【スペック】全長×全幅×全高=4680×1770×1470mm/ホイールベース=2670mm/車重=1520kg/駆動方式=4WD/2.5リッター水平対向4DOHC16バルブ・ターボ(285ps/5600rpm、40.0kgm/2000-4800rpm)/価格=549万1500円(テスト車=同じ)

スバル・レガシィS402ワゴン(4WD/6MT)【試乗記】

世界に誇れる実力 2008.07.22 試乗記 スバル・レガシィS402ワゴン(4WD/6MT)
……549万1500円

スバルのモータースポーツ運営会社STIが、レガシィをベースに作り上げたコンプリートカー「S402」。実にマニアックなクルマだが、その性能は本物だ。

550万円はお買い得!?

AT車の設定がないと知って興味をそがれる人もいるだろう。価格が500万円を越えると聞いて驚く人もいるかもしれない。いずれにしても、「レガシィS402」が、幅広く受け入れられるタイプのクルマじゃないことは明らかだ。でも、僕は声を大にして言いたい。このクルマは日本のみならず世界を見渡しても、間違いなくトップレベルの完成度に仕上がっているクルマだ。

MT車のみという障壁は越えようがないものの、価格については(絶対価格はかなり高いが、それでも費用対効果という観点からいくと)むしろ安いとさえ感じる。なぜなら、ここまで強く興奮させられるクルマは、世にそれほど多くはないからだ。同様の興奮を呼ぶクルマは往々にしてゼロがもうひとつ多い価格帯に位置する。STIのコンプリートカー「S402」は、走るのが好きな人にとって、下手なスーパーカーよりも運転が楽しいと思えるはずだ。

スバリストなら、この「Sシリーズ」のネーミングを見ただけで、その素姓の良さが想像できるだろう。このクルマ、いい意味で市販車(量産車)らしくないのだ。

いわゆる一般的なクルマは、他の工業製品と同じように販売価格との兼ね合いや、より多くの人に受け入れられなければいけないという使命が重くのしかかり、世に登場するまでの間に「方向転換」を余儀なくされることがあると聞く。性能や乗り味を煮詰める段階で、開発者は何かしらの妥協を強いられるわけだ。

「S402」には、セダンとワゴンが用意される。2008年6月27日から2009年2月末の受注分まで、限定402台の販売が予定されている。
「S402」には、セダンとワゴンが用意される。2008年6月27日から2009年2月末の受注分まで、限定402台の販売が予定されている。
インテリアは、専用の本革シートが採用されるほか、センターパネルのサイドにカーボン調加飾がなされる。
インテリアは、専用の本革シートが採用されるほか、センターパネルのサイドにカーボン調加飾がなされる。
エクステリアは、ほぼノーマルを継承する。フロントフェンダーが左右20mmずつ拡幅されているほか、ドライカーボン製フロントアンダースカート、BBS社製18インチ鍛造アルミホイール、濃色ガラスなどが装備される程度だ。
エクステリアは、ほぼノーマルを継承する。フロントフェンダーが左右20mmずつ拡幅されているほか、ドライカーボン製フロントアンダースカート、BBS社製18インチ鍛造アルミホイール、濃色ガラスなどが装備される程度だ。

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