静かなクルマには静かなタイヤを 「TOYO TIRES PROXES CL1 SUV」で快適ドライブ
新しいスタンダード 2021.04.27 藤島知子が語る「TOYO TIRES PROXES CL1 SUV」の魅力<AD> トーヨータイヤがSUV向けにリリースした「プロクセスCL1 SUV」は、ロングライフ性能や低燃費性能とともに、静粛性の高さも追求されているのが特徴だ。電気自動車(EV)に装着してドライブした印象を、藤島知子がリポートする。低燃費でもガマン要らず
「静かですね。本当に静か。これはちょっと感動的です」
藤島知子さんが試乗したのは「プジョーe-2008」。新型コンパクトSUVのEVバージョンだ。バッテリーだけで走るピュアEVだから、エンジン音が発生しないのは当然のこと。しかし、藤島さんが感心したポイントはそこではない。
「エンジン音がなくて静かになると、高速道路などを走っていて風切り音やロードノイズが気になることが多いんです。でも、路面から伝わってくる音がほとんど聞こえないでしょう。これって結構すごいことですよ!」
e-2008が装着していたのは、トーヨータイヤのプロクセスCL1 SUV。SUV向けに専用設計された低燃費タイヤである。最新のテクノロジーを使って高い静粛性と低燃費性能、耐摩耗性能を実現している新製品だ。今回は高い静粛性が感じ取りやすいようEVに装着したが、もちろんEVや電動車専用ではないし、場合によってはエンジン車のほうが静粛性向上が分かりやすいということもあるかもしれない。
「かつては低燃費タイヤというと、乗り心地や静粛性などの面で不安になることがありましたが、プロクセスCL1 SUVにはそういったデメリットが感じられません。燃費性能は当然ながら、その他の性能についてもきっちりとつくり込んである最新タイヤという印象を受けました」
プロクセスCL1 SUVは転がり抵抗係数の等級で「A」認定。つまり、走行中にタイヤが損失するエネルギーが少ないということ。それでいてウエットグリップ性能でも「b」等級となっており、湿った路面でもタイヤのグリップ力がしっかりと確保されている。相反するはずの特性を高いレベルで両立させ、日本自動車タイヤ協会が策定した基準をクリアした低燃費タイヤなのだ。
→「トーヨータイヤ・プロクセスCL1 SUV」の詳しい情報はこちら
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トーヨータイヤならではの安定感
高次元の性能バランスを実現するために使われているのが、トーヨータイヤ独自の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」である。ナノレベル(1nm=10億分の1m)での精密な設計と制御により、材料の高精度な開発が可能になった。ゴムの微視的構造を解析して低周波領域と高周波領域の特性をグラフ化して設計し、ポリマーとシリカを効率よく結合させている。
「タイヤの表面を触ってみると、とても滑らかで弾力性が感じられます。静かなタイヤなんだということがわかりますが、運動性能はどうなのかが気になります。でも、高速道路を走ってみたら、直進安定性がとても高いことに気づきました。ストレスを感じないし、長距離を走っても疲れが少ないと思いますよ。このあたりはエンジン車でも味わってみたいところです」
プロクセスCL1 SUVは、リブ基調非対称パターンと非対称ブロックピッチ配列を採用し、パターンノイズの軽減を図っている。非対称にすることで、操縦安定性とウエット性能をともに高めることができるのだ。ふらつきを軽減し、高い直進安定性と応答性が実現する。
「非対称パターンに習熟しているトーヨータイヤならではの構造ですね。ミニバン専用タイヤの『トランパス』で豊富な経験を持っているので、重心の高いクルマでも安定した走りとハンドリングのよさを両立させる技術に定評があります。だから、同じように重心の高いSUVに最適なタイヤを開発することができたのでしょう」
藤島さんは高速道路を降りてワインディングロードへ。カーブが連続するコースでハンドリングをテストした。
「ステアリングを切り込んでアクセルを踏んでいくと、きれいにトラクションがかかるのがわかります。ブロックの倒れ込みがないから腰砕けにならず、シュアなハンドリングですね。手応えがしっかりしていて、タイヤが路面を捉えているフィールがゆったりと伝わってきます。プロクセスというブランドにはスポーティーなイメージがありますね。SUV専用タイヤですが、その名前にふさわしい走りだと思います」
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タイヤが路面を放さない
さらに藤島さんは、下り坂でプロクセスCL1 SUVが持つもうひとつの優れた特質に気づいた。
