3代目MINIがデビュー 日本導入は2014年春

2013.11.23 自動車ニュース
3代目となる新型「MINIクーパーS」
3代目となる新型「MINIクーパーS」

3代目MINIがデビュー 日本導入は2014年春

独BMWは、「東京モーターショー2013」(会期:2013年11月20日~2013年12月1日)で世界初公開した、新型MINIの概要を発表した。

「MINIクーパー」(写真左)と「MINIクーパーS」(写真右)。
「MINIクーパー」(写真左)と「MINIクーパーS」(写真右)。
「MINIクーパーS」のリアビュー。
「MINIクーパーS」のリアビュー。
インテリアの様子。ダッシュボード中央には、センターメーターを模した円形の意匠が採用されるが、速度計と回転計は、ステアリングホイールの奥に配される。
インテリアの様子。ダッシュボード中央には、センターメーターを模した円形の意匠が採用されるが、速度計と回転計は、ステアリングホイールの奥に配される。

■ついに“3ナンバー”化

BMW傘下で開発され、2001年に登場した「ニューMINI」から数えて3代目となる新型「MINI」が、現在開催中の「東京モーターショー2013」でデビューした
数少ない輸入車のワールドプレミアなのだが、果たして来場者のうち何割ぐらいの人がその事実に気付くだろうか? と思ってしまうほど、内も外も見事なまでのキープコンセプト。それは「MINI」であるゆえの宿命なのだが、決してマイナーチェンジではなく、ボディー、シャシーからパワートレインまで、すべてが新しくなっている。

ボディーはホイールベースが28mm延びて2495mmとなり、スリーサイズは全長3821mm(先代比+98mm)、全幅1727mm(+44mm)、全高1414mm(+7mm)とひとまわり大きくなった。ついに全車3ナンバーサイズとなってしまったわけだが、大きくなったぶん居住空間、荷室容積ともに拡大。それでいながら、「インテリジェント・ライトウェイト構造」と呼ばれるボディー構造の最適化により、装備類が充実したにもかかわらず、ほとんどのモデルバリエーションが先代モデルより軽量化を果たしている。また空力も改善され、Cd値は「MINIクーパー」でクラス最高の0.28という。

シャシーはサスペンションを大幅に改良。構成部品を軽量化しつつ剛性を向上させ、電動パワーステアリングも見直すことによって、MINI特有の“ゴーカートフィーリング”と呼ばれる俊敏なハンドリング特性をさらに高めた。走行状況に応じて、快適性重視かスポーティーな乗り味かを選択可能な「ダイナミック・ダンパー・コントロール」も新たにオプション設定された。ABSや「ダイナミック・トラクションコントロール」、「エレクトロニック・ディファレンシャルロックコントロール」などで構成される「ダイナミック・スタビリティコントロール」は標準装備である。

「MINIクーパー」に搭載される、1.5リッター直列3気筒ターボエンジン。
「MINIクーパー」に搭載される、1.5リッター直列3気筒ターボエンジン。

3代目MINIがデビュー 日本導入は2014年春の画像
新機能「MINIヘッドアップ・ディスプレイ」の表示スクリーン。
新機能「MINIヘッドアップ・ディスプレイ」の表示スクリーン。
リアシート。これまでと同様、2人掛けとなっている。
リアシート。これまでと同様、2人掛けとなっている。

3代目MINIがデビュー 日本導入は2014年春の画像

■機関部分は総入れ替え

パワーユニットも一新された。「MINIクーパーS」には最高出力192ps/4700-6000rpm、最大トルク28.6kgm/1250-4750rpm(オーバーブースト時30.6kgm)を発生する2リッター直4直噴ターボを搭載。「MINIクーパー」用は、すでに「BMW i8」に搭載されており、今後BMWグループ各車の1.6リッター直4に代わって採用されていく予定の1.5リッター直3の直噴ターボ。最高出力136ps/4500-6000rpm、最大トルク22.4kgm/1250-4000rpm(オーバーブースト時23.5kgm)を発生する。欧州向けには当然ながら存在するディーゼルターボユニットも、最高出力116ps/4000rpm、 最大トルク27.5kgm/1750rpmを発生する新しい1.5リッター直3で、「MINIクーパーD」に積まれる。

