Chapter 1 Driving Impression
自分らしく輝くために 2019.07.19 最新のクラウンが魅せるエレガントな世界<PR> 最新のクラウンに、初の特別仕様車となるS“Elegance Style”が登場。伝統と革新のセダンに新たな価値を加えるという、その質感や乗り味について、モータージャーナリスト藤島知子が語る。常に進化し続けている
「現在のクラウンはスポーティーでモダンなイメージがありますが、このモデルには優美さという新たな魅力も感じられますね。セダンとして、とてもバランスがいいと思います」
クラウンの特別仕様車S“Elegance Style”を見て、藤島知子さんはその繊細さと気品に心引かれたようだ。高級セダンのクラウンに、エレガントな装いを施した価値あるモデルである。
「“ゼロクラウン”と呼ばれた12代目以降、クラウンはとてもスポーティーで若々しいクルマに生まれ変わりました。若者にも人気があるそうですよ。伝統あるセダンですが、時代とともに大きく変化してきています。15代目の現行モデルは、現代的に解釈されたスタイリッシュなフォルムと基本性能の高さが評価されていますね」
クラウンは、1955年に生まれた初の純国産乗用車である。それ以来、トヨタのフラッグシップセダンとして日本を代表する高級車の座を守り続けてきた。
「今はパーソナルカーとして乗られる方が多くなっていますね。ハンドルを握って楽しいとか、自分のスタイルを演出するモデルとして変化してきたことが大きいのでしょう。日本よりもハイスピードな道路環境で鍛えられたヨーロッパの高級セダンと比べても引けを取らない運動性能を備えています」
セダンには固有の価値がある
最近ではSUVが人気となっているが、藤島さんはクルマの基本はセダンだと話す。
「セダンはエンジン、キャビン、荷室が分かれていて、フォーマルに使えます。どこに乗って行っても恥ずかしくない、折り目正しいクルマですね。ヨーロッパでは防犯性に優れたスマートなクルマとして認識されているほか、重心が低く操縦安定性に優れた走りはハンドルを握っていて楽しい。SUVブームといわれる今もセダンは根強い人気を得ています。カジュアル全盛の時代ですが、セダンに乗ると気持ちが引き締まります」
クラウンS“Elegance Style”は、ベース車に上質な内外装を加えて質感を高めたモデル。特別な装備で優美さと品格を演出している。
「通常は17インチホイールなんですが、S“Elegance Style”は18インチになるのですね。自分でホイールを替えると結構なお金がかかりますから、スタイルにこだわりたいユーザーは、これだけでも車両価格に対してお買い得だと感じられるのではないでしょうか。インチアップで走りにシャープさが増すのもうれしいポイントです」
エクステリアでは、アウトサイドドアハンドルがメッキで飾られるのも変更点だ。
考え抜かれた上質さがいい
「ホイールもドアハンドルのメッキも、むやみにギラギラしていないところがいいですね。高級車として品良く乗りこなすことを考えると、ツヤを抑えたホイールの光沢など、洗練された印象を与えてくれますね。品格を保つには、華美な装飾よりも節度を持つことが大切だと思います」
内装で目立つのは、シート表皮に用いられた高級ヌバック調合成皮革のブランノーブ。
「クラウンのシートは体にフィットする形状で、とてもサポート性が高いものです。スポーティーなシートですが、ブランノーブを用いることでこんなにエレガントになるんですね。表革に比べて滑りにくいのもありがたいところ。肌触りが優しくて、女子受けもいいでしょうね」
ドアトリムやインストゥルメントパネルには、ブランノーブと同じく手触りのいいグランリュクスを採用。シフトブーツにはブラックステッチを施し、センターコンソールパネルは欅(けやき)調の黒木目。細部へのこだわりが、インテリアに気高さを与えている。
「この“こがね”という内装色もいいですね。ちょっと濃い目のキャメルのような色で、優雅さがあります。シートだけでなく、コックピット全体を包み込むような配色になっているのが心地よさを生み出していますね」
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世界を広げてくれるクルマ
S“Elegance Style”のパワーユニットには、2リッターターボ、2.5リッターハイブリッドの2種がある。藤島さんが試乗したのは、2.5リッターハイブリッドの「HYBRID 2.5 S“Elegance Style”」だ。
「クラウンの2.5リッターハイブリッドは、重量バランスが優れたクルマに仕上げられています。標準車にある3.5リッターのハイブリッドの場合は重厚感とパワー感が特徴ですが、2.5リッターのハイブリッドは軽快さ、スポーティーな走りの気持ち良さのバランスがいい。素直な挙動で、意のままに走れる楽しさもあるし、運転に不慣れでも安心して走れる。燃費がいいのもうれしいですね」
