BRIDGESTONE REGNO GR-XIII/GR-XIII TYPE RVを知る・試す
プレミアムな空間品質をあなたにも 2025.03.06 ブリヂストン・レグノが具現する“グレートバランス”の新世界<AD> ブリヂストンが擁する最新プレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)GR-XIII」と「GR-XIII TYPE RV」。2種類の商品展開と豊富なサイズラインナップにより、幅広い車種で選べるようになった今日のレグノの実力を、車形も性格も異なる3台のクルマで体感した。キーワードは「グレートバランス」
タイヤを替えようと思ったとき、次に履く製品になにを求めるだろう? 今まで履いてきたタイヤよりも乗り心地がよくなってほしい。グリップ力が高くなってほしい。静かになってほしい。人によって求める性能はさまざまだろうが、すべてが高い次元であるに越したことはない。とはいえ、例えば燃費改善を求めて転がり抵抗を低減すれば、グリップ力では不利になるなど、タイヤの性能には相反する要素が多い。すべてが高性能というのは、ハードルが高いのだ。そうしたなかで、この難題に果敢にチャレンジして成功を収めているのが、ブリヂストンのプレミアムタイヤ「レグノ」だ。
1981年に誕生したレグノは、その当初から「GREAT BALANCE(グレートバランス)」をブランドコンセプトに掲げてきた。あらゆる性能をバランスよく、しかも高い次元で達成するというものだ。これは普遍の設計思想として、現在でも受け継がれている。
そのレグノの最新世代の商品が、レグノGR-XIIIである。“究極のカスタマイズ”を目指す商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」を搭載しているのが新しい。グレートバランスのコンセプトのもと、これまでどおりにあらゆる性能を進化させながら、低燃費・省資源といったサステナブル性をも高めているのだ。
レグノGR-XIIIは、2024年2月に発売。当初から53サイズの豊富なラインナップを誇っていたが、それから約1年の間に、軽自動車向けやコンパクトカー向け、輸入車向けのサイズなどが加わり、今や78サイズものラインナップを誇っている。さらに2025年2月には、新製品のレグノGR-XIII TYPE RVも登場。こちらも29サイズが用意される。GR-XIII TYPE RVは、ミニバン/コンパクトSUV(以下、RV)向けの商品で、タイヤの骨組みや補強材をGR-XIIIと共有しながら、RV向けにトレッド部やショルダー部をカスタマイズ。高い静粛性としっかりとした走り、偏摩耗の抑制による高いロングライフ性能を実現している。
今回は、「メルセデス・ベンツEクラス」「トヨタ・アルファード」「日産サクラ」の3台で、これらのタイヤを試す機会を得た。
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プレミアムセダンで感じる新たな走りと空間品質
まずはレグノGR-XIIIを装着したメルセデス・ベンツEクラスをドライブする。走り始めた瞬間にまず感じたのは、「静かなタイヤだな」ということ。荒れた路面でのゴー、ガーという低周波のロードノイズ、滑らかな路面でのヒュー、シャーという高周波のパターンノイズともに、従来品より確実に抑制されている。
さらに、路面の変化による音量・音圧の変化が少ないことにも感心した。高速道路のジョイントを境に、手前は新しくて奇麗な舗装、その先は古くて荒れた舗装、といった場面で、いきなりノイズが高まると不快感は倍増する。しかし、GR-XIIIはそもそも静かなうえに音の変化の幅が小さく、実に快適なのだ。
もうひとつ感じたのが、想像以上に走りがしっかりしていて、頼もしい感覚があるということだ。路面の荒れや横風などで進路を乱されそうになったとき、わずかな修正舵でもしっかりと反応してくれるので、実に扱いやすい。矢のように突き進む安定性も持ち合わせており、とにかく運転の負荷が軽減されるのだ。これならロングドライブでも疲れないだろう。
その走りは市街地や高速道路でも好印象だったが、ワインディングロードでは、さらにこのしっかり感を堪能することができた。切り始めから手応えが確かなうえに、コーナーの曲率に合わせて切り込んでいっても、その手応えが変わらず、リニアに曲がる力がビルドアップしていく。切れば切っただけ曲がってくれる一体感の高いハンドリングは、ある意味スポーティーでもあった。
それでいて、路面の細かな凹凸や大きな突起を乗り越えた際にも、ゴツゴツ、ツンツンと乗員を小突いてくる不快さはなく、常に快適なのが不思議でもある。また幹線道路のジョイントなどで大きめの入力があっても、スッと滑らかにそれをいなし、振動を残すことなく収束。段差を越えた際も、その後味はスッキリとしている。
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ミニバンでも軽BEVでも印象は変わらない
新たに加わったサイズを試すべく、「日産サクラ」でもこのタイヤを試してみた。サクラは電気自動車(BEV)ゆえにエンジン音が発生せず、通常のエンジン車より走行中のノイズは大幅に下がっている。いっぽうで、エンジン音がないがゆえに、他のノイズが目立ちやすい一面もある。これが高級BEVなら制音・遮音にコストをかけられるが、軽自動車のサクラではそうもいかず、それなりにノイズは気になるほうだ。そうしたクルマであるだけに、レグノGR-XIIIの高い静粛性の恩恵は大きかった。また新鮮な発見だったのが、GR-XIIIのしっかり感が、このBEVのハンドリングにいい影響をもたらしていること。低重心で前後重量配分に優れる車両構造のポテンシャルが、それによって存分に引き出されていたのだ。