「EVなので、下り坂では回生ブレーキを使ってバッテリーの電力量を回復させたいですが、駆動力をオフにするからどうしてもクルマの姿勢が不安定になりがちです。でも、まったく乱れがありません。下りコーナリングでの安定性は驚異的ですね」
接地性がよくてグリップ力が高いことが、安定したコーナリングにつながっている。リブ端部に面取りを施した「ダイナミックテーパー」によってブロックの変形を抑制し、タイヤと路面が常に面で向き合うから広い接地面積を保持できるのだ。ブロックの接地面をゆるやかなラウンド形状にした「バレルルーフリブ」には接地圧を均一に分散する効果がある。
「均一に接地しやすいということは、偏摩耗が少ないということでもあります。タイヤが長持ちするから交換頻度が低くなり、エコで経済的です。快適に走れてロングライフというのはうれしいですね。タイヤにはさまざまな性能が要求されますが、そのすべてを満たすのは難しい。でも、プロクセスCL1 SUVはかなり高いバランスでさまざまな条件を満たしていると思います」
藤島さんは、仕事でSUVに試乗することが多いそう。今やSUVがクルマの主流になっていて、さまざまな種類のモデルが登場している。
「SUVの多様化が進んでいますね。今ではFFのモデルも多くなっていて、いわゆる都市型コンパクトSUVの人気が高まっています。実際に悪路走破性を最優先するタイプは少数派かもしれません。このプジョーe-2008も、ライフスタイル系のSUV。たまにキャンプに行くぐらいで、普段は街乗りで使うことが想定されています。アスファルトの上を走る時間が長い人であれば、高い快適性という、プロクセスCL1 SUVのメリットを最大限に得られるはずです」
お気に入りの曲がよく聞こえる
プロクセスCL1 SUVは、まさに都市型SUVに向けて開発されたタイヤであり、開発のポイントとして示されているのは、静粛性能、摩耗性能、環境対応性能、デザイン性の4点だ。
「第一に静粛性能が挙げられているところに、このタイヤの性格が表れていると思います。街乗りで使われることが想定されているので、アスファルトの道での性能が大切。オンロードの走りでは、ドライバーにとってもほかの乗員にとっても、室内が静かで快適であることが重要になってきますよね。」
静粛性能は、藤島さんにとっても優先度が高いそう。運転する時には音楽をかけていることが多いので、オーディオ空間としての上質さが大切なのだ。
「クルマに乗っていると、窓の外の景色が変わっていきますよね。気分も変化しますから、それに合わせて音楽を選ぶと運転が楽しくなります。決まった曲をかけるのではなく、サブスクリプションサービスでシチュエーションに合わせたプレイリストを選ぶことが多いかな。リラックスしたい時には軽やかな曲、気分を上げたい時にはアップテンポな曲。レースでサーキットに向かう時は、テンションを高めていけるエレクトロニックダンスミュージック(EDM)を聞くこともありますよ(笑)」
クルマの電動化が進んだことで増したのは、静粛性能の重要度だけではない。駆動用バッテリーの搭載による車両重量の増加にも対応する必要が生じている。タイヤが担う役割は大きくなり続けている。
「モーター駆動で静かに走るのクルマが増えてきました。ハイブリッド車でも、発進はモーターだけということが多いと思います。このタイヤは、発進の際にとても滑らかな感触です。モーター駆動のスムーズさにマッチした特性を持っているんですね。静かさを実現したうえに安心感や走りの楽しさが味わえ、それでいて環境性能を犠牲にしていないことが素晴らしい」
サイドウォールに凹文字で「PROXES CL1 SUV」というロゴを入れてデザイン性を高めているところには、オシャレ心も感じられる。
「プロクセスCL1 SUVは、クルマの電動化とSUVの多様化という今の状況に最適なアプローチをしていますね。タイヤを替えるだけで、クルマがひとクラス上になったよう。想像以上の変化があることを、電動車だけでなく、エンジン車のオーナーの方にも知ってほしいと思います」
(語り=藤島知子/まとめ=鈴木真人/写真=郡大二郎)
→「トーヨータイヤ・プロクセスCL1 SUV」の詳しい情報はこちら
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車両データ
プジョーe-2008アリュール
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4305×1770×1550mm
ホイールベース:2610mm
車重:1580kg
駆動方式:FWD
モーター:交流同期電動機
最高出力:136PS(100kW)/5500rpm
最大トルク:260N・m(26.5kgf・m)/300-3674rpm
タイヤ:(前)215/60R17 96H/(後)215/60R17 96H(TOYO TIRES PROXES CL1 SUV)
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