2リッターターボの「2.0 S“Elegance Style”」もあり、こちらはターボの鋭い加速が魅力だ。
「どちらもスポーティーな運転感覚が得られるんですが、S“Elegance Style”はそこに上品なスタイルをプラスするんですね。走りが大好きだからといって、内外装もハードなものが好きとは限りません。エレガントさとスポーティーさを両立させるS“Elegance Style”は、クラウンにもうひとつの別な価値を加えてくれたのだと思います。選択肢が広がるのは、間違いなくうれしいことです」
選択肢ということでは、カラーバリエーションが幅広いこともクラウンの美点のひとつ。基本の7色に加え、「茜色(アカネイロ)」「天空(ソラ)」などの「JAPAN COLOR SELECTION PACKAGE」6色から選べる。試乗車の外装色は、「ホワイトパールクリスタルシャイン」だった。
「クラウンにはとても映える色ですよね。セダンの高級感とスタイリッシュさを表現するには、こういうベーシックなカラーが似合います。ただ、JAPAN COLOR SELECTION PACKAGEのビビッドなカラーも捨てがたい。セダンでこれほどまでにカラーの展開が豊富なモデルは貴重ですし、自分らしさを演出できることは新たな価値の創造につながりそうですね。」
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先進のセダンに新たな魅力
藤島さんには、クルマ選びに際して心がけているポイントがある。
「ライフステージに合わせることが大切だと思います。自分を演出してくれるデザインとカラーを見極めること。ライフスタイルのなかでしっくりくるクルマを選べば、長く付き合えますよ」
もちろん、時代の変化に合わせて最適なモデルを選びたい。クラウンには最先端の装備が採用されているので、安全面も万全だ。
「クラウンは伝統のあるクルマですが、常に一番新しいクルマであり続けてきました。現行の15代目クラウンがデビューした時、同時に発表されたのがトヨタのコネクティッドのコンセプトです。クラウンには最新のコネクティッド技術が搭載されていますね。通信機能を使えばオペレーターが安心快適なドライブに必要な情報を教えてくれます」
安全機能も万全。トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されており、被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などがセットで搭載されている。
「安全は何よりも大切。クラウンは最新の先進安全機能を積極的に採用している点も注目すべきポイントです。レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)も使えますから、長距離運転でも疲れにくいですね」
S“Elegance Style”は優雅なスタイルで走りが良く、安全機能も充実している。
「いつの時代も日本の伝統を受け継ぐセダンとして存在感を放ってきたクラウン。なかでも15代目のクラウンはモダンでスポーティーなデザイン、先進安全機能やつながる技術でドライブライフに安心と快適をもたらしてくれます。今回のモデルは高級感と優美さという魅力がプラスされたことで、セダンに心浮き立つ華やぎを求める人に響くのではないでしょうか」
(語り=藤島知子/まとめ=鈴木真人/写真=郡大二郎)
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車両データ
トヨタ・クラウンHYBRID 2.5 S“Elegance Style”
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4910×1800×1455mm
ホイールベース:2920mm
車重:1730kg
駆動方式:FR
エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:電気式無段変速機
エンジン最高出力:184ps(135kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:221Nm(22.5kgm)/3800-5400rpm
モーター最高出力:143ps(105kW)
モーター最大トルク:300Nm(30.6kgm)
システム総合出力:226ps(166kW)
タイヤ:(前)225/45R18/(後)225/45R18
燃費:20.0km/リッター(WLTCモード)/24.0km/リッター(JC08モード)
メーカー希望小売価格(税込み):519万6960円
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