すべて新開発された6段MT、6段AT、パドルシフト付き6段スポーツATというトランスミッションを介してのパフォーマンスは、MINIクーパーS(6AT)が0–100km/h加速6.7秒、最高速度233km/h。
MINIクーパー(6AT)は0–100km/h加速7.8秒、最高速度210km/hで、加速タイムは先代より2.6秒も短縮された。いっぽうでMINIクーパーの平均燃費は27%改善され、リッターあたり20.8km~21.2km(EUテスト・サイクル準拠)という。

新たなオプションとして、車両のセットアップが変更可能な「MINIドライビング・モード」も用意された。アクセルペダルとステアリングの特性、ATのシフト時間およびダイナミック・ダンパー・コントロールの設定が、標準設定のMIDのほかSPORT、GREENという3種類のモードから選択可能というものである。

走行に関連する情報を、ダッシュ上部に配置した格納式スクリーンに表示する「MINIヘッドアップ・ディスプレイ」、構成を一新して機能強化を図った「MINIコネクテッド」のインフォテインメント・プログラム、そしてオプションで用意される、カメラを使った「アクティブクルーズコントロール」やブレーキング機能付き衝突/歩行者警告を備えたドライビングアシストなど、装備類もいっそう充実。“プレミアムスモールカー・セグメントの元祖”を名乗るMINIの最新モデルに恥じない内容となっている。なお、日本市場への導入時期は、2014年春が予定されている。

(文=沼田 亨)

→新型「MINIクーパー」「MINIクーパーS」の、さらに詳しい画像はこちら

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • MINIクーパーD 5ドア(FF/6AT)【試乗記】 2016.8.15 試乗記 2016年春に導入されたMINIの最新ディーゼル商品群の中から、今回は5ドアの1.5リッターモデル「MINIクーパーD 5ドア」をチョイス。3気筒ユニットの出来栄えや、独特のドライブフィールを持つMINIというクルマとのマッチングを確かめた。
  • スバル・レヴォーグ/WRX S4/WRX STI【試乗記】 2017.7.21 試乗記 商品力を高めるべく、大幅改良が施された「スバル・レヴォーグ」「WRX S4」「WRX STI」。シンメトリカルAWDとターボエンジンが組み合わされた走り自慢の3モデルだが、実際に触れてみると、走り以外にも随所に“スバルらしさ”が見受けられた。
  • フォルクスワーゲン・ゴルフR(4WD/7AT)【試乗記】 2017.7.12 試乗記 「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のマイナーチェンジに合わせて、最強グレード「ゴルフR」も最新型へとアップデート。ノーマルモデルと同様に最新の安全装備とインフォテインメントシステムを手にしたほか、パワートレインも強化された。雨中のドライブでその性能を試した。
  • トヨタ・ハリアー プログレス“Metal and Leather Package”(ターボ車)(4WD/6AT)【試乗記】 2017.7.18 試乗記 トヨタのSUV「ハリアー」がマイナーチェンジ。高効率が追求された2リッターターボエンジンを得て、その走りはどう変わったのか。プレミアムな装備を充実させた新グレードの、4WDモデルでチェックした。
  • ルノー・ルーテシア ルノースポール シャシーカップ(FF/6AT)【試乗記】 2017.7.14 試乗記 ルノーのホットハッチ「ルーテシア ルノースポール(R.S.)」がマイナーチェンジを受けて登場。昨今話題の最新の運転支援システムは搭載されていない。しかし、それを補ってなお余りあるほどの、“プリミティブ”な運転する楽しさにあふれていた。
ホームへ戻る