Jackeryポータブル電源1000でできること
世界が変わる 2021.02.22 電気で輝くカーライフ<AD> 「電気」「電動化」といったキーワードが毎日のように飛び交う、自動車の世界。Jackery(ジャクリ)が提案する色鮮やかな「電源」は、また違ったかたちでわれわれのカーライフを実りあるものにしてくれることだろう。もうひとつのマストアイテム
スマホやゲーム機のバッテリー残量とかけて、朝昼晩のゴハンととく。そのココロは……? それぞれちゃんと満たしてあげないと、精神の安寧が保てない!
「そんな、大げさな~」
「スマホがなくても生きていける!」
と言われそうだが、いやいや、目をつむってよく考えてみてほしい。2021年現在、僕らの日々の生活がどのくらい電子デバイスに依存しているかということを。
朝昼晩の3食ほどにも? はい、それほど。いや、もしかすると、「1食抜いてもいいから、スマホのバッテリーをいますぐ満充電してくれ!」とさえ言い出しかねないほど、僕らはいつも“100%のフルチャージ”を欲しているのだ。
安定供給される電源はデイリーライフに欠かせない必須のインフラ。ワークシーンで、レジャーシーンで、なにより自宅を中心としたデイリーライフで、電子機器のバリエーションと数はますます増える一方だ。それらと対で、なくてはならないのが“電源”。それら電源については、まだまだ「欲しいときにどこでも手に入るもの」になっていないのが現状だろう。
さりとて手をこまねいていると、不便が加速してしまう。なんとかせねば、なんともならない。そんな折、さまざまなシチュエーションで「あると絶対に便利なアイテム」「来る災害への備え」として話題になっているのが、大容量のポータブル電源だ。
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理想は「持ち運べる電源」
日常で、スマホ/ゲーム機用の小型モバイルバッテリーを目にする機会はあるだろう。手にすると見た目よりも“ズシッ”とくるアレだ。Amazonなどの通販サイトには、購入商品を1つに絞るのもなかなか大変、目まいがしそうなほどたくさんのサブバッテリーがラインナップされている。
それらのバッテリーの中でも小型・軽量をうたう、重量200g以下、1万mAh前後の商品の多くは、スマホ1台を2回フル充電して少し余るくらいのパフォーマンスを備えている。それらはもちろんユーザーにとって便利なアイテムだが、用途の大半はスマホやタブレットなどに限定されている。
しかし、世の中にはもっといろいろな、充電バッテリーを内蔵した電気製品がある。スマホ&タブレットよりも、そこから「もっと先」を欲張りたいユーザーが向かうべきアイテムはただひとつ、大容量のモバイルバッテリーだろう。もっと言えば、アウトプット(出力)の種類が多い、より汎用(はんよう)性の高い、ビッグサイズの“ポータブル電源”がベストチョイスとなるに違いない。単一目的のバッテリーではなく、マルチユースに対応した「電源」。この電源が持つ心強さがハンパじゃないのだ。
今回紹介するJackeryという名のメーカーがつくるポータブル電源の大きな特徴は、“大容量なこと”と“ハイクオリティーなこと”にある。ちょっと変わったその社名は「jacket」と「battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが込められているという。2012年にアメリカで設立され、現在はJVCケンウッドとも共同でポータブル電源を開発。環境保全を通して社会貢献を行うイノベーティブな企業だ。
今回は、その製品ラインナップ(計4種)の中でも最大のキャパシティーを誇る「Jackeryポータブル電源1000(以下、ジャクリ1000)」をピックアップした。取材の相棒となるクルマは、人気のクロスカントリーモデル「ランドローバー・ディフェンダー」。国内販売が開始されたばかりのこのクルマには、さすがイマドキの最新モデル! とばかりに多くの電源コネクター類が装備されている。
でもポータブル電源があれば、例えば高圧洗浄機や家庭の掃除機を使うことで、洗車やクリーニングの自由度が格段に向上するのは間違いない。バッテリー残量を気にすることなく、タブレットに整備やカスタムのコンテンツを表示させ、マイペースで作業にあたることもできる。そしてそのよろこびは、郊外へのドライブシーンやアウトドアシーンでさらに広がる。
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「できる」のレベルが違う
ジャクリ1000だからできること。それは「複数機器への同時充電」であり、「もっと大きな電力が必要な製品への対応」だ。製品名の1000はそのまま、定格出力1000Wに由来している。キャパシティーを正確に記すと、「定格出力1000W/瞬間最大出力2000W」「電気容量27万8400mAh/1002Wh(46.4Ah/21.6V)」というスペックになる。
