1.40代の自動車保険料の月額平均(相場)は?
自動車保険(任意保険)を契約する場合、40代の月額費用はいくらぐらいになるのでしょうか? 独自に調査してみました。
40代の等級ごとの相場は?
今回は、「同一車種」「ゴールド免許」「年間走行距離3000km以下」という条件で、保険料についての調査を独自に行いました。結果、等級ごとの違いはもちろん、自身のクルマへの補償をする「車両保険」の契約有無によって、月額費用に明確な差が出ることがわかりました。
車両保険なし | 車両保険(一般型)あり | |
6等級 | 1826円/月 | 4681円/月 |
12等級 | 1647円/月 | 3710円/月 |
15等級 | 1573円/月 | 3513円/月 |
20等級 | 1189円/月 | 2627円/月 |
50代の相場と比較すると、どのくらいの違いがあるか?
同一条件(15等級)で40代と50代の保険料を比べてみると、50代のほうが高くなっています。
車両保険なし | 車両保険(一般型)あり | |
40代 | 1573円/月 | 3512円/月 |
50代 | 1583円/月 | 3675円/月 |
【条件】車種:日産セレナ、免許:ゴールド、予想年間走行距離:3000km以下。各種割引を適用し、年額費用を12等分した金額を掲載。
ダイレクト型(通販型)の自動車保険なら保険料を安く抑えられる
ダイレクト型(通販型)の自動車保険は、自分自身で保険会社や補償内容を選んで契約する方法です。加入したい保険会社や補償内容が決まっていれば、スムーズに契約できます。代理店手数料が不要なぶん、保険料が割安になっているのが特徴です。
40代は事故率が低く、自動車保険料が安い年代です。長年同じ保険会社を利用している方は、見直しを試みた際に、意外に保険料が抑えられることに驚かれるかもしれません。まずは一括見積もりをしてみて、各社の価格を比較してみましょう。
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しかし、自動車保険は安さだけで決めればいいというものでもありません。40代が満足している自動車保険のランキングと各社の特徴を確認し、最適な自動車保険を選びましょう。
2.40代 自動車保険おすすめ人気ランキング トップ10
参照いただくのは、『価格.com』による自動車保険の満足度ランキング<40代部門>の結果です。価格.comの「自動車保険 満足度ランキング」は、実際にその保険を契約しているユーザーの評価、つまり本音をもとに作成されており、2011年から続けられています。(※アンケート調査概要はこちら)
全世代の総合ランキングは「自動車保険 おすすめ人気ランキング トップ10」をご覧ください。
本記事ではランキングに加え、各自動車保険の特徴を、詳しく、わかりやすくお伝えします。
専門家による 40代 自動車保険ランキング 総評
【1位】イーデザイン損害保険

- 急ブレーキなどを感知するセンサーとアプリで日々の安全運転をサポート。ポイント(ハート)収集による特典が用意されている。
- センサーを活用した事故対応。事故の衝撃をセンサーが検知すると、衝突等の前後数秒間の状況を自動で記録する。
- 事故発生時は、その日のうちに初期対応。セコムの緊急対処員が現場で手助けしてくれるほか、担当者およびAIによるコミュニケーションでサポートを行う。
イーデザイン損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
補償と価格のバランスが良い。シンプルに保険料としては安いと思います。同時に見積もりを取った大手の保険会社であれば、1.5倍くらいの価格だった。これは車両保険を含めると更に価格差は広がるので、特に有効だと思います。またバックが大手の東京海上である事を考えると、安心感もあるなかで、ネット通販のメリットである低価格も享受出来る事がとても大きいと思います。(40代・男性)
補償内容から考えて他社と遜色なく、安心感がある上に、保険料も高くないので、継続したいと思える保険会社である。継続したり、ネットで申し込んだりすると安くなる点も非常に嬉しく、継続したくなる。ゴールド免許や無事故だとさらに安くなる点も非常によいポイントだと思いますので、おすすめできる保険会社だと思います。(40代・男性)
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【2位】SBI損害保険

- インターネットからの新規申し込みで1万4500円割引。
- 業界最高水準の無料ロードサービス。
