Dyson V6 Car + Boat Extra vol.3
掃除すら至福のひとときに 2017.06.23 CAR LIFE with Dyson <PR> 「Dyson V6 Car + Boat Extra」の吸引力を確かめるべく、家族5人、2泊3日のキャンプを行った後に掃除を行った。想像以上のコードレス掃除機体験やいかに。webCG編集部きってのキャンプ名人、折戸がリポートする。芝生のキャンプ場にはご注意
35歳を過ぎたあたりから、急に自然が恋しくなり、ベランダでバラを育てたり、ハーブ類を育てたりするようになった。そのうちに何となくキャンプにも行くようになってからというもの春先から晩秋までは、月に一度は山や森で家族と過ごすようになってしまった。昼下がりにはお気に入りのチェアでうとうとし、夜は焚(た)き火の炎を見ながらコーヒーを飲むのが至福のひとときで、キャンパーならおそらく王道といったところであろう。少年の頃にはなぜ親は休みのたびに山に連れて行こうとするのか疑問に思ったものだが、いまや自分がそうなってしまったのだ。
人は他人にとってどうでもよいこだわりをいくつかは持っていると思うが、ご多分に漏れず私にもある。そのなかのひとつに「キャンプ場は芝に限る」というのもある。実のところを言うとこれは上司の受け売りなのだが、このこだわりに従うことで、寝やすくなったり、汚れにくくなったりと、快適になることが増えた。
だが、このこだわりにはちょっとした落とし穴がある。キャンパーだというのに、トランクにディーラーオプションにある、プラスチックでできたトレー状の防汚のための敷物を使わず、もふもふとしたフェルトのようなトランクルームに何もかもじか置きするものだから、もふもふに芝がたくさんくっつくのである。
さらに焚き火&コーヒータイムを味わうためにも必要になる犠牲がある。薪(まき)の積載である。薪は現地で購入することが多いのだが、キャンプ場に到着したのち、いったん家族5人分の荷物を下ろし、それからせっせと薪を買いに行く。そして薪をトランクに乗せるとどうだろう。これも木の皮がもふもふにたくさんくっつくのである。
それからせっせとテント、タープ、テーブルなどを設営、セッティングしていく。当然ながらテントなどは袋に入っているのでそれらはどこかにしまっておく必要があり、トランクに押し込む。予備のペグなどもそのままトランクにポンと置いておく。そうすると、芝はもとより、ペグの土なども乗ってしまう。
さらには後部座席に乗る子供たちが食べこぼして汚したりする。子供の食べこぼしについてはwebCG SAGのDysonリポートに詳しいので割愛するが、早朝出発をしたりするためにどうしても車内で軽い朝食としてパンなどを食べざるを得ないからだ。
うたたね、コーヒー、そしてDyson
ここまでがわが愛車「ボルボV60」のお決まりのキャンプによる車内の汚れ方である。おそらく多くのキャンパーたちの汚し方もこのようなものではないかと思う。そして2泊3日を終えて帰ってからのおっくうな掃除が待っているのである。
だがしかし、今回はDyson V6 Car + Boat Extraがある。「変わらない吸引力」で有名なダイソンが車掃除のために発売した最新モデルらしい。キャンプ中ずーっと、帰ってこいつを使うのを楽しみにしていた。そもそも初ダイソンであり、そのエンジンサウンド、もといモーター音すら聞いたことがないのである。
まずはメインのもふもふ上の芝をかたづける。そうそう、好きなものは先に食べるというこだわりがあるということを追加しておく。まずはこいつ、「ミニ モーターヘッド」を手始めに使ってみよう。恐る恐るスイッチをオンにして吸ってみる。想像していたブイーンといういわゆる掃除機の音ではなく、シュイーンといった鋭いモーター音とともに気持ちよく汚れが吸い上げられていく。吸引力を密閉するクリーナーヘッドによってもふもふに絡んでいる木くずなんかが、もふもふの繊維の奥からこともなげに吸われていく。す、すごいです。
そしてトランクの下のスペースにはいつも焚き火台がしまってあるのだが、次なる敵は灰。これは細かくて強敵だ。ここはパネルの複雑さも考慮して「隙間ノズル」だろうか。このツールを使い分ける喜び。かっこいい。この豊富なツールを使ってゴミを吸いまくるのだ。しまいには「バスケス、来い!」と名作映画『エイリアンII』の名ゼリフを一人で叫ぶに至るのであった。
こうして、最もおいしいトランクを完全にきれいにしたのちに、車内の隅々までツールを換えつつ吸いに吸った。子供の座っているリアシートの隙間はもちろんのこと、運転席の足元など、少々届きにくいところも象の鼻のような延長ホースをグイっと伸ばせば手が届き、かなり大きな紙ごみもスッと吸ってくれた。吸引力だけではなく、排気がきれいで安心という点についてもいい。ついでにやわらかいブラシが付いた「ミニ ソフトブラシ」があるので、傷つきやすいカーナビの画面やルームミラーも掃除できた。ダイソンの運転時間は最大20分と聞いていたときは短い! と思っていたが、吸引力があるぶん、1回の充電で十分きれいになった。
最後に取れたごみを某電気シェーバーよろしくトントンして確認してみる。想像以上だ。なにせ、今回、キャンプでの汚れを本当の意味で仕込み、それらが最終的には回収されるだけだろうと予想していたのだ。ダイソンいわく「最も強力な吸引力。」に関してはその通りだと思うが、実際にどんどんゴミがたまっていく様子を眺めながらダイソンで掃除をするという快楽をまたひとつ、キャンプに見いだしてしまった。
(文=webCG 折戸光太郎/写真=尾形和美/撮影協力=Audi品川)
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