それで具体的にどれくらい給電できるのか? 備わっている出力端子それぞれの役割分担と合わせて紹介しよう。
【AC電源】
2本の電極プラグを差し込む一般的な電源コンセントは3つある。一眼レフカメラの充電(8.4W/約42回分)をはじめ、ノートパソコン(30W/約12.5回分)、ドローン(60W/約17回分)、電気毛布(55W/約13時間)などへの給電が可能。もちろん、炊飯器やトースターなど家庭の調理器具も使える。
【USB電源(DC電源)】
USB-Aが1つ、USB-Cが2つ、QC(Quick Charge)3.0が1つの計4つ。スマートフォン(18W/約100回分)、タブレット(12W/約27回分)のほか、LEDライト、ゲーム機、ワイヤレスヘッドホン、ポータブルプレーヤーなど、USBポートからチャージするさまざまなデバイスが充電できる。
【シガーソケット】
12V・10Aのアクセサリーソケットも1つ備わっている。例えば、シガーソケットから電源をとるポータブル冷蔵庫(60W)であれば、約66時間使用可能。つまり、キャンプ場で2泊3日は余裕。冷蔵庫だけに使うなら3泊4日も夢じゃない。USBポートが不足した際には、市販のUSB用シガーソケットを挿すことで増設するという手もある。
……ズラリと並べてみましたが、どうですか。「不便を楽しむことこそキャンプの神髄」という意見もみとめつつ、緑の中でまったりのんびり和みに来たはずなのに、不安な気持ちで過ごすのでは意味がないのでは? しかし、ジャクリ1000がパフォーマンスを発揮するのはキャンプシーンだけじゃない。いまや大人気となっている「車中泊」のシーンでも“無二のありがたみ”を感じさせてくれる。クルマはしっかりしたボディーに覆われているから……と侮るなかれ、冬の車内の温度低下は想像以上のつらさとなる。さりとて灯油やガスを燃料に暖をとるアウトドア用暖房器具は、安全上の点から車中で使うことは難しい。そんなときこそ、ポータブル電源&電気毛布の出番だ。燃焼系ヒーターとは比べものにならないほど手間いらずだし、静かなのもうれしい。夏は夏で、時に車内は熱中症になるほど高温になるので、ポータブル電源で扇風機やサーキュレーターを活用するといい。
実際のところ、車中泊でもテント泊でも電源の必要性は変わらない。「クルマに備わっている電源コネクターを使えばいい」と思ったところで“バッテリーあがり”が気になってしまい、エンジンを始動せずに給電することはできないからだ。郊外のキャンプサイトとはいえ、さすがにエンジンかけっぱなしはありえない。たった10kgちょっとのポータブル電源。それをクルマのトランクに載せていくことで得られる安心感は、計り知れない。クルマ+ジャクリ1000の相性は、これからの時代、まさに抜群といえるのだ。
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ココロも満たすチャージャー
ビビッドなオレンジ色を差した質感の高いグレーボディーをまとったジャクリ1000は、とてもポップでスタイリッシュ。キャンプサイトのアウトドアシーンにもばっちりハマっているのが、写真を見ていただいても分かるだろう。クルマのエンジンルームにおさまる、カーバッテリーの生真面目な裏方イメージとはだいぶ雰囲気が異なる。明るいデザインが「もっとアウトドアに出してくれ!」と言っているようだ。
そんなJackeryのポータブル電源は、どの機種も500回の繰り返し充放電に耐えるように設計されている。BMS+NCM制御機能によって過充放電/過電流/ショート/高温ゆえの過負荷などから本体が保護されているので安全性も極めて高い。日本国内に合わせた100V電圧/純正弦波仕様なので電気製品のキャパシティーを気にする必要もない。併売される太陽光パネル「SolarSaga」を活用すれば、外部コンセントを確保しなくても電気を蓄えることができる。
起きてはほしくない、でも確実に起こりうる自然災害。そんな時にも(そんな時こそ!)ポータブル電源の外部給電能力は命綱として不可欠のライフラインとなってくれるに違いない。もしかしたら災害時でもキャンプシーンでも、僕らが静かに思い至るのは「世界の仕組みのほとんどは電気で動いている」ということかもしれない……と想像しつつ。
プロダクトとしてのクオリティーに隙のない、Jackeryのポータブルバッテリー。価格もトップモデルは10万円超とプレミアムだが、こんなに分かりやすい保険はないし、これほどまでに誰にでも使える道具もまたないだろう。子どもでも大人でも、用途のアイデアは無限大。なにより、ココロに余裕が生まれるのがうれしい!
