■【会場リポート】シトロエンの成功はスタイリングにあり
赤を基調とする華やかなシトロエンブースでは、変わったデザインのコンセプトカー「C-CACTUS」が目立つ。プレスブリーフィングでは、「エコ」を強調する各社と違う、シトロエンらしいコメントが聞かれた。
■新型C5の出展はないが
コンセプトカー、ロードカーの如何を問わず、ここ数年、シトロエンのスタイリングには、人をハッとさせる何かが潜んでいる。先のフランクフルトショーで発表されたショーモデル、「C-CACTUS」は、その革新的な提案と親しみやすさで一躍ショーの人気者となったが、それ以上にこのコンセプトカーに賛辞を送ったのは、ほかならぬ他メーカーのデザイナーたちだったのだ。
一方で、すでに日本でも発売されている「C6」や「C4」には、かつての「CX」や「GS」を想わせるラインを継承させるなど、古くからのシトロエンファンにアピールすることも忘れていない。
「スタイリングこそ、シトロエンの成功のカギなのです」
シトロエンのプレスブリーフィングで登壇した、オートモビル・シトロエンのジル・ミシェルCEOはそう明言した。
「先週、パリで発表した新型C5も、あたたかく好意的に迎えていただきました。モダンかつ先進的ななスタイルは、人々をひきつけ、記憶に焼き付けられるものなのです」
「C-CACTUSのセールスポイントはスタイルばかりではありません。ディーゼルハイブリッドエンジンの搭載で環境にも配慮する一方、ミドルレンジ・エントリーモデルの未来像を意識。そんなコンセプトをシンプルかつアピール性の高いエクステリアで包み込んでいます。クルマの持つ、そうした“エッセンシャル・バリュー”にフォーカスを当てた最新作がこのC-CACTUSなのです」
C-CACTUSを中心に配したシトロエンブースには、ほかにも興味深いロードカーの展示がなされた。とりわけ注目を集めたのは、C4 VTSをベースに限定発売されるスポーティモデル「C4 by LOEB」。日本市場ではシトロエンジャポンを通じ、幸運なオーナーのもとに32台のみデリバリーがなされるという。
新型C5のデビューで、ついに完成した新世代シトロエンのラインナップ。これからも彼らが繰り出すであろう、次代への“メッセージ”を楽しみに待ちたい。
(NAVI早田)
-
NEW
モデルチェンジの「ここは絶対変えちゃダメ」は一体誰が決めるのか?
2026.6.9あの多田哲哉のクルマQ&Aクルマのモデルチェンジにおいて、従来型から「変えるところ」「変えないところ」は、どのようなプロセスで決まるのか? さまざまなクルマの開発を取りまとめてきた多田哲哉さんに実情を聞いた。 -
NEW
スバル・トレイルシーカーET-HS(4WD)【試乗記】
2026.6.9試乗記スバルから電気自動車(BEV)の第2弾モデルである「トレイルシーカー」が登場。ルーフの長いステーションワゴンスタイルのクロスオーバーという、いかにもスバルらしいBEVは、機能的で快適で、走らせても楽しい万能なマシンに仕上がっていた。 -
第337回:「ルーチェ」に比べればタダ同然
2026.6.8カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。フルモデルチェンジで3代目に進化した「日産リーフ」を夜の首都高に連れ出した。「非常に良くなった」「静かで快適」といった評判を耳にする量販・量産BEVのパイオニアに、カーマニアは何を感じた? -
ざわめきとともに「フェラーリ・ルーチェ」発進! 業界を揺るがす名門フェラーリの秘めたる野望とは?
2026.6.8デイリーコラム2026年5月末に披露されるや、世界的に物議を醸したフェラーリ初の電気自動車「ルーチェ」。意外すぎるルックスの新型車が目指すところは? フェラーリの事情をよく知る西川 淳が“異端の跳ね馬”の核心に迫る。 -
ホンダ・クロスカブ110ライト(4MT)【レビュー】
2026.6.8試乗記125ccクラスなのに原付一種扱いとなる、世にいう新基準原付。そのニューモデルである「ホンダ・クロスカブ110ライト」に、普段の道で試乗した。厳しい環境規制と、それに対するある種の救済措置が生んだ数奇なマシンの、ちょっと不思議な使用感を報告する。 -
日産リーフB7 G(後編)
2026.6.7思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「日産リーフ」に試乗。後編では新しいシャシーやモーター、バッテリーが織りなす走りの印象について聞く。第3世代のリーフは、ワインディングロードでどんな振る舞いを見せたのだろうか。