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こだわりの逸品 MIDホイールを知る

オールジャンルのマスターピース 2024.01.13 安全・安心のものづくりを目指して<AD> 生方 聡 あなたは、日本生まれのホイールブランド「MID WHEELS(MIDホイール)」をご存じだろうか? そのクオリティーに対するポリシーと、そこから生まれる最新プロダクトはどのようなものか、詳しく紹介しよう。

幅広いニーズに応える6ブランド

多彩なアルミホイールを手がけるMIDホイールは、2024年1月12日から14日まで千葉の幕張メッセで開催される「東京オートサロン2024」にブースを展開し、2024年の新作ホイールなどさまざまなモデルを披露した。

幕張メッセの中ホールに足を踏み入れると、巨大な「MID」の文字に彩られたブースが視界に飛び込んでくる。横に回り込むと、左右各6段のひな壇に、さまざまなアルミホイールが所狭しとディスプレイされている。その数なんと103本! 思わず写真を撮りたくなるほど、インパクトが強い。

MIDホイールは、自動車用品の卸売りや企画・開発を手がけるマルカサービスが9年前に立ち上げたアルミホイールの自社ブランドである。

ちなみにMIDの3文字は、「Maruka Intelligent Design」を意味する。現在、「RMP」「RMPレーシング」「NITRO POWER(ナイトロパワー)」「Garcia(ガルシア)」「VERTEC ONE(バーテックワン)」、そして「MTW」の6ブランドのみならず、スタッドレスタイヤ向けのブランドも展開。スポーツからラグジュアリー、そしてオフロード、さらに、電気自動車(EV)をはじめとする次世代モビリティーなど、幅広いジャンルをカバーしている。

→バリエーション豊かなMIDホイールの新製品をチェック

巨大な「MID」ロゴの裏手に、100本を超えるホイールを積み上げたMIDホイールのブース。その光景から、品ぞろえに対する自信が伝わってくる。
巨大な「MID」ロゴの裏手に、100本を超えるホイールを積み上げたMIDホイールのブース。その光景から、品ぞろえに対する自信が伝わってくる。拡大
MIDホイールは今回、計5台の車両を使って最新のホイールをアピールした。
MIDホイールは今回、計5台の車両を使って最新のホイールをアピールした。拡大
来場者でにぎわうMIDホイールのブース。多種多様なホイールで、そのクルマに合ったデザインと性能を提供するというのが同ブランドのポリシーである。
来場者でにぎわうMIDホイールのブース。多種多様なホイールで、そのクルマに合ったデザインと性能を提供するというのが同ブランドのポリシーである。拡大

“ニッポン品質の安全”を多くの人に

MIDホイールが目指すのは“ニッポン品質の安全”。アフターマーケットのアルミホイールを購入する理由としては、ドレスアップやスポーツ走行を楽しむことが挙げられるが、クルマにとってアルミホイールが重要保安部品である以上、安全性の確保は最優先の課題となる。

そこでMIDホイールは、企画から設計・デザインをはじめ、製造工程や品質管理といった部分を日本のトップエンジニアが担当。最終的な強度テストは国内の自社施設で実施するこだわりようだ。しかも、VIAと呼ばれる日本のアルミホイール登録制度で求められる基準よりも1~2割高い社内規格をクリアすることで、ユーザーに安全と安心を提供するのが、MIDホイールのモットーなのだ。

そんなMIDホイールの新作を彼らのブースでチェックするとしよう。

まずは、新型「トヨタ・アルファード」をエレガントに仕上げる「RMP 029F」。RMPは“ReMasterPiece”、すなわち、普遍的な美しさを誇る傑作をいまの日本の技術でつくり上げたMIDホイールのフラッグシップモデルであり、この029Fでは2×9スポークのメッシュデザインを採用。彫刻的な美しさを誇る立体的なスポークをリムまで伸ばすことで、突き抜けた印象を見る者に与える。

豊かなサイズのSUVやミニバンを、プレミアムかつスポーティーに演出するには打ってつけのモデルだ。16インチから21インチまで、17サイズを用意している。“ハイパーメタルコート”と呼ばれる明るいシルバーと、セミグロスブラックの2色が異なる個性を持つのも興味深い。

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数ある新作のなかでも一押しなのが「RMP 029F」。装着車である新型「アルファード」にもマッチしている。
数ある新作のなかでも一押しなのが「RMP 029F」。装着車である新型「アルファード」にもマッチしている。拡大
「RMP029F」の“F”はフィギュアから。つまり、「彫刻的な美しさ」を象徴している。
「RMP029F」の“F”はフィギュアから。つまり、「彫刻的な美しさ」を象徴している。拡大
「RMP029F」は、「スポークがリムに乗ったデザイン」が特徴。カラーは写真のシルバーのほか、セミグロスブラックも用意される。
「RMP029F」は、「スポークがリムに乗ったデザイン」が特徴。カラーは写真のシルバーのほか、セミグロスブラックも用意される。拡大
サイズ展開は16~21インチの17サイズ。幅広い車種に適合する。
サイズ展開は16~21インチの17サイズ。幅広い車種に適合する。拡大

