マツダCX-3 XDツーリング Lパッケージ(FF/6AT)

頼れる5ドアクーペ 2015.04.30 試乗記 マツダが自信を持って送る、ディーゼルのコンパクトクロスオーバーモデル「CX-3」。果たして、その実力は? FFのAT車で試した。

あくまで前席優先

新しいCX-3は、マツダの「今」を濃~く煮詰めた力作。コンパクト系のSUVやクロスオーバーが流行する中心を直撃する、ヒット作になる可能性は高い。すでに「CX-5」で好評を博しているデザイン、さっくり素直な走行感覚など、誰でもすぐ好きになれそうな仕上がりだ。

全長4275mm、全幅1765mmと小柄なのは、「デミオ」のプラットフォームを基本として開発されたためで、前後のオーバーハングと幅方向だけ少し拡大してある。全高1550mmは、立体駐車施設も使えるように配慮した親切設計だ。

ただし、2570mmのホイールベースはデミオのままなので、後席のスペースは広くない。身長173cmのドライバーが楽な運転姿勢を取った後ろでは、膝の前にげんこつ半分ほどの余裕しかない。5人乗りの多用途車というより、あくまで前席優先。むしろ多様に使い分けられる大きなラゲッジスペースをフル活用し、どこへでも神出鬼没する行動派の、頼れるパートナーとしての5ドア「クーペ」と解釈したい使い勝手だ。

マツダのコンパクトクロスオーバーモデル「CX-3」は、2014年11月のロサンゼルスオートショーでデビュー。国内では2015年2月に発売された。
マツダのコンパクトクロスオーバーモデル「CX-3」は、2014年11月のロサンゼルスオートショーでデビュー。国内では2015年2月に発売された。
形や素材はもちろん、色の合わせ方にも徹底してこだわったというインテリア。ドライバーオリエンテッドなデザインが採用される。
形や素材はもちろん、色の合わせ方にも徹底してこだわったというインテリア。ドライバーオリエンテッドなデザインが採用される。
後席の様子。前方の視界確保のために、着座位置は前席よりも37mm高く設定されている。
後席の様子。前方の視界確保のために、着座位置は前席よりも37mm高く設定されている。
Cピラーがブラックアウトされているため、ボディーカラーによってはルーフが浮いているように見える「CX-3」。ジェットブラックマイカのテスト車では、逆にその境界が目立たない。ボディーカラーは全8色がラインナップされる。
Cピラーがブラックアウトされているため、ボディーカラーによってはルーフが浮いているように見える「CX-3」。ジェットブラックマイカのテスト車では、逆にその境界が目立たない。ボディーカラーは全8色がラインナップされる。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事
  • 【LAショー2016】マツダ、2代目となる新型「CX-5」を世界初公開 2016.11.16 自動車ニュース マツダがLAショーで新型「CX-5」を発表。デザインについては「洗練された力強さ」をキーワードにシンプルで研ぎ澄まされた造形を追及。新たに「G-ベクタリングコントロール」を採用するなど、走りについても改善を図っている。
  • トヨタC-HRプロトタイプ【試乗記】 2016.11.14 試乗記 成長著しいコンパクトSUV市場に、トヨタが満を持して送り出すニューモデル「C-HR」。そのプロトタイプにクローズドコースで試乗。“攻め”のスタイリングと入念にチューニングされたシャシー&パワーユニットに、トヨタの意気込みを感じた。
  • 第380回:新型「マツダCX-5」が狙ったモノ
    ここでも見つけたマツダ理想主義!
    2016.11.21 エッセイ マツダはロサンゼルスオートショー2016で新型「CX-5」を世界初公開した。このクルマで表現していること、そしてそこに込められた思いを、自動車ジャーナリストの小沢コージが開発陣に聞いた。
  • トヨタC-HR【開発者インタビュー】 2016.11.15 試乗記 東京モーターショー2015で国内初披露されてから1年。間もなくトヨタの新型クロスオーバーモデル「C-HR」が発売される。その開発のポイントはどこにあるのか、同車の開発に関わったキーマン3人に話を聞いた。
  • マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2016.11.10 試乗記 デビューからおよそ4年がたち、マツダのフラッグシップモデル「アテンザ」にマイナーチェンジが施された。“人間中心の開発哲学”に基づき最新の技術を投入したという、改良版の仕上がりやいかに? ディーゼルのワゴンモデルで確かめた。
ホームへ戻る