの開発陣や、アドバイザーとして開発に関わる土屋圭市氏によるトークショーも開催。貴重な開発エピソードが披露された。拡大
「ヴェゼル モデューロX」の試乗の後は、「S660モデューロX」を使用した土屋圭市氏のドライビング同乗体験も実施。参加者は、ドリフトを駆使する土屋氏の豪快な走りを、助手席で楽しむことができた。
「ヴェゼル モデューロX」の試乗の後は、「S660モデューロX」を使用した土屋圭市氏のドライビング同乗体験も実施。参加者は、ドリフトを駆使する土屋氏の豪快な走りを、助手席で楽しむことができた。拡大

筋金入りの“ホンダ党”も納得

野澤 靖さん(51歳)は、「ステップワゴン スパーダ」で試乗会場を訪れた。最初はノーマルのヴェゼルでサーキットを走り、次にモデューロXで違いを確認する。助手席には土屋氏が座り、解説を聞きながら走りを確かめるというぜいたくな体験だ。

いくぶん上気した表情で帰ってきた野澤さんは、足まわりの違いが明確にわかった、と話す。

「サスが沈んだ後の収まりがいいですね。ノーマルもSUVとしてはフラつかないほうなんですが、モデューロXはより安定しています。ハンドルがブレずにカーブをバランスよく曲がっていきますね。ロールが少なくて、スポーティーな印象でした」

的確で明晰(めいせき)な分析をすると思ったら、自動車のパーツ関係の仕事をしているとのこと。最初のクルマは「クイントインテグラ」で、歴代の愛車はほとんどがホンダ車。子供が生まれてからはスポーティーカーに乗るのは難しくなり、「ストリーム」のあとステップワゴンを2台乗り継いでいるとのことだった。

サーキット走行の次は公道試乗。一周15分から20分ほどのコースでノーマル車とモデューロXを乗り比べるという内容となっており、荒れた路面での足まわりやシャシーの性能が試されることになる。

「路面の凹凸をきれいに吸収してくれますね。普段は道路にマンホールがあると避けて通るんですが、その必要がありません。後席に座れば、もっと違いがわかったでしょう。家族を乗せますから、2列目の乗り心地が何より大切です」

運転の楽しさと家族の快適さを両立させているのだから、野澤さんのカーライフにとってはベストの選択になる。そしてもうひとつ、野澤さんが感心したポイントがあった。

「シートはすごくホールドがいい。コーナリングでも体が滑らないのはありがたいですね。それでいて乗り降りがラクなのは驚きです。座り心地もいいので、長距離を走っても疲れないと思います」

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何台ものホンダ車を乗り継いできたという野澤 靖さん。自動車部品に関する仕事をしているとのことで、試乗後には「モデューロX」の乗り味に関して、明晰な分析を披露してくれた。
何台ものホンダ車を乗り継いできたという野澤 靖さん。自動車部品に関する仕事をしているとのことで、試乗後には「モデューロX」の乗り味に関して、明晰な分析を披露してくれた。拡大
サーキットを走る「ヴェゼル モデューロX」。今回の試乗会では、まずノーマルの「ヴェゼル」でコースを2周、次いでヴェゼル モデューロXでコースを4周するプログラムとなっていた。
サーキットを走る「ヴェゼル モデューロX」。今回の試乗会では、まずノーマルの「ヴェゼル」でコースを2周、次いでヴェゼル モデューロXでコースを4周するプログラムとなっていた。拡大
試乗はサーキット周辺の一般道でも実施。きれいに舗装されたサーキットとは異なり、うねりや凹凸、マンホールのフタなどもある一般道で、「モデューロX」の“足さばき”を試すことができた。
試乗はサーキット周辺の一般道でも実施。きれいに舗装されたサーキットとは異なり、うねりや凹凸、マンホールのフタなどもある一般道で、「モデューロX」の“足さばき”を試すことができた。拡大
会場に展示された「ヴェゼル モデューロX」のサスペンション。アッパーボディーの動きを抑えつつ、路面の凹凸をしなやかにいなす特性が追求されている。
会場に展示された「ヴェゼル モデューロX」のサスペンション。アッパーボディーの動きを抑えつつ、路面の凹凸をしなやかにいなす特性が追求されている。拡大
「モデューロX」の開発統括を務める、ホンダアクセスの福田正剛氏(右)と談笑する野澤さん(左)。開発者とのコミュニケーションも、こうしたイベントならではの貴重な体験だ。
「モデューロX」の開発統括を務める、ホンダアクセスの福田正剛氏(右)と談笑する野澤さん(左)。開発者とのコミュニケーションも、こうしたイベントならではの貴重な体験だ。拡大

