パナソニック、ストラーダの上級モデルを発表

2014.09.09 自動車ニュース
ブルーレイディスク対応、静電式タッチパネル採用の「RX01」シリーズ。「CN-RX01D」はハードキーをボディー下に一列に並べた180mm幅の2DINサイズ。ロータリー式のオーディオコントロールが使いやすそう。
ブルーレイディスク対応、静電式タッチパネル採用の「RX01」シリーズ。「CN-RX01D」はハードキーをボディー下に一列に並べた180mm幅の2DINサイズ。ロータリー式のオーディオコントロールが使いやすそう。
「CN-RX01WD」はボディー右側にハードキーを縦に並べた200mmワイドボディー。クルマのコンソール形状に合わせて選ぶ。メニュー画面にBlu-ray Discのアイコンが見える。
「CN-RX01WD」はボディー右側にハードキーを縦に並べた200mmワイドボディー。クルマのコンソール形状に合わせて選ぶ。メニュー画面にBlu-ray Discのアイコンが見える。

パナソニック、ストラーダの上級モデル「美優ナビ」を発表

パナソニックは2014年9月9日、高級AV一体ナビ「ストラーダ美優Navi(ビ・ユーナビ)」4機種を発表した。

「美優ナビ」はストラーダシリーズの上級モデルで「RXシリーズ」と「RSシリーズ」からなる。それぞれに横幅180mmの2DIN型と、画面サイズは同じ7V型ながら横幅を200mmに延ばし、ボディー右側の拡幅部分に使用頻度の高いハードキーを配したワイド型の2種類をそろえる。RXシリーズの前者が「CN-RX01D」、後者が「CN-RX01WD」。RSシリーズは「CN-RS01D」と「CN-RS01WD」となる。

RXとRSの大きな違いは、RXが市販ナビ初のブルーレイディスクプレーヤー内蔵という点。タッチパネルの操作方式がRXが静電式、RSが感圧式という違いもあるが、それ以外の機能の特徴はまったく同じである。

価格はオープンだが予想される実勢価格はRX01DとRX01WDが18万円前後、RS01DとRS01WDが11万円前後で、発売はいずれも11月中旬の予定。

「CN-RS01D」は「RX01D」と共通のボディーだが、ブルーレイ対応でないためボディー右下にロゴがない。パネルが感圧式となるのも「RX01D」とは異なる。画面は走行中の道路が50km/h制限であることを示している。表示時間は3秒程度。
「CN-RS01D」は「RX01D」と共通のボディーだが、ブルーレイ対応でないためボディー右下にロゴがない。パネルが感圧式となるのも「RX01D」とは異なる。画面は走行中の道路が50km/h制限であることを示している。表示時間は3秒程度。
「RS01」シリーズの200mmワイド版「CN-RS01WD」。こちらのハードキーはオーディオボタンがデジタル感覚のボタン式となる。新しくなった地図は2Dモードの色づかいもきれいになったが、3Dのリアルなランドマーク表示は圧巻。
「RS01」シリーズの200mmワイド版「CN-RS01WD」。こちらのハードキーはオーディオボタンがデジタル感覚のボタン式となる。新しくなった地図は2Dモードの色づかいもきれいになったが、3Dのリアルなランドマーク表示は圧巻。
新採用の音声認識ではこのようにキャラクターと会話する感じで目的地を絞り込んでいく。LINEのように会話が文字で残るのも便利そう。
新採用の音声認識ではこのようにキャラクターと会話する感じで目的地を絞り込んでいく。LINEのように会話が文字で残るのも便利そう。
安心運転サポート機能にはこんな注意喚起もある。もちろん不要とあれば表示をOFFにすることもできる。
安心運転サポート機能にはこんな注意喚起もある。もちろん不要とあれば表示をOFFにすることもできる。

■音声操作と道路標識表示で安心運転をサポート

RXシリーズとRSシリーズの特徴を一言でいえば、安全運転への配慮が強化されたことだ。ひとつが対話型の音声認識の採用。これまでナビ操作は画面上のボタンを手で触れて操作するのが一般的だったが、声で操作すればステアリングから手を離す必要がなく、また操作確認のためにナビに視線を移動させなくてもよい。つまり片手運転、脇見運転を防止できる操作法なのである。

