ダイハツ、2代目となる新型「ミラ イース」を発売

2017.05.09 自動車ニュース
「ダイハツ・ミラ イースG“SA III”」
「ダイハツ・ミラ イースG“SA III”」

ダイハツ工業は2017年5月9日、軽乗用車「ミラ イース」をフルモデルチェンジし、同日販売を開始した。

「X“SA III”」
「X“SA III”」
「B“SA III”」
「B“SA III”」
「G“SA III”」のインストゥルメントパネルまわり。
「G“SA III”」のインストゥルメントパネルまわり。
「G“SA III”」のシート。
「G“SA III”」のシート。
現行型「ムーヴ」から採用が進められている「Dモノコック」。「ミラ イース」では今回のモデルが初採用となる。
現行型「ムーヴ」から採用が進められている「Dモノコック」。「ミラ イース」では今回のモデルが初採用となる。
空力性能の改善により、従来モデルよりCd値を3%低減している。
空力性能の改善により、従来モデルよりCd値を3%低減している。
新型「ミラ イース」のパッケージング。車内空間は、前後方向、および前席頭上スペースのゆとりを増している。
新型「ミラ イース」のパッケージング。車内空間は、前後方向、および前席頭上スペースのゆとりを増している。
新型「ミラ イース」には、新たにステレオカメラ&ソナー方式の運転支援システム「スマートアシストIII」が採用された。
新型「ミラ イース」には、新たにステレオカメラ&ソナー方式の運転支援システム「スマートアシストIII」が採用された。
自動緊急ブレーキなどの作動速度域の拡大や、歩行者検知機能の追加に加え、誤発進抑制制御機能が後進時にも作動するようになったのも特長。
自動緊急ブレーキなどの作動速度域の拡大や、歩行者検知機能の追加に加え、誤発進抑制制御機能が後進時にも作動するようになったのも特長。
上級グレードに用意されるLEDヘッドランプ。
上級グレードに用意されるLEDヘッドランプ。
「G“SA III”」
「G“SA III”」

低燃費、低価格だけではない「+α」の魅力を重視

ダイハツ・ミラ イースは、燃費性能を追求したセダンタイプの軽自動車として2011年9月に登場。今回の新型は2代目のモデルにあたる。

開発に際しては、従来モデルが備えていた高い経済性に加え、昨今の軽ユーザーが重視している「こだわり・安心・品質」についても配慮。優れた燃費性能を保ちつつ、動力性能や快適性を改善したり、各グレードに運転支援システム「スマートアシストIII」を設定したりするなどして、低燃費、低価格だけにとどまらない「+αの魅力」を付与しているという。

月間販売目標は9000台。なお、2006年に発売された現行型の「ミラ」については、今後も販売が継続される。

従来モデルから80kgの軽量化を実現

新型ミラ イースの車両構造は従来モデルから一新しており、現行型「ムーヴ」から導入が進められている、軽量高剛性ボディー「Dモノコック」を採用。サイドアウターパネルの全面を厚板のハイテン材とし、車体への入力をボディー全体で受け止める構造とすることで、部品点数の削減と軽量化、衝突安全性の向上、ボディー剛性の強化を実現している。

さらに、タイヤメーカーと共同開発した、“国内最軽量”の13インチタイヤの採用や、ブレーキ、サスペンション、ステアリング機構の軽量化、フロントフェンダーやバックドアなどへの樹脂パーツの採用、内装部品の合理化などにより、車両全体では従来モデルより80kgの軽量化を実現。車両重量を、FF車で650~670kg、4WD車で720~740kgに軽減させた。さらに、ボディー形状については空力性能の向上を、KF型の3気筒エンジンについては、メカニカルロスの低減を追求。クルマ全体を通して燃費抑制の工夫がなされている。

一方で、新型では動力性能や快適性についても重視。パワープラントについては、アクセル開度に対してリニアに駆動力を発生し、加速性能を高めるためにエンジンとCVTの制御を変更した。また、足まわりでは街乗りでの快適な乗り心地と高速走行時の操縦安定性を考慮して、アーム形状やブッシュ、ダンパー、スプリングの特性などを最適化。上級グレードの「G」「X」には、KYBと共同開発した超飽和バルブ採用の専用ダンパーが装備される。さらに、ボディー各部への吸遮音材の最適配置などにより、走行時の騒音も低減しているという。

なお、JC08モード計測における燃費値は、FF車が34.2~35.2km/リッター、4WD車が32.2km/リッター。上述の通り、運動性能や快適性を高めつつ、従来モデルとほぼ同等の燃費性能を保っている。

新しい運転支援装備「スマートアシストIII」を採用

新しい車両構造の採用はパッケージングの改善にも貢献している。具体的には、室内長および前後席間距離の拡大によって、大人4人がしっかり乗れる空間が確保されたほか、アクセルペダルやステアリングホイールの位置を見直すことで、自然なドライビングポジションを実現。新開発のシートは乗り心地やホールド性に優れるだけでなく、着座位置の最適化により前方上方視界の改善と、ゆとりある頭上空間の確保にも寄与しているという。

装備についても、事故回避や運転支援に関するものを中心に大幅な強化が図られている。特に注目すべきなのが、ステレオカメラ&ソナー方式の運転支援システム、スマートアシストIIIの採用で、従来モデルに搭載されていた「スマートアシスト」から飛躍的に機能が向上している。例えば、衝突警報や自動緊急ブレーキが車両だけでなく歩行者も検知するようになったほか、その作動速度域が大きく拡大。誤発進抑制制御機能については、前進時だけでなく後進時にも作動するようになった。さらに新機能として、車線逸脱警報、オートハイビームなどが追加されている。

このほかにも、軽自動車として初めてフロント2個、リア2個のセンサーからなるコーナーセンサーを一部仕様(スマートアシストIII搭載車)に標準装備。こちらも軽自動車初という電気スイッチ式バックドアオープナーや、上級グレードに装備される新開発のLEDヘッドランプ、TFTマルチインフォメーションディスプレイなども特徴として挙げられる。

ラインナップと価格は以下の通り。

  • B:84万2400円(FF)/97万2000円(4WD)
  • B“SA III”:90万7200円(FF)/103万6800円(4WD)
  • L:87万4800円(FF)/100万4400円(4WD)
  • L“SA III”:93万9600円(FF)/106万9200円(4WD)
  • X“SA III”:108万円(FF)/120万9600円(4WD)
  • G“SA III”:120万9600円(FF)/133万9200円(4WD)

(webCG)
 

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