走る・曲がる・止まるを一段上のステージに 「クムホ・エクスタ スポーツS」を試す
期待の大型新人 2026.02.27 2026 Spring webCGタイヤセレクション<AD> クムホから新たなプレミアムスポーツタイヤ「エクスタ スポーツ/エクスタ スポーツS(パターン名:PS72)」が登場。人気の「エクスタPS71」の後継として、グリップ力をはじめとしたすべての基本性能を磨き上げた待望の新商品だ。「フォルクスワーゲン・ゴルフR」に装着してドライブした。クルマの魅力を引き出すには
クルマの実力を存分に発揮させるには、そのキャラクターにふさわしいタイヤが欠かせない。日々テクノロジーが進化するなかで、エンジンやシャシーが高度化し、電子制御によって誰でも容易にクルマが操れるようになったとはいえ、クルマの「走る」「曲がる」「止まる」は、最後は路面と唯一接するタイヤに託されるからだ。
今回、試乗車として用意したフォルクスワーゲンのゴルフRの場合、タイヤ選びは難しいかもしれない。このゴルフRは、コンパクトな2ボックスのボディーに、最高出力333PSの2リッターターボエンジンと、4WDの「4MOTION」を組み合わせたホットハッチであり、ワインディングロードやサーキットでは本格的なスポーツカーとしての走りが楽しめるのが大きな魅力だ。
その一方で、“コンパクトカーのベンチマーク”と呼ばれるゴルフだけに、ふだんの買い物や高速道路を使った遠出といった場面では、快適で安心なドライブが期待される。そのオールマイティーな性能こそがゴルフRの魅力だけに、スポーツ性と安全性、そして、快適性を高い次元で両立するタイヤが、このクルマには求められるからだ。
そんな要求に応えてくれそうなのが、クムホのプレミアムスポーツタイヤ、エクスタ スポーツSである。
信頼のタイヤブランド
クムホは1960年に創業した韓国のタイヤメーカーで、長年にわたり培ってきた技術力によってグローバル市場での存在感を高めてきた。現在では韓国メーカーにとどまらず、ヨーロッパやアメリカの主要自動車メーカーにも新車装着タイヤを供給しており、その品質と性能は世界的に評価されている。日本市場でも輸入車への純正装着が増えていることから、輸入車ユーザーを中心にブランド認知が着実に広がっている。
製品ラインナップは純正装着向けだけでなく、アフターマーケット向けにも幅広く展開。スポーツ、コンフォート、SUV/RV、ウインター、オールシーズンなど、多様なニーズに対応する製品をそろえている。なかでもエクスタシリーズは同社を象徴するスポーツタイヤ群であり、フラッグシップモデルから日常域までをカバーする幅広い商品を展開するのが特徴である。
そのエクスタシリーズにおいて、新たなフラッグシップモデルとして登場したのがエクスタ スポーツと、さらに高いグリップを誇るエクスタ スポーツSであり、今回は「ゴルフRアドバンス」に、純正と同サイズの235/35R19のエクスタ スポーツSを履かせて、その走りを確かめることにした。
快適さを諦めない
エクスタ スポーツSが目指したのは、「パフォーマンス」と「安全性」の両立をテーマに、ドライ/ウエット両面での走行性能を高次元でバランスさせること。ブレーキ性能とハンドリング性能を重視しながら、高速域でのスタビリティーや日常走行時の快適性にも配慮している点も見逃せない。
すぐに試乗に移りたいところだが、その前にエクスタ スポーツSを眺めてみる。サイドウォールを彩るチェッカードフラッグが、このタイヤの性格を静かに主張している。一方、トレッド面を見ると、ロバストセンターブロックと呼ばれる中央のブロックと、大きなアウトサイドブロックが、高いグリップ性能を予感させる。溝の底にもチェッカードフラッグやロゴが記されているといった遊び心を忘れないのも、うれしいところだ。
ひととおりデザインをチェックしたあと、さっそく走りだすと、そのスポーティーなイメージとは裏腹に、ロードノイズが良好なレベルに抑えられていることに驚いた。そのうえ、タイヤと路面とのコンタクトがスムーズで、乗り心地も十分な快適さが確保されている。スポーツ性能を重視したタイヤでありながら、日常的な快適性をしっかり確保しているのが好印象だ。
クルマのポテンシャルを引き出してくれる
高速道路に入ると、エクスタ スポーツSの別の顔も見えてくる。スポーツタイヤにふさわしいしっかりとした手応えが伝わり、安定した姿勢と優れた直進性により、リラックスして高速走行を楽しめるのだ。これなら、長距離の移動でもドライバーの疲労は軽く、目的地でのアクティビティーも満喫できるはずだ。
一方、コーナーでは、ステアリングの切り始めから素早いレスポンスを感じ取ることができる。コーナリング時はもちろんのこと、加速や減速でもタイヤのグリップは十分すぎるほどだ。これには、強力なグリップを発揮する“Max Grip”コンパウンドや専用のトレッドデザイン、さらに強化された内部構造が貢献しているのだろう。
ゴルフRには、「Rパフォーマンス トルクベクタリング」と呼ばれる機能が搭載されていて、エンジンのトルクをフロントとリアアクスルに配分するだけでなく、リアアクスルの左右のトルク配分を自在にコントロールすることでコーナリング性能を高めるのだが、これにエクスタ スポーツSの高いグリップ性能が加わることで、ゴルフRのコーナリングは実に軽快かつ痛快である。
走り終えて確認できたのは、このエクスタ スポーツSが、ゴルフRをスポーティーかつ快適に走らせるのにふさわしい、バランスに優れたスポーツタイヤであるということ。スポーツモデルの実力を常に引き出したいと思うドライバーにとって、その期待に応えてくれる頼れるプレミアムスポーツタイヤ、それがエクスタ スポーツSである。
(文=生方 聡/写真=郡大二郎)
車両データ
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4295×1790×1460mm
ホイールベース:2620mm
車重:1520kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
トランスミッション:7段AT
最高出力:333PS(245kW)/5600-6500rpm
最大トルク:420N・m(42.8kgf・m)/2100-5500rpm
タイヤ:(前)235/35ZR19(91Y)XL/(後)235/35ZR19(91Y)XL(クムホ・エクスタ スポーツS<パターン名:PS72>)
燃費:--km/リッター
価格:761万9000円




