- 24時間365日事故受け付け。休日でも初期対応を行い、事故の発生から解決まで細かな対応でサポートしてくれる。
SBI損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
自動車保険の更新時期になって保険の見直しをした際に、複数の保険会社を一括比較するサイトを利用して、大まかに補償内容の違いを知った。その後、良いと思ったいくつかの保険会社について個別にネットの詳細な見積もりをしたところ、ほぼ同様の補償内容の中でこちらの会社が一番安い料金だったので、こちらを利用することにした。(40代・女性)
他の保険会社と比べて安いと感じる。あまり他社と比較をしていないが、保険料の検討時にも特約や走行距離、免許証の色を入れていくだけでプランが表示される。継続の場合は高価なプラン、お勧めプラン、昨年度と同一プランをまとめて提示してくれるのでわかりやすい。過去に比較サイトで一番安いと出てきたので継続利用を続けている。(40代・男性)
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【3位】三井住友海上火災保険

- 「基本的な補償」ニーズに合わせた「おすすめオプション」を追加することで、一人ひとりにぴったりの補償プランを展開。
- スムーズな解決に導く事故対応(一日あたり約6100件の解決実績 ※2022年度)。
- 国内約4200カ所〈2023年4月現在〉のロードサービス拠点(サービス名:おクルマQQ隊)
三井住友海上火災保険 40代保険契約者のクチコミ例
補償内容も充実していて満足できるし、もしもの時の別の提案などもしてもらえるので安心できる。物損自損どちらもきちんと補償される内容だ。(40代・女性)
事故対応時の対応でお世話になりました。スムーズな受付、事故を起こしてしまい不安な気持ちに寄り添って対応してもらい、事故後も小まめに連絡を頂きました。また相手方への連絡も代理として対応してもらいましたので、保険料高いと思う事もありますが、対応力としては金額以上の価値のある対応をしてもらいましたので満足度が高い状況です。(40代・男性)
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【4位】三井ダイレクト損害保険

三井ダイレクト損害保険の特徴
- ネット型自動車保険初の「レスキュードラレコ」(ドラレコ特約)が利用可能。一定以上の衝撃を検知すると、安否確認デスクに自動でつながる。
- 補償プランについては、コンシェルジュが見積もりを行い、自動車保険のことを何でもサポートしてくれる。
- スマホアプリ「三井ダイレクト損保アプリ」が用意されている。
三井ダイレクト損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
更新の数か月前から、E-mailやダイレクトメールでお知らせしてくれる。前年同様の条件での保険料、保険会社おすすめのプランと併記してくれるので、変更したい場合の目安にもなる。数か月に1回は条件が変わってないか、などの連絡も入る。契約更新時の画面でも、前年同様の条件や、いくつかのおすすめ条件を並べて表示してくれるので、必要に応じて選択、変更しやすい。(40代・女性)
何度か車両を買い替えて保険会社にその連絡と手続きをお願いしたことがある。電話連絡ではとても明快に率直に、ある意味味気ないと思うくらいに対応してくれた。迅速だった。レッカーサービスも2度使ったことがあるが、時間を細かく調整してくれたりしてくれた。さらにその先のレッカー業者もコンパクトなコンプレッサーがないとレッカー車まで運べないと伝えると、きめ細かな対応をしてくれた。(40代・男性)
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【5位】チューリッヒ保険会社

- リーズナブルな保険料を実現。30代~40代のドライバーは特にリーズナブル。
- ロードサービスを特約としてオプション付帯をすることが可能。
- 万が一の際も安心の24時間365日対応! 全国9500カ所のサービス拠点を有する。
チューリッヒ保険会社 40代保険契約者のクチコミ例
事故を起こして、パニックになって連絡したけど、丁寧で、親切な対応で、とても落ち着いたし、その後の対応も頻繁にあって安心できたので。ずっと、継続して契約しようと思える会社だと思ったので。(40代・女性)
インターネットの一括見積もりのサイトから、見積もりをして、一番安い保険会社だったので、チューリッヒ保険を選びました。通勤で車を使うことがなく、土日の近所の買い物中心なので車の使用頻度が少ないので安くなったと思われます。個人的な考えとして、事故は絶対に起こさないと考えているので、安い保険会社で十分だと思い選びました。(40代・男性)
