「バネ下荷重とはなんですか?」

2002.01.18 クルマ生活Q&A サスペンション

「バネ下荷重とはなんですか?」

バネ下荷重とはなんですか?(EYさん)

お答えします。バネ下荷重というよりもバネ下重量という表現がよく使われます。サスペンションのバネを境にして下についている部品(タイヤ、ホイール、ブレーキ系、それを支えるハブキャリアやアクスルなど)の総重量のことで、もう少し詳しくいうとダンパーやドライブシャフト、サスペンションアーム類の約半分もこのなかに含まれます。

バネ下重量の軽重は乗り心地に影響します。スチールホイールやワイドタイヤなどを履いているとバネ下重量が重くなります。そうするとサスペンションの動きが鈍くなるので乗り心地が悪くなるのです。さらにクルマの操縦性にも影響がでます。逆に軽くすればサスペンションの反応が良くなってスムーズに動くとともに、乗り心地やハンドリングもよくなります。

昔はバネ下重量の軽減のためにブレーキをバネ上にセットするインボードブレーキシステムを用いたレースカーや市販車もありました。1950年代から1970年代のシトロエンなどの乗り心地を最優先したクルマや、スポーティなクルマでは1960年代のジャガーEタイプやロータスエリート、さらに1980年代のアルファロメオ75などが採用していました。しかし複雑な仕組みとコストの面から、最近ではめっきり少なくなりました。

バネ下重量は相対的なものなので、車体が重いクルマだとバネ下は軽くなり、乗り心地はよくなります。車体の軽量化を目ざしているスポーティなクルマの場合はバネ下重量をより軽くしなければ突き上げが感じられたり乗り心地が悪くなってしまうため、サスペンションにアルミニウムやマグネシウムの部品を使ったりしています。