先進のSUV「エクストレイル」という選択
熟成のトレンドセッター 2026.10.13 SUVのフロントランナー 日産エクストレイルの魅力に迫る<AD> 4代・四半世紀にわたって進化を重ね、SUVブームのなかでも開拓者であり続けてきた「日産エクストレイル」。その先進技術がもたらす“乗ればわかる喜び”とは? 最新世代の到達点について、詳しくリポートする。まさに衝撃の存在だった
「乗り心地がいいし、めちゃめちゃ静粛性が高い。本当に快適なクルマですよね。ドライバーが運転して楽しいだけじゃなく、後席も含めて乗っている人全員の気分が上がります」
この日、竹岡 圭さんは市街地と高速道路で日産エクストレイルをドライブしてきた。存分に走りを楽しんできたようで、笑顔がこぼれる。でも、ここで疑問が。竹岡さんは以前からモータースポーツに携わってきて、ラリーにも参戦している。悪路走破性に定評があるエクストレイルなのに、オフロードを走っていないのは物足りないのでは……。
「そんなことありませんよ。SUVだって、街なかや高速道路での走りが大切なんです。だって、毎日オフロードに行く人なんてほとんどいませんよ(笑)。エクストレイルはエクストリームスポーツと道を意味するトレイルという言葉から名づけられていて、たくましい走りのイメージがあります。そのうえで、日常使いもできるところによさがあるんですよ」
初代エクストレイルがデビューしたのは2000年。「使える四駆」をキーワードに、優れた操作性や快適性を売りにしたSUVだった。
「初代エクストレイルは衝撃でしたね! あんなクルマはどこにもなかったんですから。それまでSUVといえばクロカンでしたが、あれはオフロードに特化しているから生活のなかでは使いづらい。エクストレイルは、SUVのイメージを根本から変えたんです。誰でもオフロードを走れて、普段使いでも問題なく乗れる。カジュアルな見た目でカッコいい。憧れましたね」
初代エクストレイルは荷室やシートに汚れに強い素材を使い、アウトドアのレジャーで役立つ工夫がいっぱい。マイナーチェンジで最大45度のチルト角を持つポップアップステアリングを採用し、運転席でシートを倒して横になっても足が当たらないようにするなど、レジャー心をサポートするアイデアがあふれていた。たくさん物を積んで遊びに行くのにピッタリなクルマだった。
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2つの“e”で新たな世界へ
「いいクルマができましたよ、といって売るだけじゃなかったんです。このクルマがあれば、こんなレジャーが楽しめますよ、道から離れて海や山へ行くことができますよ、と提案したんです。エクストレイルで可能になるライフスタイルを見せたわけですよね。それがすごく新しかった」
2007年に登場した2代目は、「タフギア」をコンセプトに4WDシステムをさらに強化。2013年の3代目はスタイリッシュなエクステリアと上質なインテリアで、洗練度を高めた。現行の4代目は2020年から。タフギアのDNAを受け継ぎながら、画期的な技術を投入した。
「現在のエクストレイルは、2つの“e”で大きな進化を遂げました。ハイブリッド技術の『e-POWER』と、電動駆動4輪制御技術の『e-4ORCE』です。最先端の電動テクノロジーを取り入れることで、オフロード性能も日常での快適性も、ともに大きく向上させることができたんですよ」
e-POWERはエンジンで発電してモーターで駆動するシリーズハイブリッドの機構。電動車ならではの力強い加速と滑らかな走りを実現する。発電に使われているのは、日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」だ。
「VCターボは常用域でも加速する時でも、圧縮比を変えることでエンジン回転数を抑えることができます。だから車内が静かなんですね。電動車はどれもモーター自体は静かなんですが、発電のエンジンが大きな音を立てていると台なしです。エクストレイルが静粛性に優れているのは、電動化技術だけではなく内燃エンジンの驚異的な進歩のおかげでもあるんですよ」
日常の走りで良さが伝わる
