第2回:夏の信州で味わう文化と自然 「キャデラック・エスカレード」で行く涼の旅
2023.09.01 乗る人すべてに幸せを CADILLAC ESCALADEの世界<AD>アメリカのモダンデザインとラグジュアリネスを体現した、フルサイズSUV「キャデラック・エスカレード」。その真価に触れるべく、東京から信州へと小旅行に出かけた。夏の涼を求め、文化と自然にひたる旅で感じたエスカレードの美点を、旅先での写真とともに紹介する。
(文=webCG/写真=花村英典/撮影協力=ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー)
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1/30キャデラックの最上級モデルに君臨するフルサイズSUV「エスカレード」。その真価に触れるべく、往復400kmほどのツーリングを計画した。行き先は信州。夏の涼を求めての小旅行だ。
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2/30高速道路の渋滞を避けるべく、早朝に東京を出る。「エスカレード」のエンジンは6.2リッターV8という大排気量だが、そのサウンドは丁寧にしつけられており、近隣に過度に気を使う必要はない。
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3/30現状、「エスカレード」には「スポーツ」と「プラチナム」の2グレードがある。今回ドライブしたのは前者で、メッシュグリルやツートンのアルミホイール、黒基調の内装など、スポーティーな装いが特徴だ。
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4/30外観からも想像できる、ゆとりある車内空間。インテリアは各所に天然のウッド素材やセミアニリンレザー、プレミアムファブリックなどが用いられた上質なもので、また夜間のドライブで雰囲気を演出する、LEDイルミネーションも組み込まれている。
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5/30首都高速中央環状線から5号池袋線、東京外環自動車道を抜け、関越自動車道へ。高速道路でのロングクルーズは、まさに「エスカレード」の十八番。トルクあふれるエンジンとたおやかな乗り味で、充足感のあるドライブを楽しめる。
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6/30モダンなプレミアムカーらしく、先進運転支援システムも充実。全車速対応型のアダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストが、長距離ドライブの疲労を大幅に軽減してくれる。
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7/30ロングツーリングでうれしかったのが「AKG Studio Referencesスピーカーサウンドシステム」。36個ものスピーカーを備えた3Dサラウンドサウンドシステムで、素晴らしいサウンドが楽しめるのはもちろん、タッチスクリーンでタイムアライメントやサウンドモードの設定などを、細かく調整することができる。乗員の数や座る位置などに合わせて、好適な音楽空間を用意できるのだ。
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8/30AKGのオーディオと並んでうれしかったのが、フロントセンターアームレストの下に備わる保冷庫。冷凍も可能という強力なもので、しかも「24オンス(約710ml)のボトルを最大6本収納可能」と、容量も申し分ない。今回の取材は暑い盛りでのドライブとなったので、冷たい飲み物が本当にありがたかった。
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9/30上信越自動車道を小諸ICで降り、最初の目的地であるアトリエ・ド・フロマージュ 東御本店に到着。1982年創業の“チーズ屋さん”で、20種類ものさまざまなチーズやヨーグルトなどが販売されている。
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10/30当日は、隣接するリストランテ・フォルマッジオで早めの昼食を……と思っていたのだが、まさかの改装中というハプニングが。本店に併設されていたカフェで軽食をいただき、次の目的地へ出発することとした。
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11/30市街へ続く田んぼ道を下る「キャデラック・エスカレード」。ガラス張りのビルが林立する都会はもちろん、こうした広い風景のなかでも、エスカレードの巨体は実に映える。
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12/30座り心地も質感も申し分のないセミアニリンフルレザーシート。1列目シートには、16wayの電動調整機構やヒーター/ベンチレーション機能、マッサージ機能などが装備される。
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13/302列目シートはセンターアームレスト付きで、3列目へのウオークスルーが可能。2枚の12.3インチタッチディスプレイからなる、リアエンターテインメントシステムが標準で装備される。
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14/30他のモデルではエマージェンシー用の扱いとなる3列目シートにも、「エスカレード」ではじゅうぶんな空間を確保。エアコンの吹き出し口や、ドリンクホルダー、小物入れなども設けられている。
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15/30フロントセンターコンソールの背面には、後席用エアコンや2列目シートヒーターのコントローラーを配置。下部には2つのUSB Type-Cポートや100V AC電源、リアエンターテインメントシステム用のHDMIソケットが備わっていた。
