ホンダN-BOX
家族の強い味方 2018.02.05 Honda車と過ごすプレミアムな休日<PR> 小さなボディーに、快適に過ごせる便利な機能や先進安全装備がギュッと詰まった「ホンダN-BOX」。市場で最も支持されているハイトワゴンは、どんな運転体験をもたらすのか。個性派デザインの「カスタム」とともに、日帰りドライブに出掛けてみた。ホンダの本気が伝わるクルマ
2011年に登場したN-BOXは衝撃的だった。それまでスズキとダイハツの支配していたスーパーハイトワゴンのマーケットにセンセーションを巻き起こし、またたく間にトップに躍り出た。翌年には「N-WGN」と「N-ONE」も仲間に加わり、ホンダNシリーズは軽自動車界のトレンドリーダー的存在になったと言えるだろう。N-BOXはコンスタントに売れ続けていたが、2017年8月にフルモデルチェンジ。全方位的な進化でアドバンテージを拡大した。
エンジンとプラットフォームは改良を加えながら2代以上にわたって使い続けるのが常識なのに、今回は両方とも一新した。コストダウンが最優先されるご時世に、これは異例なことである。初代が売れたことで開発費用が潤沢だったこともあるだろうが、Nシリーズに懸けるホンダの本気が伝わってくる。
2017年の新車販売台数で、N-BOXは第1位(「N-BOX+」「N-BOXスラッシュ」も含めたN-BOXシリーズとしての2017年国内軽自動車新規届出台数<全軽自協調べ>)となった。軽自動車だけでなく、普通車も入れたランキングである。日本で最も売れたクルマがN-BOXなのだ。支持された理由の一つが四角張った力強いフォルム。ニューモデルは初代のイメージを残しながら、より洗練されたスタイルに仕上げられている。デザインは大きく分けて2種類あり、試乗したのは、より個性的な「カスタム」。迫力のある大型グリルがフロントマスクをダイナミックに演出している。軽自動車初となるシーケンシャルウインカー、いわゆる“流れるウインカー”の装備もトピックである。
全高は1790mmもあって、室内スペースは驚くほど広い。天井が高いから、未就学児なら立ったまま着替えだってできる。前後シート間の距離と荷室の長さは、先代モデルより25mm拡大した。使い勝手を飛躍的に高めたのが「助手席スーパースライド」。前後に570mmスライドし、後席から歩いて運転席に移ることができる。最も後方まで下げれば後席のチャイルドシートに手が届くから、助手席のママは安心だ。
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軽でも充実の安全装備
“軽自動車のミニバン”と言ってもいい広さと利便性だから、お買い物に使うだけではもったいない。休日には家族でレジャーに出掛けよう。プランはウオーターフロントドライブ。スタート地点は、外国人旅行者の姿も目立つようになったお台場だ。すっかりランドマークとなったフジテレビ本社を背にして首都高湾岸線に向かう。
軽自動車が高速道路を苦手にしていたのは昔の話。N-BOXは低回転域から高いトルクを生み出すターボエンジンと高効率なCVTで、力強い走りを楽しめる。背が高いのにコーナーで安定しているのは、「アジャイルハンドリングアシスト」の恩恵もある。ステアリング操作に対し、必要に応じてブレーキを制御してスムーズなコーナリングをサポートする機能だ。
高速巡航では、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)を使うのが賢い選択だ。前車と適切な距離をとりながら一定の速度で走行するという便利な装備で、ドライバーの疲労軽減と安全性向上にも役立つ。ちょっと前までは高級車にしか付かなかった最先端テクノロジーが、軽自動車でも使えるようになったのは素晴らしいことだ。N-BOXは時代の一歩先を行っている。
ACCは安全運転支援システムHonda SENSING(ホンダセンシング)の10種の先進機能のひとつ。一部レスオプションはあるが、N-BOXには全車にホンダセンシングが標準装備されている。衝突軽減ブレーキや前後の誤発進抑制機能、車線維持支援システム、歩行者事故低減ステアリングなどがセットになった装備だ。ミリ波レーダーと単眼カメラが周囲の状況を読み取り、危険を回避したりドライバーに注意を促したりする。小さな子どもが乗ることの多い軽自動車にこそ必要な装備で、ママの安心のためには必須だろう。
コンパクトなのはいいことだ
湾岸線から横浜横須賀道路を通って朝比奈ICで降りると鎌倉の裏手にある山に出る。海まではしばらくワインディングロードが続くが、後席のチャイルドシートで寝ている子どもが目を覚ます気配はない。カーブを抜けるときでもふらつきはなく、どの席に座っていても快適だ。
葉山方面を目指して海辺の道に出ても、ホッとするのはまだ早い。このあたりの道は狭くて見通しの悪い交差点が多く、すれ違いには苦労するのだ。大きなクルマに乗っているとひやひやする場面もあるが、こういう時は軽自動車が有利。しかも、N-BOXは視界が広いのがうれしい。フロントガラスが大きい上にAピラーが2本に分かれているので斜め前方がよく見える。車両感覚がつかみやすく、歩行者がいても緊張することはない。
葉山マリーナの手前に位置するレストラン ラ・マーレに到着。小浜海岸に面していて、テーブルから海が見渡せる。ランチにはその海から水揚げされた新鮮な魚介と三浦野菜が使われている。おなかを満たしたら、次は逗子マリーナへ向かう。通りにはヤシの木が植えられていて、建物も南国風。エキゾチックな気分でドライブを楽しむ。
再び高速道路に乗って横浜・みなとみらいへ。万葉倶楽部でリフレッシュタイムを過ごす。ゆっくり湯につかった後は、マッサージやエステでリラックスしたい。タイ古式マッサージ、英国式リフレクソロジー、グランフィトナチュールなど、豊富なメニューがそろっている。
体がほっこりしたら、今度は食のパラダイスへ。みなとみらいから中華街までは15分ほどの距離だ。名店が集まっているだけあって門を入ると美食を求める人々で大混雑。コンパクトなN-BOXでなければ、立ち往生してしまったかもしれない。N-BOXはアクティブなライフスタイルを楽しみたい家族の強い味方なのだ。
(写真=田村 弥、日影茶屋)
車両データ
ホンダN-BOXカスタム G・EXターボ Honda SENSING
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1790mm
ホイールベース:2520mm
車重:960kg
駆動方式:FF
エンジン:0.66リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ
トランスミッション:CVT
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:104Nm(10.6kgm)/2600rpm
タイヤ:(前)155/65R14 75S/(後)155/65R14 75S(ヨコハマ・ブルーアース)
燃費:25.0km/リッター(JC08モード)
価格:194万9400円/テスト車=226万2600円
オプション装備:ボディーカラー<プレミアムグラマラスブロンズ・パール>(3万2400円) ※以下、販売店オプション Gathersナビゲーションシステム(19万9800円)/フロアカーペットマット(2万4840円)/ハンズフリースライドドア(2万9160円)/ドライブレコーダー<ナビ連動タイプ>(2万7000円)