ケンウッド「彩速ナビ」に新製品4機種が登場

2016.09.09 自動車ニュース
「Type Z」シリーズの上位機種「MDV-Z904」の200mmワイド仕様が「MDV-Z904W」。ワイドモデルは通常右側に独立したボタンが並ぶが、今回のモデルではそれもタッチスイッチとし、全面をフルフラットでスマートなつくりとした。

JVCケンウッドは2016年9月7日、ケンウッド“彩速ナビ”の2016-17年モデル4機種を発表した。同年10月中旬に販売を開始する。

今回リリースされたのは2DINサイズの「MDV-Z904」および「MDV-Z704」と、それぞれ幅200mmの取り付けスペースに対応する「MDV-Z904W」「MDV-704W」の計4機種。いずれも「Type Z」シリーズと呼ばれる同社ラインナップの上級モデルだ。Z704とZ704Wは既存の「Z702/Z702W」の後継機種だが、Z904系はさらに上を狙う最上位モデルとなる。
いずれもオープン価格だが、想定価格はZ904/Z904Wが14万円前後、Z704/Z704Wが12万円前後と発表された。

2DIN機の最上位は「MDV-Z904」。筐体(きょうたい)自体は「Z702」とほとんど変わらないが、画面表示は新規のものが多い。画面左側にある「INFO」もそのひとつ。アナログ時計が見やすい。
最も台数が出そうな「MDV-Z704」。既存の「Z702」ユーザーでも買い替えたくなるくらい、使い勝手は大幅に高められた。
200mmワイド仕様の「MDV-Z704W」。

Type Zシリーズは俊敏な操作性や鮮やかな画面表示で「彩速ナビ」をうたってきたが、新モデルもこの呼称を継承する。4機種に共通する主な変更箇所は、使いやすさを高めたこと、音楽性能に一段と磨きを掛けてきたこと、iPhoneなどスマートフォンとの親和性を高めたこと。さらに、200mmワイドモデルはハードキーを廃して端から端まで完全フルフラットとし、見た目の美しさを追い求めた点も大きな見どころだ。

■マスターレコーディングに限りなく近い音質を得たZ904

Type Zは以前からオーディオには力を入れており、市販ナビでは唯一ハイレゾ音源に対応していた。ハイレゾとはCDの音質をはるかに上回る高音質なデジタルフォーマットで、ハイレゾ音源を提供しているウェブサイトからダウンロード購入する。ヘッドフォンオーディオなどが主な再生ツールだが、音源をUSBメモリーなどに記録すれば車内でも192kHz/24bitの高音質が楽しめるというのがType Zの売り文句だ。また、ハイレゾではない音源に対しても192kHz/24bitにアップコンバートし、オリジナルより高音質で再生する。こうしたことには4モデルすべてが対応するが、Z904/Z904WはDACがさらに高性能のものとなり、通常のハイレゾよりもさらに原音に近い、DSDというフォーマットにも対応するなど、超ハイエンドの音楽マニアでも満足できる内容となっている。

■使いやすいナビメニューを導入

ナビに関しての改良も数多い。操作面からいえば、HOMEボタンを押してからの操作はこれまでひどくわかりにくかったが、新モデルは押すとすぐにAVのセレクトや目的地ボタンが現れる仕様に変更され、初めての人でも使いやすくなった。
また使用頻度の高いボタンを使いやすい位置に置いておけるマイメニュー機能も新設定された。案内機能にしても曲がる地点までの距離をカウントダウン表示する機能、広域スケールであっても自車マークを触れるとその付近だけ詳細スケールとなる機能、4つの国際空港の構内をわかりやすく表示する機能などは便利に使えそうだ。

■ますます深めるスマホとの連携

Type Zは操作性の点でも連携機能の点でもスマホに最も近いナビだったが、今回さらにキーボード入力にスマホでおなじみの方法を導入した。スマホの音声入力機能を使っている人ならさらに便利。電話をかける、メールを作成する、情報検索などがステアリングから手を離すことなく音声ひとつで操作できる。今回のモデルからはアンドロイド端末に限っての話だが、給電しながらインターネット接続もできるようになったので、バッテリー残量を気にする必要もなくなった。

■ユーザー向け事前発表会も

このように音楽を聴くにしろスマホとの連携にしろ、これらを重視している人にとっては大歓迎されるナビの登場ではあるが、ナビ機能も位置精度がさらに向上し、使い勝手もさまざまに改良されるなどで誰でも満足できるナビになったことは確かである。

(文=尾澤英彦)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。