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2/202019年に発表された「インディアン・チャレンジャー」。アメリカンクルーザーならではの美しさとモダンなパフォーマンスを両立させたツーリングモデルで、同時期に登場した「FTR」ともども、マーケットにインディアンの新世代到来を印象づけた。
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3/20インディアンモーターサイクルのデザイン部門を統括する、オラ・ステネガルド氏。デザインのみならず、車両開発の全般に深く携わっている。(写真:Hermann Koepf)
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4/20伝統的なアメリカンクルーザーの意匠を今日に受け継ぐ「ロードマスター」(右)と、革新性を追求した「チャレンジャー」(左)。写真のチャレンジャーはトップケースを備え、バガーとはいささか異なる趣となっているが、そのスタイリングに破綻はみられない。
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5/20インディアンモーターサイクルのデザインチーム。左から、プログラムマネージャーのジャッキー・ジェンセン氏、リードデザイナーのリッチ・クリストフ氏、今回話を聞いたオラ・ステネガルド氏、シニアデザイナーのマイク・ソング氏、「チャレンジャー」のメインデザイナーを務めたイアン・デューン氏。
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6/20トラディショナルカスタマー向けの新製品として登場した新型「チーフ」。カスタマーに応じたプラットフォームのつくり分けは、ニューモデルの完成度を大いに引き上げた。
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7/20フレームにマウントされたフロントカウル。プレスラインや中央のエアダクトなど、マッスルカーのボンネットを思わせる意匠が見て取れる。
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8/20最近では、フロントカウルはモニターやスピーカーの搭載スペースともなっており、重量が増していた。ハンドリングを改善するには、フロントフォークからの分離が必須だったのだ。
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9/20イアン・デューン氏が描いた「チャレンジャー」のデザインスケッチ。特徴的なフロントカウルは、風洞実験だけではなく実走も繰り返してデザインされた。
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10/20デザインスタジオに置かれた“1分の1”クレイモデル。「チャレンジャー」のスタイリングは、逐次、車体のプロポーションをチェックしながら造形が進められた。
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11/20このモデルのために開発されたという「パワープラス」V型2気筒エンジン。空冷の「サンダーストローク」とは趣の異なるその造形は、デザインのうえでもポイントとなっている。
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12/20水冷式の冷却システムとSOHC 4バルブの動弁機構の採用により「パワープラス」エンジンは高いパフォーマンスを実現した。
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13/20車体、足まわり、エンジンのすべてに新機軸が取り入れられた「チャレンジャー」は、大柄なツーリングモデルでありながら、サーキットも走れるほどのパフォーマンスを実現している。
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14/20「チャレンジャー」のカラーおよびグラフィックデザインを担当したAJコンチャー氏(中央)と、ジャッキー・ジェンセン氏(左)、イアン・デューン氏(右)。アメリカンモーターサイクルのメンタリティーを理解するメンバーが、インディアンの造形を支えているのだ。
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15/20フロントフェンダーを飾るマスコットのクレイモデル。インディアンの誕生は1901年のことで、以来100年以上にわたり、アメリカンモビリティーの変遷を見守り続けてきた。
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16/20ステネガルド氏は、本物のアメリカンモーターサイクルをデザインするためには、アメリカの文化や歴史、そしてモビリティーの在り方を理解しなければならないと語る。
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17/20広大な国土に縦横無尽に道路が走るアメリカでは、クルマやバイクにも独自のパフォーマンスが求められるのだ。
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18/20軽量化のため、ダミーの外殻がかぶせられた樹脂製のタンクを採用するバイクも多いなか、「チャレンジャー」にはティアドロップ型の、鉄製の燃料タンクが使われている。
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19/20スリムなシート形状と流線形のサイドケースが形づくる、優雅なリアまわりの造形。他のジャンルのモデルにはない、まさにバガーといったデザインだ。
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20/20高いパフォーマンスとともに、奥深いアメリカンモビリティーの在りようを体現した「インディアン・チャレンジャー」。その魅力は、アメリカンカルチャーに造詣の深い日本のライダーにも受け入れられるに違いない。