その“スーパーマルチツール”の実力を体感した日の夜、10年前に大ベストセラーになった近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』という本を、自宅の書棚でたまたま見つけた。まったく読んだ形跡がない妻の蔵書。パラパラとめくっていると、こんな一節に出くわした。
モノを一つひとつ手にとり、ときめくモノは残し、ときめかないモノは捨てる──。
これだ、と思った。ジャクリ1000を手にとった49歳のおやじのハートはいま、激しくときめいている。
(文=宮崎正行/写真=三浦孝明)
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Jackeryポータブル電源&ソーラーパネルのデータ
容量:1002Wh
重量:10.6kg
サイズ:幅×奥行き×高さ=332×233×243mm
保証:24カ月
認定資格:FCC、UN38.3、PSE、ROHS、防災安全協会推奨
ソーラー充電:対応可(SolarSaga 100でフル充電まで約17時間)
定格出力:1000W
瞬間最大出力:2000W
出力口:シガーソケット×1、USB×4 、AC×3
充電回数・時間の目安:スマートフォン 約100回/サーキュレーター 約57時間/車載冷蔵庫 約66時間/電気毛布 約13時間
使用期間の目安:2日~4日間
価格:13万9800円
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容量:700Wh
重量:6.3kg
サイズ:幅×奥行き×高さ=299×192×191mm
保証:24カ月
認定資格:FCC、UN38.3、PSE、ROHS、防災安全協会推奨
ソーラー充電:対応可(SolarSaga 100でフル充電まで約14時間)
定格出力:500W
瞬間最大出力:1000W
出力口:シガーソケット×1、USB×3 、AC×2
充電回数・時間の目安:スマートフォン 約68回/サーキュレーター 約30時間/車載冷蔵庫 約48時間/電気毛布 約9.5時間
使用期間の目安:2日~3日間
価格:7万9800円
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容量:400Wh
重量:4.1kg
サイズ:幅×奥行き×高さ=230×153×167mm
保証:24カ月
認定資格:FCC、UN38.3、PSE、ROHS
ソーラー充電:対応可(SolarSaga 100でフル充電まで約7.5時間)
定格出力:200W
瞬間最大出力:400W
出力口:シガーソケット×1、USB×2 、AC×1
充電回数・時間の目安:スマートフォン 約42回/サーキュレーター 約20時間/車載冷蔵庫 約28時間/電気毛布 約6.0時間
使用期間の目安:1日~2日間
価格:4万4800円
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容量:240Wh
重量:3.2kg
サイズ:幅×奥行き×高さ=230×133×167mm
保証:24カ月
認定資格:FCC、UN38.3、PSE、ROHS
ソーラー充電:対応可(SolarSaga 60 PROでフル充電まで約8時間)
定格出力:200W
瞬間最大出力:400W
出力口:シガーソケット×1、USB×2 、AC×1
充電回数・時間の目安:スマートフォン 約24回/サーキュレーター 約15時間/車載冷蔵庫 約16時間/電気毛布 約3.7時間
使用期間の目安:1日~2日間
価格:1万9800円
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展開時サイズ:縦×横×高さ=535×1220×5mm
収納時サイズ:縦×横×高さ=610×535×35mm
保証:24カ月
最大出力:100W
価格:3万4800円
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展開時サイズ:縦×横×高さ=535×855×5mm
収納時サイズ:縦×横×高さ=425×535×35mm
保証:24カ月
最大出力:68W
価格:1万8800円