最後に「トヨタ・アルファード」では、レグノGR-XIII TYPE RVを試した。静粛性の高さやしっかり感などは、EクラスとGR-XIIIの組み合わせで感じたものと基本的に共通している。特に印象的だったのは、速めのレーンチェンジを試したときの、リアの収まりのよさ。背が高く重量がかさむミニバンでは、レーンチェンジ後に気になる揺れが発生しやすく、修正舵を入れることもある。しかし、GR-XIII TYPE RVではそういった動きを意識させられることがなく、セダンと同様に操作できたのだ。
アルファードの特等席である2列目シートには、1列目シートと変わらぬ静粛性が保たれていた。ミニバンはスライドドアやテールゲートなど開口部が大きいため、外部からの騒音の侵入が大きく、箱型ゆえに内部で音が反響しやすい。特にリアタイヤから拾われるノイズが課題になるので、2列目シートは不利になりやすいのだが、アルファードとレグノGR-XIII TYPE RVの組み合わせでは、それが克服されていた。さすがはRV専用設計。ブリヂストンがいうところの、“商品ごとのカスタマイズ”が効果を発揮している。
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生産の段階からサステナブル性を追求
今回は、車形やクラスが大きく異なる3台でレグノGR-XIIIおよびGR-XIII TYPE RVを試したのだが、共通しているのはクルマの持つポテンシャルを上手に引き出していることだった。快適性や操縦安定性などが高いレベルにあるメルセデス・ベンツEクラスでは、それを伸ばしつつ一体感のある走りを提供。日産サクラではハンドリングが意外なほどによくなっており、BEVの静粛性にも磨きがかかっていた。こうした特徴に加え、トヨタ・アルファードでは2列目シートの空間品質も深みが増している、といった具合だ。豊富なサイズバリエーションとも相まって、さまざまなクルマでその特長を味わえることだろう。
もうひとつ興味深いのが、こうしたタイヤの基本性能の進化を、今日求められるサステナブルな取り組みと両立していることである。レグノGR-XIIIとGR-XIII TYPE RVは、省燃費性能やロングライフ性能を追求しているだけでなく、製造時の資源消費を減らすべく、既存の製品より薄く・軽くつくられている。結果として、従来品と比べて平均で約7%軽量化を実現したという。通常、タイヤを薄く・軽くつくると剛性が悪化し、性能が下がるものだが、ブリヂストンでは内部構造の張力を最適化するなどして、均一なタイヤの変形と理想的な接地面形状を実現。走りのよさや快適さにサステナブル性能も併せ持つ、新たなグレートバランスを実現したのだ。
それにしても思うのは、タイヤを履き替えるのは、実はこんなにも楽しいということである。どうせ交換するのなら、変化や進化を実感できるもののほうが面白いし、向こう数年を共にするのだから、快適性でも満足できるものを選びたい。グレートバランスのレグノなら、大いに期待に応えてくれるだろう。
(文=石井昌道/写真=郡大二郎)
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【Movie】性格の異なる3台のクルマで体感! ブリヂストンの最新プレミアムタイヤ「レグノGR-XIII/GR-XIII TYPE RV」の魅力に迫る
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車両データ
メルセデス・ベンツE350eスポーツ エディションスター
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4960×1880×1485mm
ホイールベース:2960mm
車重:2170kg
駆動方式:FR
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:9段AT
エンジン最高出力:204PS(150kW)/6100rpm
エンジン最大トルク:320N・m(32.6kgf・m)/2000-4000rpm
モーター最高出力:129PS(95kW)/2100-6800rpm
モーター最大トルク:440N・m(44.9kgf・m)/0-2100rpm
タイヤ:(前)245/40R20 99W XL/(後)275/35R20 102W XL(ブリヂストン・レグノGR-XIII)
燃料消費率:12.6km/リッター(WLTCモード)
交流電力量消費率:251Wh/km
充電電力使用時走行距離:96km(プラグインレンジ)
EV走行換算距離:106km(等価EVレンジ)
価格:1020万円
日産サクラG
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1655mm
ホイールベース:2495mm
車重:1080kg
駆動方式:FWD
モーター:交流同期電動機
最高出力:64PS(47kW)/2302-1万0455rpm
最大トルク:195N・m(19.9kgf・m)/0-2302rpm
タイヤ:(前)155/65R14 75H/(後)155/65R14 75H(ブリヂストン・レグノGR-XIII)
一充電走行距離:180km(WLTCモード)
交流電力量消費率:124Wh/km
価格:308万2200円
トヨタ・アルファードZ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4995×1850×1935mm
ホイールベース:3000mm
車重:2160kg
駆動方式:FF
エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:CVT
エンジン最高出力:190PS(140kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:236N・m(24.1kgf・m)/4300-4500rpm
モーター最高出力:182PS(134kW)
モーター最大トルク:270N・m(27.5kgf・m)
タイヤ:(前)225/65R17 102H/(後)225/65R17 102H(ブリヂストン・レグノGR-XIII TYPE RV)
燃費:17.7km/リッター(WLTCモード)
価格:635万円