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【6位】ソニー損害保険

- 24時間365日、休まず事故受け付け。専任担当者が、弁護士や医師などの専門家と連携してサポートを行う。
- クルマのトラブルで頼れるロードサービスが無料付帯。
- 保険料は「走るぶんだけ」なので合理的。予想年間走行距離に応じて7区分で算出される。
ソニー損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
ソニー損保はダイレクト型なので代理店に比べると格段に安く済む。ダイレクト型のなかでは決して安い方ではないが、安いだけで肝心なときに役に立たなければ意味がないので、他の自動車保険会社と比較・検討し、実体験を含んだ口コミなどの評価を加味すると、補償内容・事故対応・会社の信頼度と価格のバランスは最も優れていると判断した。(40代・男性)
契約時の画面が見やすく、かつ補償の内容についての説明がわかりやすい。対人対物の補償金額や車両保険の保証金額も選びやすい。ネット型だから補償内容を変えると金額もすぐにわかるので良い。(40代・男性)
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【7位】SOMPOダイレクト損害保険(旧 セゾン自動車火災保険)

- 日常のカーライフおよび防災において便利な「SA・PO・PO(サポポ)」が無料で利用できる。
- ネット割については、新規契約なら1万3000円、継続契約でも1万円割引!
- 事故連絡の際に依頼することで、事故サポートに関する専門の教育を受けたALSOK隊員が事故現場へ迅速に駆けつけサポートしてくれる「ALSOK事故現場安心サポート」が無料で利用できる。
SOMPOダイレクト損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
電話で一つ一つ選択するかどうか聞いてくださいました。よくわからない場合はわかりやすく説明してくださいました。今まで内容に入れていたかどうかも自覚が無かったのですが、入れたらいくら、外すといくらというように比較も教えてくれ考える選択も与えてくれました。付帯で欲しいものも見つかり、いい契約ができたな~と思っています。(40代・女性)
ネットで保険料金のシミュレーションが簡単にでき、難しい保険用語の解説や補償内容のことを絵入りで説明があり、例えば弁護士特約を契約者がどの位付けているとかも数字で提示されていたので保険料の選択の際に参考にしやすかった。ネット保険だけど最終的な判断の時にオペレーターの方がわかりやすく丁寧に説明してくれたのもいい。(40代・女性)
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【8位】アクサ損害保険

- 相手方への賠償はもちろん、同乗者の補償も無制限に設定可能。
- 24時間365日対応のAXAプレミアムロードサービスが無料で付帯する。
- 12歳以下の子どもを乗せるクルマであれば「子育て応援割引」が適用される。
- インターネット割引は最大2万円。無事故割引(2000円引き)も設定。
- 他社から切り替えた96%の方が「補償と保険料のバランスがよい」と回答している。
アクサ損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
補償内容に関してもごく一般的なもので、他社と比較してもそれほど大差はないと感じている。友人が利用している保険会社の補償内容を聞いたが、ほとんど自分の契約している保険会社の補償内容と変わらなかった。今の日本で知られている大手保険会社であれば、どこに加入しても最低限の安心は手に入るのだと、改めて良い世の中になったなと感じる。(40代 男性)
保険内容がシンプルに設計されているため、保険選びがしやすい、自分のライフスタイルや運転状況に合わせて、必要な補償だけを組み合わせることができ不要な補償を削ることで、保険料を抑えることができる、人身事故、対物事故、車両保険といった基本的な補償に加え、無保険車傷害保険、弁護士費用特約を加えていけばまず十分。(40代 男性)
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【9位】東京海上日動火災保険

- 全国4万3000店の代理店による高品質なサポート。
- 事故に備えて24時間365日、夜間・土日祝日も万全の体制でサポート。