やりかたは簡単。最初こそ音声認識を起動させるためにワンタッチが必要だが、あとは画面に登場するキャラクターと会話するイメージでしゃべればよい。目的地検索が主な機能だが、施設名や住所、電話番号の音声入力だけでなく、普段の会話口調で行きたいところを探しだすこともできる。
例えば「ここから○分で行けるラーメン屋」とか「○km以内のレストラン」、さらには「涼しい所」「近くのトイレ」「昨日行った映画館」と発声して特定の場所を探し出すことができる。ただしこの会話による検索機能はサーバー側で行うため、スマートフォンとの連携が必要。お手持ちのスマホに専用の無料アプリ「Drive P@ss」をインストールし、ナビとブルートゥース接続させておく必要がある点は留意したい。

もう一つの"安心サポート"は道路の規制情報を画面に表示してくれること。例えば、知らない道で一時停止や制限速度標識を見落としても、ナビ画面に「一時停止」とか「制限速度40km/h」といった規制情報を大きく表示してドライバーに注意を促してくれる。制限速度を30km/h以上オーバーすると音声で注意喚起もしてくれる。表示対象は一時停止案内、制限速度案内、速度超過、合流案内、踏切案内などだが、それぞれ表示するかしないかを設定することもできる。

これらの規制標識は別売のFID(フロントインフォディスプレイ)と呼ばれるヘッドアップディスプレイにも表示させることができ、これと組み合わせるととても便利に使えそうである。

従来型ではやや素っ気なかった一般道交差点拡大図も、新型では全国約1800カ所に限られるがこうしたリアルな3D表示となる。

従来型ではやや素っ気なかった一般道交差点拡大図も、新型では全国約1800カ所に限られるがこうしたリアルな3D表示となる。
高速道路の分岐案内もこれまでのデフォルメ図から実際の道路形状をリアルに表現したものに変わった。

高速道路の分岐案内もこれまでのデフォルメ図から実際の道路形状をリアルに表現したものに変わった。

光ビーコン一体型DSRC車載器「CY-DSR140D」。これ一台で高速道路のITSスポット情報を受けられるだけでなく、一般道の交通情報取得および渋滞を回避した道路案内も可能。フルに機能を発揮させるには「RXシリーズ」か「RSシリーズ」との接続がおすすめ。同ナビの安心運転サポートを100%享受するには必須アイテムといえる。もちろんDSRCだからETC機能も併せ持つ。


    光ビーコン一体型DSRC車載器「CY-DSR140D」。これ一台で高速道路のITSスポット情報を受けられるだけでなく、一般道の交通情報取得および渋滞を回避した道路案内も可能。フルに機能を発揮させるには「RXシリーズ」か「RSシリーズ」との接続がおすすめ。同ナビの安心運転サポートを100%享受するには必須アイテムといえる。もちろんDSRCだからETC機能も併せ持つ。

■ゼンリンの地図を新採用

地図も新しくなった。実は上記の規制情報はすべて地図に規制データが書き込まれているから可能になったものだが、地図表示のしかたも変わった。都市部を3Dモードで走った場合には、3Dのランドマーク表示がよりリアルに表現され、交差点やハイウェイの分岐案内もより見やすくなっている。また、ルート探索させたとき、目的地が大きな施設であればその入り口まで案内してくれるようになったのも、うれしい改良である。

同時に発表された光ビーコン一体型DSRC車載器「CY-DSR140D」にも触れておこう。DSRCとは高速道路上で起こるさまざまな情報を即座に取得し、接続したナビで案内するというもので、特にVICSでは案内しないような詳細な交通情報などは有益だが、このモデルでは高速道路に加え一般道の交通情報も取得できる。

現状ではフル情報を得るには、DSRC用+VICSの光-電波用と2台のビーコンアンテナが必要になるが、CY-DSR140Dでは一つのアンテナですべてがまかなえるので、ダッシュボードの上が煩雑にならないのがよい。DSRC装着車は2016年度より実施予定の新しい高速料金割引も受けられるというから、DSRCは早めに導入しておくとよいだろう。

CY-DSR140Dの想定価格は約3万円と、これまでのDSRCと比べて割安に設定されているのもうれしい。こちらも11月中旬発売予定。

(文=尾澤英彦)

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