アウディから燃料電池車のh-tronクワトロ登場【デトロイトショー2016】

2016.01.13 自動車ニュース
「アウディh-tronクワトロコンセプト」
「アウディh-tronクワトロコンセプト」

【デトロイトショー2016】アウディから燃料電池車の「h-tronクワトロコンセプト」登場

独アウディは2016年北米国際自動車ショー(デトロイトショー、2015年1月24日まで開催)において、コンセプトモデル「h-tronクワトロコンセプト」を発表した。

 
アウディから燃料電池車のh-tronクワトロ登場【デトロイトショー2016】の画像
 
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■1回の水素充てんで600kmの距離を走行可能

h-tronクワトロコンセプトは、アウディの新しいエンジン縦置きプラットフォームである「MLBエボ」をベースに、同社とフォルクスワーゲンが開発した第5世代の燃料電池技術を採用した燃料電池車である。

車両前方に搭載される燃料電池スタックは積層構造をなす330個のセルからなり、最大で110kWの出力を発生。またパッセンジャーコンパートメントの下には、回生電力の蓄電や加速のアシストなどに用いる2次電池として、重量を60kg以下に抑えた最大出力100kWのリチウムイオンバッテリーを搭載している。駆動力を発生するのはフロントアクスルとリアアクスルに搭載されたふたつの電動モーターで、それぞれ90kW、140kWの出力を発生。システム全体では550Nm(56.1kgm)という最大トルクを発生する。これらの技術の採用により、h-tronクワトロコンセプトは0-100km/h加速が7秒以下、最高速200km/hという動力性能を実現している。

一方、燃料電池スタックに水素を供給する3つのタンクは、パッセンジャーコンパートメントとラゲッジスペースの下に収納されている。700barの圧力で貯蔵される水素の最大蓄積容量は約6kgで、フル充てんに要する時間は4分。一充てんでの最大走行可能距離は600kmとされている。さらにh-tronクワトロコンセプトは室内空調用のヒートポンプや大型ソーラーパネル搭載ルーフを採用することで、大幅な燃費向上を実現した。

 
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■自動運転につながる新しい技術も

このほかにも、h-tronクワトロコンセプトには新しいドライビングアシストシステムとして「zFAS(ドライバーアシスタンス中枢システム)」が搭載されている。これはレーダーセンサー、新方式ビデオカメラ、超音波センサー、レーザースキャナなどから得た情報を集約し、ドライビングアシスト機能や自動運転機能などに活用するというもの。アウディはこのシステムについて「駐車時から最大60km/hまでの高速道路での渋滞走行をカバー」できるとしており、2017年に同社の最上級セダン「A8」に採用を予定している。

(webCG)

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