- 先進技術を活用したドライブレコーダーによる事故対応や安全運転支援機能があり、安全意識の向上とスムーズな事故対応が可能。
東京海上日動火災保険 40代保険契約者のクチコミ例
特段事故をしたことがないので、まだ可もなく不可もなくとしか言えない。3社ほど見積もりを取りまして、もっとも条件が良かったので選びました。また勤務先の自動車保険も同社にお願いをしておりまして、担当者の対応がとても良かったことから同社の印象がよく、やはり金額の条件が良かったので同社を選びました。保険料のコスパは良いと思います。(40代・男性)
非常に使いやすく、補償内容が分かりやすいので安心感があります。ネットの口コミ等を比較して検討し、選びました。補償内容のわかりやすさと価格で選択しました。今後も継続して利用したいと思っています。周りの人にも勧めたいぐらい、非常に良い自動車保険だと思っています。口コミなど参考になる資料も多く、安心感がありました。(40代・男性)
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【10位】あいおいニッセイ同和損害保険

- テレマティクス技術を活用した個人向け自動車保険、24時間単位で入れる自動車保険、はじめて自動車保険に入る人向けと3つの自動車保険を展開
- ドライブレコーダーによる事故状況の自動通報サービスがあり、事故発生時にはリアルタイムで保険会社と連携し、スムーズな対応が可能。
- 24時間365日対応の事故サポート体制が整っており、万が一のトラブル時にも迅速かつ丁寧な対応が受けられる。
あいおいニッセイ同和損害保険 40代保険契約者のクチコミ例
車両保険の一般を付与した状態で、この値段の保険料を維持できるのであれば、値段相応でまったく問題ないと思えた。等級も最上位の状態なので、等級のアップによる値引きは期待はできないが、他の要素で割引されたのなら、利用者としては申し分ないと感じている。(40代・女性)
新しいプランの内容説明や料金相違の説明は誠実な対応だったと思います。特段大きくプラン変更をすることはありませんでしたが、従来との違いを詳しく教えてくれたのは車関連に詳しくない自分には助かりました。ただ昔程書類を介しての処理が少ないため、時代の流れなんでしょうが書類の文面が少ないといささか不安になることはありました。(40代・男性)
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「一括見積もり」で最安値がすぐわかる!
保険に加入する際、現実的に重要になってくるのはコストパフォーマンス、なかでも「保険料の安さ」ではないでしょうか。
保険料を抑えるために、保険料の見積もりサービスを利用してみるのは有効な手段です。インターネットを介して保険のプランを検討するだけで、契約時の保険料が割り引かれるようになるという保険会社は少なくありません。
自動車保険の見積もりについては、一度の申し込み作業で一括して複数の保険会社に見積もりを依頼できる効率的なサービスもあります。
基本的な流れは、「マイカー情報や現時点で加入している保険の内容、加入者の情報を伝えることで、希望の条件に合った保険のプランと料金が数社から示される」というもの。見積もりサービスの申し込みに際しては、車検証や運転免許証、すでに自動車保険を契約している人は保険証券も用意したうえで作業をすると便利です。
診断結果は即座にメールで届くことが多く、保険会社によっては郵送での見積書類・はがきが発送されます。いずれにせよ、見積もりはあくまで見積もり。それだけで契約締結ということにはならないので、安心して利用できます。
比較サイト『価格.com』の一括見積もりサービスを利用してみる

「自動車保険の一括見積もり」といっても、そのサービスはさまざまです。インターネットで検索すればおわかりのとおりで、目移りしてしまうのではないでしょうか。
今回紹介する比較サイト『価格.com』の一括見積もりには、なかなか見逃せないメリットがあります。
もちろん最大のポイントは、一度の入力で複数の保険会社にまとめて見積もりを依頼できること。見積もりにかかる費用は無料で、たいていは即座に結果を確認できるようになりますので、自動車保険の契約を急ぎたい、検討に多くの時間を割くことができないという方に役立ちます。
また、価格.comならではのうれしい特典「選べる! 人気家電プレゼントキャンペーン」も用意されています。これは、価格.comの自動車保険一括見積もりサービスを利用した方のうち20人に、魅力的な家電製品が当たるキャンペーン。自動車保険のご契約は必要なく、一括見積もりを利用しただけで応募することが可能です。