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16/30車内空間に開放感をもたらす、サンシェード付きのウルトラビューパノラミック電動サンルーフ。よく見ると、1列目シートのヘッドレストや天井にもAKGオーディオのスピーカーが配置されていた。
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17/30時間にゆとりがあったので、せっかくなので海野宿に立ち寄る。17世紀に北国街道の宿駅として開かれた街で、今日では重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
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18/30海野宿には、江戸時代の旅籠(はたご)屋造りや、かやぶき屋根の建物、そして明治以降の堅牢(けんろう)な蚕室造りの建物が並ぶ。全長×全幅×全高=5400×2065×1930mmという堂々としたボディーサイズを誇る「エスカレード」だが、角張ったボディー形状は非常に見切りがよく、またHDサラウンドビジョンやクリアランスソナーなども装備されていたので、狭い道でも不安をおぼえることはなかった。
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19/30「エスカレード」にはエアサスペンションが装備されており、走行状態によって車高が自動で調整されるほか、停車時にも乗降しやすいよう車高が降下する。
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20/30ドアを開けると自動でせり出してくる、パワーリトラクタブルアシストステップ。上述の車高調整機能ともども、乗降の際にとても重宝した。
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21/30今回の旅の最終目的地である、ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー。実は信州の千曲川沿いは、ワインづくりで有名な地域なのだ。こちらのワイナリーでも、広大なブドウ畑を眺めながら、丹精込めてつくられたワインを楽しむことができる。(もちろん、飲酒運転は厳禁だが)
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22/30ワイナリーに併設されたショップでは、ワインやシードルなどにくわえ、オリジナルの食器や絵はがきなども手にすることができる。実はヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリーのオーナーは、エッセイスト/画家の玉村豊男氏なのだ。
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23/30ワイナリーのそばには、さまざまな花やハーブなどを楽しめるガーデンが。一番きれいな季節は5月、6月ごろとのことだったが、訪問した日にもアザミやバーベナ、フロックスなどが私たちの目を楽しませてくれた。
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24/30ワイナリーの周囲には、全部で8ヘクタールのブドウ畑があり、2万本を超すブドウの木が植えられている。除草にはヤギも活躍しているというが、「油断するとガーデンの花や、畑のブドウまで食べてしまうので大変!」とのことだった。おいしいワインになるブドウは、それ自体もおいしいのだろう。
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25/30「エスカレード」がキャデラックのフラッグシップなら、ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリーのフラッグシップは「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ」だ。豊かな果実味と適度な樽香(たるこう)、良質な酸味を感じさせる白ワインで、北海道洞爺湖/伊勢志摩サミットの会食で、各国の要人にも供されたという。
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26/30斜面に広がるブドウ畑と「キャデラック・エスカレード」。向こうに見えるのは、上田城をはじめとする多くの文化財で知られる、“信州の鎌倉”こと上田市だ。
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27/30「エスカレード」の大柄なボディーは、こうした旅行でも重宝する。荷室は7人乗車時でも722リッターの広さがあり、旅の荷物やお土産などを難なく飲み込む。さらに3列目のシートもたためば、2065リッターの空間が出現。2列目シートもたためば3426リッター(北米仕様参考値)もの広さが得られる……のだが、そこまでする機会は、まずないだろう。
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28/30各シートの格納/展開は、荷室側壁のスイッチで操作が可能。またここにも100V AC電源が設けられており、アウトドアレジャーなどで重宝しそうだ。
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29/30巨大なボディーはどこにいても存在感を示し、広々とした車内はどの席でも快適で、ハイエンドなオーディオやエンターテインメントシステムなど、充実した装備を備えている。ドライバー/パッセンジャーを問わず、乗る人すべてを幸せにするウェルビーイングこそが、このクルマの最大の魅力なのだろう。
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30/30帰り支度を終え、ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリーを後にする「エスカレード」。このクルマなら、東京までの帰り道も快適に違いない。