デザインも機能も妥協なし

FDJ3(Formula Drift Japan 3)で活躍する「トヨタ・マークII」に装着されているのは、RMPレーシングの「TR50」だ。

RMPレーシングは、モータースポーツやスポーツ走行でも使える機能性にデザイン性をプラスしたホイール。展示車のマークIIもRMPレーシングの別モデルでFDJ3に参戦し、シリーズ優勝を果たしている。TR50は、5つのボルト穴に太いスポークが対応することで、デザインだけでなく応力バランスにも優れる設計とされているのも見どころである。

カスタマイズされた「スズキ・ジムニー」を彩るのがガルシアの「Dallas6(ダラス6)」。レトロなデザインを現代の技術でよみがえらせたガルシアは、遊び心あふれる雰囲気が特徴で、このダラス6では、末広がりの太い6本スポークがアメリカンビンテージをイメージさせる。

ポリッシュとセミグロスブラックの2色が用意され、ポリッシュでは外周とディスクの間に設けた「ヴァーレイ」をグレーに、一方、ブラックでは外周とディスクの縁にポリッシュ加工を施すことで、異なる表情をつくり上げる。サイズは12インチから17インチまでの9種類で、ジムニーのほか、ビジネスで「ハイエース」に乗るオーナーなどもターゲットとしている。

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FDJ3に出走する「マークII」が装着しているのはRMPレーシングの「TR50」。星形5本スポークの新作ホイールだ。
FDJ3に出走する「マークII」が装着しているのはRMPレーシングの「TR50」。星形5本スポークの新作ホイールだ。拡大
「TR50」では裏面のリム形状にもこだわり、軽量化と高剛性化が追求されている。
「TR50」では裏面のリム形状にもこだわり、軽量化と高剛性化が追求されている。拡大
「ブロンコ」顔の「ジムニー」には、現代の技術とレトロなデザインを融合させた「ダラス6」をチョイス。
「ブロンコ」顔の「ジムニー」には、現代の技術とレトロなデザインを融合させた「ダラス6」をチョイス。拡大
「ダラス6」には「セミグロスブラック」のほか、ポリッシュ仕上げもラインナップ。展示車の「ジムニー」のほか、「ハイエース」も似合うアイテムとなっている。
「ダラス6」には「セミグロスブラック」のほか、ポリッシュ仕上げもラインナップ。展示車の「ジムニー」のほか、「ハイエース」も似合うアイテムとなっている。拡大

EVには最適サイズのホイールを

ナイトロパワーはMIDホイールのオフロードホイールブランド。ブース内の「トヨタ・ハイラックス」では、車体左側に「M6 CARBINE(カービン)」が、右側には「M16 ASSAULT(アサルト)」がそれぞれ装着されている。M6カービンは太い6本スポークで力強さを、M16アサルトはツイン8スポークでワイルドな雰囲気を醸し出している。前者は14インチから17インチの11サイズで、ダークブロンズとガンブラックの2色を設定。後者は15インチから17インチの8サイズで、シルバー(スチールクリア)とセミグロスブラックを用意している。

そしてユニークなのがMTWだ。「MARUKA TAILORED WHEEL」を意味するMTWは、EVや燃料電池車といった次世代モビリティーを対象に、“モデル専用サイズのホイール”を設定している。ブースの「テスラ・モデル3」に装着されている「TW025」については、「テスラ・モデルY」専用の20インチや「日産アリア」用の19~20インチも用意。また「TW027」は、モデル3に加えて、「BYD ATTO 3」用のサイズが選べる。高い耐荷重性能が求められるEVは適合するアフターマーケットのホイールが少ないだけに、この取り組みはEVオーナーにとってまさに朗報である。

このように、手軽なドレスアップから本気のモータースポーツ、さらには高性能のEV向けまで、幅広いジャンルのアルミホイールを展開するMIDホイール。この性能と品質がリーズナブルな価格で手に入るのも、MIDホイールの見逃せない魅力である。

(文=生方 聡/写真=田村 弥、webCG)

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タフ系車種にぴったりの「ナイトロパワー」。デモカーの「ハイラックス」(写真)には16本(ツイン8スポーク)の「M16アサルト」が装着されている。
タフ系車種にぴったりの「ナイトロパワー」。デモカーの「ハイラックス」(写真)には16本(ツイン8スポーク)の「M16アサルト」が装着されている。拡大
「M16アサルト」(写真左)はトータルコーディネートを重視するユーザー向け。一方「M6カービン」(右)は足元を目立たせたいユーザー向けという位置づけだ。
「M16アサルト」(写真左)はトータルコーディネートを重視するユーザー向け。一方「M6カービン」(右)は足元を目立たせたいユーザー向けという位置づけだ。拡大
「MTW」の対象となるのは、モーターで駆動する次世代モビリティー。走りだしから高トルクがかかるこれらのクルマには、車種ごとに専用の製品が用意されている。
「MTW」の対象となるのは、モーターで駆動する次世代モビリティー。走りだしから高トルクがかかるこれらのクルマには、車種ごとに専用の製品が用意されている。拡大
内側のリムに意識的に厚みを持たせた「MTW」。こうした工夫により、車内への騒音抑制も実現している。
内側のリムに意識的に厚みを持たせた「MTW」。こうした工夫により、車内への騒音抑制も実現している。拡大