※2025年4月時点。キャンペーンについては変更されている可能性もありますのでサイトをご確認ください。
サービスを利用することで保険料が抑えられたという声も多く聞かれる、価格.comの自動車保険一括見積もり。なかには5万円以上安くなったケースもあるといいます。あなたも、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
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3.40代の自動車保険の特徴と見直すべき3つのポイント
40代はライフスタイルの変化や運転歴の長さに応じて、自動車保険の内容を見直すべき重要な時期です。ここでは、40代の自動車保険の特徴を「保険料の変化」「補償内容の充実」「ライフスタイルに合わせた特約」の3つに分けて詳しく説明します。
3-1.保険料の変化:40代は保険料が安くなる

40代になると、一般的に自動車保険の保険料は安くなります。その理由としてはまず、運転経験が豊富になり、事故リスクが低下することが挙げられます。多くの保険会社では、等級制度を採用しており、事故を起こさずに継続して加入していると等級が上がり、割引率も高くなります。例えば、20代や30代に比べて、無事故で保険を継続していれば、大幅に安くなることがあります。
車両保険なし | 車両保険(一般型)あり | |
20代前半(6等級) | 4335円/月 | 9834円/月 |
40代(15等級) | 1573円/月 | 3512円/月 |
【条件】20代前半:6等級(車種:日産ノート) 40代:15等級(車種:日産セレナ) 免許:ゴールド、予想年間走行距離:3000km以下。各種割引を適用し、年額費用を12等分した金額を掲載。
3-2.保証内容の充実:家族のため、もしものために
40代になって家庭を持つ人が増えるため、保険の補償内容もより充実したものが求められます。例えば、家族が増えた場合、自分だけでなく配偶者や子どもが運転する可能性もあるため、「家族限定特約」や「年齢条件特約」を適切に設定することが重要です。特に子どもが成長し、免許を取得して運転を始める場合は、年齢制限を見直す必要があります。
また、もしもの事故に備えて、対人・対物賠償保険の補償額を無制限にするのが一般的です。事故による賠償金額は高額になることがあるため、十分な補償を確保することが望ましいといえます。さらに相手のクルマや自分のクルマの修理費をカバーする車両保険も、必要に応じて見直すべきポイントです。新車を購入した場合や、高額な修理費がかかる可能性がある場合は、適切な車両保険を選ぶことが大切です。
3-3.ライフスタイルに合わせた特約:リスクに応じた適切な対処
40代になると、ライフスタイルに応じた保険の選択肢が広がります。例えば、クルマを運転する機会が減る場合は、リスクに応じた特約を選ぶことで無駄な保険料を抑えることができます。一方で、頻繁に運転する場合や遠出が多い場合は、事故やトラブルに備えて特約を追加するのも有効です。
特に「ロードサービス特約」や「弁護士費用特約」は、多くの40代ドライバーにとって役立つ補償です。ロードサービス特約は、バッテリー上がりやパンク、ガス欠などのトラブル時にサポートを受けられるため、長距離運転が多い場合に安心感を与えます。また、万が一事故に遭い、相手との交渉が必要になった場合に弁護士費用特約があると、法的なサポートをリーズナブルに受けることができ、精神的な負担を軽減できます。
【関連記事】弁護士費用特約は必要か? 交通事故以外の日常生活のトラブルまでも適用? わかりやすく解説
加えて、近年では「個人賠償責任特約」や「車内外身の回り品補償特約」など、日常生活でのリスクをカバーする特約も充実しています。自転車事故などの賠償リスクに備えるためにも、こうした特約を検討するとよいでしょう。
今こそ自動車保険を見直してみよう
40代になると、無事故なら等級が上がり、保険料が下がる可能性があります。特に免許がゴールドになったり、新車に乗り換えたりするタイミングで、一括見積もりサイトを利用すると、より安い保険を見つかるかもしれません。
現在契約中の保険会社から契約満了の3カ月前に継続見積もりが届き、継続割引や早期割引が適用される場合もあるので、あわせて検討するとよいでしょう。
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4.子どもの免許取得に際してやるべきこと
40代も後半ともなれば、大きくなった子どもが運転免許を取得するようになるかもしれません。その場合、自動車保険の契約については、どうするのが望ましいでしょうか?