初のシート開発に見るこだわり

フロントシートは専用で、表皮にはプライムスムースとラックススエードを使用。滑りにくい素材なのでコーナーでも安心だ。シートの大切さは、土屋氏も指摘していた。開発の中で、シートの担当者にはかなり厳しいことも言ったと話す。

「1時間、2時間乗って疲れるようではいけない。ある意味、シートとサスペンションは一緒なんです。乗員が快適でいられるようにするには、サスとシートの両方をしっかり考える必要があります」

2人乗りのS660は別として、4ドアモデルでは2列目の乗員も重視しなければならない。土屋氏は、開発の初期段階では運転せず、2列目シートに座って乗り心地を確かめていたという。

「2列目で安心して寝られるかどうかを確かめました。乗り心地と質感の向上がメインです。その上で、コーナーでノーマルよりこぶし2つ分切り込めるようにする。最初は“タイプRか?”というところまで詰めて、そこから戻していきました」

開発に際しては欧州のプレミアムSUVを目標に定め、「大きなうねりやギャップを通過した時の収束性などが高まり、上質でスポーティーな走りが得られた」と胸を張った。

もうひと組、そうしたこだわりをクルマ選びで重視しそうな人物に話をうかがった。現在の愛車はヴェゼルで、モデューロXへの乗り換えを考えているという外山文廣さん(48歳)である。奥さんの由加里さん(27歳)と一緒にやってきた外山さんは、かつてホンダで働いたことがあり、今は長距離トラックドライバーの仕事をしているという。

「長距離を走るのは慣れていて、正月にはヴェゼルで兵庫から岩手の平泉まで走りました。仕事では遠方まで行くと2週間帰ってこないこともあります。トラックで年間12万km、ヴェゼルで1万km以上走りますね」

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「ヴェゼル モデューロX」の開発に際し、欧州のプレミアムSUVを目標に据えたという土屋圭市氏。
「ヴェゼル モデューロX」の開発に際し、欧州のプレミアムSUVを目標に据えたという土屋圭市氏。拡大
「モデューロX」としては初となる専用設計のスポーツシート。ヘッドレスト一体型のセミバケット式で、サイドサポートの形状や硬さ、表皮素材の特性にもこだわって開発がなされた。(写真:ホンダアクセス)
「モデューロX」としては初となる専用設計のスポーツシート。ヘッドレスト一体型のセミバケット式で、サイドサポートの形状や硬さ、表皮素材の特性にもこだわって開発がなされた。(写真:ホンダアクセス)拡大
会場に展示された、貴重なバンパーの試作品。モデューロの外装パーツはデザイン性だけでなく空力効果も追求したもので、専用設計の足まわりとも相まって、運動性能や動的質感の向上に寄与している。
会場に展示された、貴重なバンパーの試作品。モデューロの外装パーツはデザイン性だけでなく空力効果も追求したもので、専用設計の足まわりとも相まって、運動性能や動的質感の向上に寄与している。拡大
現在の愛車は「ヴェゼル」で、真剣に「モデューロX」への買い替えを検討しているという外山文廣さん。職業は長距離トラックドライバーというだけに、長時間の移動でも疲れない乗り心地を重視していた。
現在の愛車は「ヴェゼル」で、真剣に「モデューロX」への買い替えを検討しているという外山文廣さん。職業は長距離トラックドライバーというだけに、長時間の移動でも疲れない乗り心地を重視していた。拡大

