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2/19「ALENZA(アレンザ)」はブリヂストンが展開する、オンロード向けのSUV専用設計のプレミアムタイヤブランドであり、現在は「アレンザLX100」と「アレンザ001」の2製品をラインナップしている。
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3/19アレンザシリーズのなかでも、よりコンフォート性能を重視した「アレンザLX100」。ブリヂストン独自のサイレントテクノロジーが実現した、高い静粛性が自慢だ。
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4/19ドライ/ウェットを問わず高い運動性能を発揮する「アレンザ001」。耐摩耗性能や低燃費性能についても定評がある。
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5/19今回の取材は、「アウディQ4スポーツバックe-tron」に「アレンザLX100」と「アレンザ001」を装着して実施。インプレッションを担うのは、モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏。外からは見えにくい、エンジニアリングや製品コンセプトに軸足を置いた解説に定評がある。
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6/19まずは「アレンザLX100」のドライブフィールをチェック。真っ先に感じられたのはやはり“静かさ”だ。テスト用車両が、クルマ自体の発するノイズが少ないEVだっただけに、より明確にそれが実感できた。
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7/19鈴木氏が指さす細長い“穴”に注目。「アレンザLX100」のトレッド面には、グルーブと細い溝でつながった「消音器」と呼ばれる穴があけられている。グルーブで発生するノイズを、これで打ち消すのだ。
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8/19内側のショルダーに施されたダイヤモンドパターンの模様は「3Dノイズカットデザイン」と呼ばれるもの。トレッドで発生した振動を、サイド部に伝えにくくする効果がある。
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9/19高い静粛性に加え、段差を乗り越えた際などに発生するショックをうまくいなす乗り心地のよさや、長距離ドライブ時の疲れにくさにつながる直進安定性の高さも「アレンザLX100」の特徴だった。
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10/19「アレンザ001」に“履き替え”て真っ先に感じたのは、ハンドリングの手応えのよさ。レスポンスもリニアで、切ったぶんだけクルマが旋回していく感じだ。
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11/19トレッドパターンでは、リブ(タイヤ中央に連なる帯状のブロック)のカドや各部の溝の端が、丸く面取りされている点に注目。前者にはリブ中央の接地圧を高めてウェットグリップ性を高める効果が、後者には制動時のブロックの変形を抑えてフラットな接地面を保つ効果がある。
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12/19各部のサイプ(細溝)は、断面の途中に3次元のM字型の切れ込みを入れた「3D-M字サイプ」となっており、制動時のブロックの倒れ込みを抑制することで、高い耐摩耗性を実現している。
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13/19優れたハンドリング特性に加え、高いウェットグリップ性能、転がり抵抗の低さが実現する低燃費性能、そしてロングライフ性能と、「アレンザ001」はスポーティーなだけにとどまらない万能なSUV向けタイヤといえそうだ。
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14/192つのタイヤのチェックは、ともに東京・臨海部の一般道や、首都高速道路で実施。シチュエーションをそろえることで、両者の違い、そして共通点を浮き彫りにすることができた。
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15/19アレンザは、ベルトに補強材を加えたり、ショルダー部のケース部材を重ねたりすることで、剛性を強化。専用設計だからSUVの大きな重量をしっかり支え、負荷がかかっても腰砕けにならない“強さ”を獲得している。
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16/192つのタイヤを試しての印象は、「SUV向けのプレミアムタイヤとして、どちらを選んでも間違いなし」というものだった。あとは、より快適性を重視するなら「アレンザLX100」、スポーティーさを重視するなら「アレンザ001」と、乗り方の好みに合わせて選べばいいだろう。2つの製品ラインナップと豊富なサイズバリエーションによって、幅広いニーズに応えるアレンザに、死角はなさそうだ。
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17/19アウディQ4スポーツバック40 e-tronアドバンスト
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18/19ブリヂストン・アレンザLX100
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19/19ブリヂストン・アレンザ001