ボルクレーシングの逸品「G29」に高ぶる
よみがえる伝説 2024.08.29 最高峰技術の結晶 レイズが鍛えた高性能ホイールの世界<AD> これまでさまざまな高性能ホイールを世に送り出してきた、日本のホイールメーカー「RAYS(レイズ)」。世界基準の技術力をフルに生かして開発された、新製品「G29」とは? その特徴について詳しくリポートする。名作の魂を受け継ぐホイール
「Made in Japan」を貫くレイズが、モータースポーツで培ってきたテクノロジーを惜しみなく注ぎ込む鍛造スポーツホイールの最高峰が「VOLK RACING(ボルクレーシング)」。その高性能なホイールに上質さや美しさという価値を加えた「Gシリーズ」に、新たに追加されたのがG29だ。
G29を語るうえで忘れてはならないのが、不朽の名作である「VOLK RACING Gr.A Evolution IV」の存在。1994年に登場したこの鍛造ワンピースホイールは、スポーツカーからセダンまで、幅広い車種のオーナーから支持を得る定番ホイールとなった。その伝説が30年の時を経て、現代に舞い降りたのがこのG29なのだ。
G29は、2×9スポークのクロスメッシュデザインを採用することで、Gr.A Evolution IVの特徴を受け継いでいる。センター部のスピンドルパッケージ風デザインも、不朽の名作への思いが込められている。
強さと美しさが際立つデザイン
大型のSUVやミニバンを主なターゲットとするG29は、いまや常識ともいえる大径の21インチのみのサイズ展開となった。
Gr.A Evolution IVが誇る美しさを継承するために、クロスメッシュデザインのスポークエッジのアール処理にまでこだわり、Gシリーズにふさわしい上質感を表現。一方、外周部は、スポークとフランジ部分をつなぎ太く見せることで、鍛造ホイールの強さをさらに印象づけるとともに、大径ホイールならではの伸びやかさと立体感を際立たせている。
もちろんレイズが誇るボルクレーシングだけに、鍛造スポーツホイールに求められる軽さと強さを高い次元で両立しているのは言うまでもない。そこには、レイズ独自の製法も寄与。鍛造ホイールの場合、成形時に“鍛流線”と呼ばれる繊維状の流れがつくられ、これがホイールの粘り強さにつながっている。レイズでは、金型を使って仕上げる“デザイン金型鍛造”を用いることで鍛流線を生かしてホイールの強さを引き出すとともに、美しさを表現しているのだ。
実戦でのノウハウが生きている
さらに、モータースポーツで培ってきたテクノロジーを惜しみなく市販品に注ぎ込むのもレイズの大きな強みである。
彼らのスローガンは「The concept is racing.」。国内の主要レースはもちろんのこと、世界最高峰のF1やWEC(世界耐久選手権)などに挑戦。TOYOTA GAZOO Racingとともに、2018年から5大会連続でルマン24時間を制覇したのは、多くの方がご存じのことだろう。
こうした戦いで得られた知見を市販車向けのホイールづくりに生かすというのが前述のスローガンなのだ。実際、ルマンで戦ったホイールのデザインが受け継がれた製品や、その最先端技術が盛り込まれた製品は多数存在している。さらに世界各市場の基準をはるかに超えた世界最高レベルの安全基準を独自に定めることで、高い安全性を確保しているのもレイズ流である。
ラグジュアリースポーツやプレミアムセダンに加えて、堂々たるサイズのSUVやミニバンにふさわしいデザインと性能を手に入れたG29。人気の「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」や「レクサスRX」などに対応するサイズも設定されている。また、「ポルシェ・マカン」「アウディSQ5」といったヨーロッパのハイパフォーマンスSUVに対してもマッチ。軽さと強さのみならず、上質さを印象づけるデザインが、走る楽しさと所有する喜びを高めてくれるだろう。
現代テクノロジーとデザインにより、生まれ変わる伝説。それがこのG29なのだ。
(文=生方 聡/写真=レイズ)
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