イクリプスからドライブレコーダー内蔵のカーナビが登場

2016.11.16 自動車ニュース
「Dシリーズ」にはフロントカメラが付属する。写真はワイド版の「AVN-D7W」。「Sシリーズ」「Rシリーズ」とも画面と操作部に段差のないフルフラットデザイン。さらに光沢パネルの採用で映像はより鮮やかになり、引き締まった黒が表現できるという。Dシリーズの想定価格は14万円前後(税込み)。

富士通テンは2016年11月14日、「ECLIPSE(イクリプス)」ブランドからまったく新しいカーナビ3機種を発表した。12月上旬から販売される。

今回発表されたのは、Dシリーズ「AVN-D7」、Sシリーズ「AVN-S7」、Rシリーズ「AVN-R7」で、基本はどれも7型ディスプレイを持つ埋め込み型AVナビ。Dシリーズはドライブレコーダー機能を内蔵するタイプ、Sシリーズはドライブレコーダー機能はない代わりに通信ユニットを同梱(どうこん)する仕様、Rシリーズはそのどちらも持たないベーシックモデルという位置づけになる。いずれも2DIN版と、横幅200mmのワイド版の2形態を用意する。今回のモデルに大画面仕様はない。

 
パーキングアシスト「カメラ機能拡張BOX」(BSG17)を使用したときのリアビュー画面。予測した進行方向の中に障害物を検知すると色付きの枠が出てドライバーに注意を喚起する。

ドライブレコーダー内蔵でシンプルに

3つのモデルシリーズのうち最も話題になりそうなのが、「録ナビ」のニックネームが与えられたドライブレコーダー内蔵のDシリーズ。フロント用カメラを付属し、撮影した前方の映像をナビに設置した専用のmicroSDカードに録画する。ドライブレコーダーとして機能するため、クルマが衝撃を感知すると自動で前後20秒の映像を保存する「イベント記録」が可能。もちろん「常時記録」「手動記録」も選べる。また、別売のバックアイカメラを接続すれば後方の映像を同時に録画することもできる。

取り付けは、フロントガラスに小型カメラを設置し、カメラから出た映像出力ケーブルをそのままナビ本体につなげるだけ。途中に機器を介さないため、いたってシンプルにまとまる。これが、ナビとドライブレコーダーを別々に購入して組み合わせるタイプでは得られない、内蔵型ならではの特長だ。

撮影した映像はナビの画面でただちに確認できる簡便さも持ち合わせている。また、Wi-Fi機能を持つので、録画データをスマートフォンに手軽に転送することもできる。

これまで同社の上級ナビが特徴としてきた、通信による自動地図更新は新シリーズでも利用できる。ただし、Dシリーズは通信ユニットを持たないので、Wi-Fiテザリングができるスマートフォンと連携させることが必要。Sシリーズはドライブレコーダー機能は非搭載だが、通信ユニットが同梱となるのでスマートフォンユーザーでなくても自動地図更新が便利に利用できる。ハード面では心臓部にトリプルコアCPUを採用、地図スクロールなど負荷のかかる動きもストレスなく操作できるのは全シリーズに共通。

手軽にバックアイカメラの機能を拡張

富士通テンは同時にパーキング時にドライバーをアシストする「カメラ機能拡張BOX」を発表した。これはリアビューカメラの使い勝手をさらに高めるもので、対応するイクリプス製ナビとバックアイカメラ「BEC113G/BEC111」に本機を接続することで3つの駐車支援機能を追加できるというもの。3つの支援とは「進行方向予測線」「障害物検知」「視点切り替え」。これまでリアビューカメラを付けていても感覚がつかみにくいと感じていたドライバーには役に立つアイテムになりえる。
なお、上記の組み合わせ以外の他社製ナビにも汎用キットを使えば使用することはできるという。価格はオープン、発売は12月下旬。

(文=尾澤英彦)

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