【フランクフルトショー2017】ワールドプレミアの数で他を圧倒したBMW

2017.09.14 自動車ニュース
プレスカンファレンスで世界初公開された「BMW i3」のマイナーチェンジモデル。
プレスカンファレンスで世界初公開された「BMW i3」のマイナーチェンジモデル。拡大

“おひざ元”のフランクフルトショーで、電気自動車(EV)へのシフトを高らかに宣言したドイツ勢。その一角を占めるBMWも、プレスカンファレンスの内容はEV一辺倒だった。他を圧する“ワールドプレミア”(世界初公開)を用意したBMWの、出展内容を報告する。

「MINIエレクトリック・コンセプト」
「MINIエレクトリック・コンセプト」拡大
「BMW iビジョンダイナミクス」
「BMW iビジョンダイナミクス」拡大
ステージの上に勢ぞろいした、BMWの電動パワートレイン搭載車。
ステージの上に勢ぞろいした、BMWの電動パワートレイン搭載車。拡大
BMWグループがブースを構えるホール11の様子。
BMWグループがブースを構えるホール11の様子。拡大
「MINIジョンクーパーワークスGPコンセプト」
「MINIジョンクーパーワークスGPコンセプト」拡大
新型「BMW X3」
新型「BMW X3」拡大
「BMWコンセプト8シリーズ」
「BMWコンセプト8シリーズ」拡大
「BMWコンセプトZ4」
「BMWコンセプトZ4」拡大
「BMWコンセプトX7 iパフォーマンス」
「BMWコンセプトX7 iパフォーマンス」拡大

“EV化”への意欲を感じたプレスカンファレンス

2017年9月12日に開幕したフランクフルトモーターショーにおいて、BMWは例年通りに朝一番の8時30分からプレスカンファレンスを開始した。2年前は、スピーチに立ったハラルド・クルーガーCEOの転倒によりプレスカンファレンスが中断というハプニングがあったためか、今回はクルーガー氏は椅子に座った状態でスタートという万全ぶりであった。

そのプレスカンファレンスで最初に登場したのが、8月下旬にマイナーチェンジされたばかりの「i3」であった。今回のショーがワールドプレミアになる。そして、登場が事前にアナウンスされていた「MINIエレクトリック・コンセプト」。最後にこれもEVのコンセプトカーである「iビジョンダイナミクス」と続けた。世間的に注目されているEVを3台並べて、BMWの電動化への意欲の強さを示したようなプレスカンファレンスであった。

ところが、BMWとMINIがブースを構えるホール11を見てみると、展示の実情はプレスカンファレンスの印象とは違うものであった。

あれもこれも世界初公開

2年前のショーで、実際のクルマをガンガンと走り回らせていた“空中の回廊”はなくなり、またロールス・ロイスのブースも見当たらない。広くなったスペースに、展示車両がゆったりとした間隔で置かれている。他のホールと比べると、BMWの展示はスペースに余裕があるというか、空白エリアが多い。

しかし、そこで目にするのは「WELT PREMIERE」の表示。ドイツ語でいうところの「ワールドプレミア」だ。

プレスカンファレンスでお披露目されたi3、MINIエレクトリック・コンセプト、iビジョンダイナミクスはもちろんワールドプレミア。さらに、プレスカンファレスには姿を現さなかったものの、「コンセプトX7 iパフォーマンス」と「MINIジョンクーパーワークスGPコンセプト」も、フルモデルチェンジしたばかりの「X3」「6シリーズ グランツーリスモ」もこれが初披露だったのだ。さらに「コンセプト8シリーズ」「コンセプトZ4」も今回のショーでショーデビュー。右を見ても左を見てもプレミアだらけ。展示の方法はシンプルに平置きしているだけであったが、“新顔”の数だけでいえば、BMWは他のブランドを大きく引き離す、充実した内容であった。

ちなみに、個人的な印象では、その数多くのワールドプレミアの中でも、特に高い人気を集めたのはコンセプトX7 iパフォーマンスであった。3列シートを備えたラージSUVの周囲には常に人だかりができており、すっきりと写真を撮ることすら難しかったのだ。日本では少しサイズが大きすぎるかもしれないが、アメリカでは人気モデルになるはず。未来のBMWの大きな収入源として、重要なモデルになることだろう。

(文と写真=鈴木ケンイチ)
 

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