契約内容の見直し
自動車保険の契約内容を見直す際には、「年齢条件」「運転者限定の設定」「免許取得後の割引適用」という3ポイントを確認することが重要です。
まず、年齢条件が適切かを確認しましょう。保険には「全年齢補償」「21歳以上補償」などの条件があり、お子さんの年齢に合った設定にする必要があります。年齢条件を引き下げると保険料は上がりますが、補償対象外になるリスクを避けられます。
次に、運転者限定の設定を見直します。契約によって「家族限定」「本人・配偶者限定」などの条件がありますが、お子さんが運転する場合は「家族限定」または「運転者限定なし」への変更が必要です。適切な範囲を設定することで、事故時の補償が適用されるようにしましょう。
最後に、免許取得後の割引適用を確認します。「運転者の範囲変更」により保険料が変わる可能性があるため、見直しが必要です。また、「ゴールド免許割引」や「初心者向けプラン」などのオプションも活用し、保険料を抑えつつ適切な補償を確保しましょう。
これらのポイントを確認し、お子さんが安心して運転できる保険内容を選びましょう。
補償内容の確認と変更
まず、対人・対物賠償の補償額を十分に設定しましょう。事故の賠償額は高額になる可能性があるため、「対人・対物無制限」に設定するのが安心です。補償額が不十分だと、万が一の際に自己負担額が大きくなるリスクがあります。
次に、車両保険の加入を検討します。特に初心者は事故のリスクが高いため、修理費用や買い替え費用をカバーできるようにしておくと安心です。ただし、古いクルマや修理費が高額になりやすいクルマの場合は、保険料とのバランスを考え、費用対効果を十分に検討する必要があります。
さらに、弁護士費用特約やロードサービスの充実度も確認しましょう。事故の際に相手とトラブルになった場合、弁護士費用特約があるとスムーズに対応できます。また、故障や事故で車両が動かなくなったときのロードサービスの内容を確認し、レッカー移動の距離や対応範囲などが十分かどうかをチェックしておくと安心です。
保険料の節約
保険料を抑えるためには、まず運転状況に応じたプランを選びましょう。「運転する距離に応じた保険」や「テレマティクス保険(運転データ連動型)」を活用すると、年間の走行距離が短い場合や安全運転が評価された場合に保険料を抑えられる可能性があります。特に初心者ドライバーの場合、安全運転を心がけることで割引が適用されるプランを選ぶのも有効です。
2つ目は、親の等級を活用するセカンドカー割引を検討します。親がすでに高い等級の保険に加入している場合、同じ保険会社で子どものクルマを契約すると「セカンドカー割引」が適用され、通常よりもひとつ進んだ等級からスタート(通常6等級からのところ、7等級から開始)できます。これにより、保険料を抑えつつ、長期的に等級を上げるメリットも得られます。
また、ダイレクト型(ネット型)保険を選ぶというのも、保険料の節約になるポイントです。代理店型の保険と比べると、人件費や店舗維持費がかからないぶん、ダイレクト型の保険は保険料が安くなる傾向があります。複数の保険会社で見積もりを取り、自分に最適なプランを選ぶことで、必要な補償を確保しながらコストを抑えられます。
お子さんの安全運転サポート
初心者レベルにある子どもの安全運転を確保するためには、運転技術の向上や適切なサポート体制の整備が重要です。
まず、運転講習の受講を検討しましょう。多くの保険会社では「安全運転講習」や「初心者向けサポート」を提供しており、受講することで安全運転の意識を高められます。特に、危険予測や緊急時の対応方法を学ぶことで、事故のリスクを軽減できます。
ドライブレコーダーの設置もおすすめです。「ドライブレコーダー特約」付きの保険を選ぶと、事故時の映像が証拠となり、過失割合の判断がスムーズになります。また、録画されているという意識が安全運転を促し、注意深い運転につながる効果も期待できます。
さらに言えば、家族で運転ルールを決めることも大切です。「夜間運転を控える」「長距離運転の際は小まめに休憩をとる」など、家族でルールを話し合い、守ることで事故のリスクを減らせます。特に初心者は疲労による判断ミスが起こりやすいため、休憩や運転時間の管理が重要です。
5.よくある質問
Q.家族限定特約とはなんですか?
