ワンランク上の低燃費タイヤ「KUMHO ecowing ES31」を試す
新時代のスタンダード 2023.04.24 クムホが開くスタンダードタイヤの新しい世界<AD> 走る・曲がる・止まるの基本性能に加えて快適性や耐摩耗性、燃費性能も水準以上。プレミアムを名乗らなくても、基本性能を何ひとつおろそかにしないのがクムホの考えるスタンダードタイヤである。「ecowing(エコウィング)ES31」の魅力をリポートする。そろそろタイヤ交換を考えている人へ
車検や点検の機会、また、ウインタータイヤからサマータイヤに履き替える時期は、タイヤ交換に格好のタイミング。カーディーラーやタイヤショップで、「そろそろタイヤ交換の時期ですよ!」とアドバイスされ、あらためて愛車のタイヤに関心を寄せているという人もいるだろう。
日本車のなかで特に人気の高いコンパクトSUVの「トヨタ・ライズ」や「ダイハツ・ロッキー」も、発売から3年が経過して初めての車検が迫り、タイヤ交換を考えているオーナーも多いはずだ。もちろん、車検のついでに純正タイヤに交換する手もあるが、せっかくのこの機会に、ワンランク上のタイヤに履き替えて、より楽しいカーライフにすることをお勧めしたい。
ただ、ライズの場合はこれまでアフターマーケット向けタイヤの選択肢が少ないのが悩みの種だったのだが、このほどクムホのエコウィングES31に「G」や「X」グレード向けの195/65R16と、「Z」グレード向けの195/60R17がそろってラインナップされたのだ。ちなみに195/60R17は新型「プリウス」の一部グレードの標準サイズにもなっている。
エコウィングES31は、燃費と走りを両立した「ワンランク上の低燃費タイヤ」をうたうクムホのスタンダード低燃費タイヤ。軽自動車からミニバンまでを広くカバーし、ライズやロッキーに装着するうえでも好ましい性能を備えている。
エコウィングES31ってどんなタイヤ?
“エコウィング”の商品名から想像できるように、このエコウィングES31は優れた低燃費性能を誇るタイヤで、日本のラベリング制度において、転がり抵抗性能「A」、ウエットグリップ性能「c」または「d」の低燃費タイヤと位置づけられる。
そのうえエコウィングES31は、低燃費タイヤとしての性能に加えて、操縦安定性や快適性、耐摩耗性などにも優れており、「ワンランク上の低燃費タイヤ」というフレーズは、その自信の表れといえるだろう。
そんなエコウィングES31を世に送り出しているのが、1960年に創業した韓国のクムホ。韓国の自動車メーカーはもちろんのこと、ヨーロッパやアメリカの主要な自動車メーカーに新車装着タイヤを供給している、実力派のグローバルタイヤブランドである。
今回はエコウィングES31をトヨタ・ライズXの4WD車に装着して、その実力を探ることにする。タイヤサイズは新車装着と同じ195/65R16である。
ライズに装着されたタイヤのサイドウォールを見ると、「ecowing」のロゴや「o」の文字のなかに描かれた葉のイラスト、大小の六角形の模様が親しみやすさを感じさせる。その一方で、不思議に思ったのがサイドウォールを一周する波状のデザイン。単なる装飾かと思ったら大違いで、アウトサイドのこの形状が走行中の空気抵抗を低減させる効果があるという。インサイドには放熱のためのディンプルが配置されており、実はエコウィングES31が機能に裏づけられたデザインでまとめられているのが分かる。
ワンランク上の快適さ
エコウィングES31には2種類のトレッドパターンが用意されている。タイヤ幅が205以上は4本溝の5リブパターン、そして、タイヤ幅が195以下は3本溝の4リブパターンとなり、今回試乗したのは後者である。どちらも左右非対称パターンを採用していて、これにより、ドライ/ウエットの両性能を高めるとともに、コーナリング時の安定性を確保したり、偏摩耗を防止したりと、高いトータル性能を目指しているのだ。
早速走らせると、“ワンランク上”の意味がすぐに理解できた。ライズと組み合わされたエコウィングES31は路面とスムーズにコンタクトし、心地よい乗り心地を示したのだ。低燃費で寿命が長いタイヤというと、つい硬めで乗り心地を犠牲にしたものを想像してしまうが、このエコウィングES31はコンフォート性を売りにするタイヤに匹敵する快適な乗り心地を誇っている。
乗り心地とともに気分をよくしてくれるのが静粛性の高さだ。ロードノイズやパターンノイズといった不快な音が気にならないレベルに抑えられていて、タイヤが気持ちよく転がるユニフォーミティーの高さも手伝って、街なかはもちろんのこと、高速道路のドライブも楽しむことができた。
走る・曲がる・止まるも安心
快適性だけでなく、クルマの安全性や操縦性を支える性能も高いレベルにある。路面によらずエコウィングES31はふだんの運転に十分なグリップを発揮。多少高めのスピードでコーナーに進入した場合でもしっかりと路面をとらえてくれるし、ブレーキもしっかり利くのでとても安心だ。高速道路では直進安定性が高いおかげで、ロングドライブも苦にならない。
SUVスタイルを採用するライズは全高が1620mmとやや高めで、タイヤの扁平(へんぺい)率も65と高めなだけに、コーナリング時の安定感が心配になるが、エコウィングES31と組み合わせた場合は、タイヤの剛性感が高く、コーナーで腰砕けになる感じはなかった。一方、その扁平率のおかげで、目地段差を通過する際にはショックをうまくいなすマナーのよさも見逃せない。
タイヤを替えればクルマも変わる。特に経済性重視のコンパクトカーの場合、標準のベーシックタイヤからワンランク上のタイヤに替えるだけで、ドライブがもっと気持ちよく、楽しくなる。ライズとエコウィングES31の組み合わせも、まさにそんな一例である。そのうえ、燃費性能や耐摩耗性にも優れているだけに、安心で快適で、さらにエコなカーライフを送りたいという人に覚えていてほしいタイヤなのである。
(文=生方 聡/写真=郡大二郎)
→「KUMHO ecowing ES31」のより詳しい情報はこちら
- 通販活用大好き人さん
- 満足度:
レビュー 5
ダンロップのエナセーブからクムホのエコウイングに切り替えましたが、走行性能や乗り心地などは変わらないと感じました。まだ使用して2週間程度なので耐久性がどれくらいあるのかわかりませんが、タイヤの購入価格を考えると日本製にこだわらず使用してみるのも良いと思います。
2021年10月15日 17:51
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