大切なのは人間の感覚

若い頃の外山さんは今以上に走るのが大好きだったそうで、自分でパーツを取り外して軽量化していたとか。ならばサーキット走行ではいきなり飛ばすのかと思ったら、意外にも30~40km/hという低速で走り始めた。

「微低速での振動を確かめたんです。日常でよく使う速度域ですから。もう少しスピードを上げてみると、直進安定性がいいことがわかりました。コーナー前で急減速してみたんですが、まったくブレないですね」

公道走行から戻ってくると、奥さんと2人で満面の笑みをたたえている。買い換えには奥さんの承諾が必要だということだったが、まったく問題なさそうだ。

「メッチャいい! いつものと全然違います」

むしろ奥さんのほうが、すぐにでもモデューロXを欲しがっているように見える。外山さんも足まわりのよさをあらためて実感したようだ。

「ノーマルは突き上げがちょっとトガッていますが、モデューロXは丸くなっています。普段、スーパーの駐車場に入れる時に段差が気になりますが、これなら平気でしょう。それと、交差点を曲がった時にオツリが出ませんね。安心してコーナーも抜けていけますから、長距離でも疲れが少ないはずです。これだけ足まわりがしっかりしていると、もっとパワーが欲しくなりますが、これがいいバランスなんでしょうね」

開発を主導したホンダアクセスの福田正剛氏は、数値ではなく感覚を大切にした、と話す。机上で計算していい数値が出ても、実際に走らせると期待はずれになることも多い。土屋氏も含め、時にはケンカもしながら人間の感覚に沿ったクルマを目指したという。感性をフルに使ってスポーティーで上質な乗り味を追求した開発陣の思いは、試乗会に参加したクルマ好きの皆さんにしっかりと届いたようだ。

(文=鈴木真人/写真=郡大二郎)

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まずは30~40km/hで低速での走りを確認し、それから徐々にペースを上げていく。外山さんはさまざまな車速での乗り心地に加え、走行安定性やブレーキング時の挙動もチェックしていた。
まずは30~40km/hで低速での走りを確認し、それから徐々にペースを上げていく。外山さんはさまざまな車速での乗り心地に加え、走行安定性やブレーキング時の挙動もチェックしていた。拡大
公道試乗には夫婦2人で参加。奥さんの由加里さんも、「モデューロX」ならではの走りを実感したようだ。
公道試乗には夫婦2人で参加。奥さんの由加里さんも、「モデューロX」ならではの走りを実感したようだ。拡大
試乗を終え、「ヴェゼル モデューロX」の感想を語る外山夫妻。2人とも、その走りに大いに満足した様子だった。
試乗を終え、「ヴェゼル モデューロX」の感想を語る外山夫妻。2人とも、その走りに大いに満足した様子だった。拡大
「モデューロX」のこだわりについて語る、ホンダアクセスの福田正剛氏。データ上の数値ではなく、人間の感覚を重視して開発するからこそ、モデューロXは「乗って違いを実感できるクルマ」に仕上がるのだ。
「モデューロX」のこだわりについて語る、ホンダアクセスの福田正剛氏。データ上の数値ではなく、人間の感覚を重視して開発するからこそ、モデューロXは「乗って違いを実感できるクルマ」に仕上がるのだ。拡大
試乗会の参加者と、ホンダアクセスのメンバーによる記念撮影。「モデューロX」の知名度も上がってきているので、今後はぜひ、こうしたファンとの交流イベントも増やしていってほしい。
試乗会の参加者と、ホンダアクセスのメンバーによる記念撮影。「モデューロX」の知名度も上がってきているので、今後はぜひ、こうしたファンとの交流イベントも増やしていってほしい。拡大