家族限定特約は、自動車保険の補償対象を契約者の家族に限定することで、保険料を抑える特約です。この特約を適用すると、契約者本人やその家族が運転する場合のみ補償され、それ以外の人が運転した際の事故は補償対象外となります。子どもの結婚や親の引っ越しなどで補償範囲が変わる可能性があるため、定期的な見直しは欠かせません。
補償対象となる家族の範囲
・契約者本人
・契約者の配偶者(夫・妻)
・同居している親族(両親・子ども・兄弟姉妹など)
・別居の未婚の子ども(進学や単身赴任など)
Q.事故を起こしたらどのように対応すればいいですか?
事故を起こした際の対応手順は以下のとおりです。冷静に対応し、適切な手続きを行いましょう。
1. けが人の救護(最優先)
・まず意識や呼吸に異常がないかを確認。必要に応じて119番に連絡し、救急車を要請。
・可能であれば、けが人を安全な場所に移動させ、二次被害を防ぐ。
2. 危険防止の措置
・クルマを安全な場所に移動させる(動かせる場合)。
・ハザードランプを点灯し、三角表示板や発炎筒を使用するなど、周囲への注意を促す。
3. 警察へ通報(110番)
・物損事故・人身事故を問わず、必ず警察へ通報する。
・警察の指示に従い、事故状況を説明する。
・「交通事故証明書」は保険請求時に必要なので、取得を依頼。
4. 保険会社へ連絡
・契約している保険会社の事故対応窓口に連絡する。
・事故の日時、場所、相手の情報、損害の状況などを伝える。
・その後の対応について指示を仰ぐ。
5. 相手方と情報交換
・相手の氏名・連絡先・車両ナンバー・加入保険会社などを確認する。
・証拠として、車両の損傷状況や事故現場の写真を撮影。
・過失割合はその場で決めず、保険会社に任せる。
6. 事故対応の記録を残す
・事故の詳細をメモ(発生時刻、天候、状況など)。
・可能なら目撃者の連絡先を確保。
6.まとめ
- 運転の習熟度が上がり事故率が低い40代は、契約する自動車保険の保険料が安くなる傾向にある。そのため、保険会社やプランの定期的な見直しは、よりリーズナブルな契約を結ぶために有効といえる。
- 自動車保険の再検討に際しては、一括見積もりサービスを利用したり、数あるなかからダイレクト型(通販型)の自動車保険を選択したりすることで、保険料が安く抑えられることがある。
- 実際の契約者による人気ランキングやクチコミは、保険会社や保険プランを選定するにあたり、時に決め手になるほど重要な情報となる。
以上、働き盛りで運転者としても安定しているであろう、40代の自動車保険選びについてリポートしました。これらの情報をもとに、自分に最適な自動車保険を検討し、満足のいく保険契約を実現しましょう。
自動車保険 満足度ランキング アンケート実施概要
調査対象
2024年4月から同年11月に価格.comを利用した方のなかで、調査時点において自動車保険(任意保険)に加入している、もしくは事故時等に保険会社に連絡をしたことのある方
調査期間
2024年10月11日~11月29日
有効回答者数
4804件
年代比率
20代7.6%、30代21.9%、40代14.4%、50代23.7%、60歳以上32.3%
調査手法
大手調査会社によるモニターを対象にしたWebアンケート(カカクコム調べ)
総合満足度のポイント算出方法アンケートの回答から算出した総合満足度の平均値
総合満足度:回答者ごとに、アンケート項目(※1)別に満足度ポイント数(※2)と重視度ポイント数(※3)を掛け、全項目分を足し合わせ、各項目の重視度ポイント数の合計で割ったもの
調査対象会社(18社)(※4)
AIG損害保険、SBI損害保険、あいおいニッセイ同和損害保険、アクサ損害保険、イーデザイン損害保険、共栄火災海上保険、セコム損害保険、ソニー損害保険、損害保険ジャパン、SOMPOダイレクト損害保険、大同火災海上保険、Chubb損害保険、チューリッヒ保険会社、東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、三井住友海上火災保険、三井ダイレクト損害保険、楽天損害保険
