RAYS VOLK RACINGの最旬モデルに触れる
美しき高性能 2025.03.19 最高峰技術の結晶 レイズが鍛えた高性能ホイールの世界<AD> 世界のクルマ好きから支持される、レイズの鍛造ホイールブランド「VOLK RACING(ボルクレーシング)」。なかでも人気の「TE37」「G025」と、その魅力がさらに広がる最新ラインナップについてリポートする。走りにこだわればレイズ
クルマの楽しみ方は人それぞれ。好きなクルマを手に入れたあとに、さまざまなカスタマイズを施すのもそのひとつだ。なかでもホイールは、他のパーツに比べて簡単に交換できるうえ、ドレスアップ効果が高いのが根強い人気の秘密である。
さらに、走りにこだわるスポーツモデルのオーナーなら、そのクルマの持てる力を余すところなく引き出し、走行性能を高める手段として、ホイールを交換したいと考えている人は少なくないはずだ。
私もそんなひとりで、以前、純正ホイールを、高剛性・高性能の鍛造アルミホイールに交換したところ、同じサイズの同じブランドのタイヤを装着していても、明らかにハンドリング性能が向上したという経験がある。その際に装着したのが、レイズが手がけるボルクレーシングだった。
レイズは、「The concept is racing.」を合言葉に、F1やWEC(世界耐久選手権)、SUPER GTといった最高峰のモータースポーツを戦い抜くことで得られた最先端の技術を、市販車向けホイールに注ぎ込んできた日本のホイールメーカー。しかも、設計から生産までのすべての工程を一貫して日本で行う「オールメイドインジャパン」にこだわることで、他ではまねのできない性能やデザインを実現する強みを持っている。
なかでもボルクレーシングは、同社を代表する鍛造スポーツホイールのフラッグシップブランドであり、その象徴ともいえる「TE37シリーズ」は、国内ばかりか海外のファンからも圧倒的な人気を集めてきた。
最新世代のTE37 SAGA S-plusでサイズが充実
幅広の6本スポークデザインがスパルタンな印象を放つTE37は、高剛性・高強度が生み出す高性能により、1996年の登場以来、スポーツ走行やレースに参加する人たちから、絶大な人気と信頼を得ている。その後、スポーツモデルの高性能化や重量化に対応すべく、2016年にはフルモデルチェンジにより「TE37 SAGA」に進化。さらに2021年にはマイナーチェンジにより「TE37 SAGA S-plus」が登場している。
最新のTE37 SAGA S-plusは、伝統の6本スポークデザインや、スポークの間を60°の三角形とすることで均等に応力を分散させるというコンセプトはそのままに、フルモデルチェンジで設計を一新し、さらにマイナーチェンジにより、細部まで最適化が行われている。これにより、とどまるところを知らないスポーツモデルの高性能化や、タイヤのハイグリップ化に対応するだけでなく、国が定める安全基準のJWL/VIAを2倍以上上回る強度を手に入れている。
TE37 SAGA S-plusは15インチから20インチまで、日本車のみならず、世界の名だたるスポーツモデル向けサイズを展開している。最新のラインナップでは、19インチと20インチにBMW向けのサイズが追加されたのが見逃せない。例えば、5穴、インセット120mmの19インチには「BMW 3シリーズ」(F30)や「M2」(F87)向けを、同20インチにはM2(F87)に加えて「M4」(F82)向けを新設定した。
もちろんこのほかにもさまざまな自動車ブランド、モデルに対応しており、愛車にぴったりのサイズがきっと見つかるはずだ。
性能と美しさを極めたG025
スポーツ性を前面に押し出すTE37シリーズに対して、性能とデザインを高い次元に両立するのがボルクレーシングの「Gシリーズ」。なかでも、2019年の登場以来、輸入車オーナーなどを中心に高い人気を集めているのがG025である。
レイズのモデル名はスポーク数を表すことが多く、このG025も2×5スポークデザインを採用することからこの名前がつけられている。しかし、普遍的な2×5スポークデザインでありながら、G025には他と一線を画するエレガントな雰囲気が漂っている。スリムなスポークはわずか5mmという幅で、ブレーキキャリパーを見せることを意識したデザインとなっている。
スポークのセンター付近に折れ目を入れることで、シャープかつ立体的なデザインとしたのもその特徴のひとつだ。「まるで美しいハイヒールのごとく仕上げられたスポーク」とレイズが表現するデザインは、ヨーロッパの流麗なクーペなどにとてもお似合いだ。
もちろん、レイズの看板ブランドであるボルクレーシングを名乗るからには、その性能に妥協はない。しかも、ボルクレーシングには「理由のあるライン」「意志を持つカタチ」という美学があり、すべてのデザインが機能に裏づけられている。
ウェイトレスホールに見るレイズの美学
そのあらわれが、ボルトホール横とスポーク付け根に設けられたウェイトレスホール。スリムに見えるスポークは、実は奥行きがあり、これが高い剛性を生み出している。一方、ウェイトレスホールは、見た目のアクセントとなるだけでなく、ホイールの軽量化に貢献している。
こうしたデザインと性能の両立には、モータースポーツで培った技術が生かされている。このG025も、SUPER GTのGT500用ホイールを開発しているエンジニアが担当したといい、最先端のテクノロジーがG025を特徴づけているのだ。さらに、ウェイトレスホールは最新の5軸加工機によりつくられており、すべての工程を一貫して行うレイズの強みと技術力がここにも表れている。
そんなG025の最新のラインナップでは、新色「シャイニングブロンズメタル」に彩られた「SZ EDITION」が誕生。光により表情を変えることで、明と暗のコントラストが強調されるSZ EDITIONは、伸びやかなスポークと特徴的なウェイトレスホール、立体感のあるコンケイブラインにより、G025に新たな美をもたらしている。
さらに、5穴、インセット112mmの19インチ/20インチに、BMW 3シリーズ(G20)のほか、「Z4」(G29)や「5シリーズ」(G30)向けのサイズが再設定されたのも見逃せない。
「美しさと機能の調和」というボルクレーシングのデザイン哲学を象徴するG025は、際立つデザインと卓越した走りで、スポーツモデルの足元を彩りたい人には、まさに打ってつけの逸品といえるだろう。
(文=生方 聡/写真=レイズ)