詳細は、価格.com 自動車保険 満足度ランキングをご覧ください。
(※1)
保険料:補償内容に対して納得できる保険料水準だったか、他の保険会社と比べて保険料が安いかなど
補償内容:補償の範囲の広さや充実度(特約・ロードサービスなどの付帯サービスを含む)など
顧客対応:加入や変更手続きのわかりやすさ・簡単さ・早さ。対面・電話・メールなどによる保険会社担当者の対応の良さ、マナーや礼儀・信頼感など※事故対応(初期対応・示談交渉・事故処理など)を除く
(※2)
満足:100、やや満足:80、普通:60、少し不満:40、不満:20
(※3)
とても重視する:6、重視する:5、やや重視する:4、あまり重視しない:3、重視しない:2、全く重視しない:1
(※4)
以下は企業単位の規定回答数(30件)に満たないため集計対象外
Chubb損害保険、大同火災海上保険、セコム損害保険(20代・30代部門、40代部門、50代部門、60代以上部門)、共栄火災海上保険(20代・30代部門、40代部門)、日新火災海上保険(20代・30代部門、40代部門)
- ※ アクサダイレクト、イーデザイン損保、SBI損保、ソニー損保、SOMPOダイレクト、チューリッヒ保険会社、三井ダイレクト損保、楽天損保につきましては、お客さまと保険会社との直接の契約になります。
- ※ 掲載している情報の正確性については万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。
- ※ 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- ※ 各種割引や特典は各事業者より提供されます。お申し込みの際は各事業者による注意事項や規約等をよくご確認のうえお手続きください。
- ※ 各商品の詳細については、必ず「パンフレット」、「契約概要」、「注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」等をご確認ください。
- ※ お電話による個別見積もりおよびオンラインでの個別見積もりは、各保険会社が運営するサービスであり、当該サービス・見積もりの内容についてご不明な点がございましたら、各保険会社までお問い合わせください。
平野 敦之さん(CFP® 1級FP技能士)の総評
40代の自動車保険料は、他の年代と比較すると一般的に安い傾向にあります。その理由のひとつは事故率の低さです。若年層や高齢層に比べると事故率が低いため、一般的にベースとなる自動車保険料率は低めに設定されています。年齢は自動車保険の保険料を決める重要な要素となるのです。
ほかにも、自動車保険の契約で設定する運転者年齢条件があります。この点でも、例えば「35歳以上補償」など一番高い年齢で設定できるため、より有利です。さらに40代は自動車保険に加入してからそれなりの期間が経過していることが多いので、ノンフリート等級料率(1~20等級まであり、20等級が最も安い)が進んでいて、割引率も高くなることが多い、ということも挙げられます。
単に保険料の安さだけでなく、顧客対応や万が一の際の事故対応やサポート体制への安心感も重視しています。子どものいる人は、一緒に自動車で出かけることもあれば、送り迎えなどもあるため、事故対応には敏感でしょう。
そうしたことから1位はイーデザイン損害保険、2位にSBI損害保険、また3位には他の年代では上位にランクインしていない代理店型の三井住友海上が選ばれました。保険料や補償内容が上位のものだけでなく、顧客対応や事故対応が安心できる自動車保険にも目が向いています。
家族のライフスタイルに合わせた補償内容と保険料を重視しつつ、顧客対応や事故対応とのバランスもしっかりしている自動車保険が支持されています。