前後2基の高出力モーターと左右のブレーキを統合制御して4輪の駆動力配分を最適化するのがe-4ORCEだ。
「モーターはエンジンに比べてレスポンスが速いしダイレクト。オフロードで滑ったりしても、すぐに反応してくれるから安心です。ほんの1cmだけ動かしたい、なんて時も、微妙なアクセルワークでコントロールできる。モーターって誰でも扱いやすくて、精密な運転ができるんですね。オフロードの走破性はe-4ORCEで格段に向上したと思いますよ」
モーターの特性を生かし、エンジン駆動より細やかな制御を実現したのだ。悪路走破性が上がったのは頼もしいが、それ以上の恩恵があるという。
「オンロードでもe-4ORCEの効果はテキメンです。なんだかドシッと腰を落としたような感じになるんですよ。ブレーキと4輪の駆動力配分の精度がいいから、コーナーでふくらみにくい。アンダーステアにならないし、かといって巻き込むようなこともない。ライントレース性がとてもいいんです。だから、ワインディングロードでも軽快に走れる。高速道路のインターチェンジでグルグルと回りながら降りてくるようなところでも、ステアリングを一定の角度を保ったままで抜けていけますよ」
e-4ORCEは従来型の4WDと違ってプロペラシャフトがないので、重量増の心配はない。重くて曲がらないという以前のイメージは、過去のものになった。
「むしろ、2輪駆動より曲がりやすいんです。精密に4輪を制御して、素早く反応する。初代エクストレイルの頃はまだオンデマンド4WDの時代。タイヤが滑ってから対処していたのに対し、e-4ORCEはフィードフォワードで制御するから安心感が違う。初代はまだ技術的に難しかったんですが、電動化することで飛躍的な進化を遂げることができました」
道具感のあるタフギアとして出発したエクストレイルは、時代とともに変化していった。現在のエクストレイルは上質感と洗練度を高め、都市にも似合うSUVとなっている。
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一歩先を行っている
「でもエクストレイルというクルマは、本当に変わってしまったのでしょうか。確かに形は同じではありませんが、志はずっと一貫していると感じるんですね。初代エクストレイルはSUVの間口を広げたパイオニアだった。特殊な技術が必要だったクロカンとは違う誰にも開かれたクルマに変えて、アウトドアやエクストリームスポーツを楽しむ世界を見せたんです。それは今のエクストレイルも同じ。むしろ、最初に描いていた構想を、より高度な形で実現しているということでしょう」
デビューしたのはSUVが珍しかった時代だが、今や堂々たるメインストリームに。オフロードと日常使いを両立したSUVは、当たり前の存在になったともいえる。
「その先駆けとなったのがエクストレイルでしたね。ジャンルをつくった画期的なクルマです。その後もコンセプトを受け継ぎながら、正常進化してきました。今のモデルはe-POWERとe-4ORCEという電動化技術を組み合わせ、オフロードとオンロードの両方で高い走行性能を実現しています。やはり一歩先を行っていると思いますよ」
ミニバンブームが落ち着き、エクストレイルをファミリーカーとして使うケースも増えているという。
「静かで乗り心地がいいから、ファミリーカーの素質も十分です。室内が広く、リアシートがスライドするのが家族にうれしい。荷物もたくさん積めますよ。後ろのドアが90度まで開いて、チャイルドシートを付けて子供を乗せるのもラクラク。ウィンドウにサンシェードが付いているのもママさんには大切なこと。先進運転支援システムの『プロパイロット』も付いていてドライバーが疲れないから、遠出したくなりますね」
エクストレイルには「NISMO(ニスモ)」や「AUTECH(オーテック)」のモデルもあり、特別な装備や専用チューニングを選ぶことができる。ワイルドで力強い外観を望むなら、「ROCK CREEK(ロッククリーク)」が選択肢に入るだろう。さらには車中泊を想定した「マルチベッド」まで用意されていて、幅広いバリエーションがラインナップされている。
「自分でカスタマイズするのは面倒ですから、メーカーが企画して提供する。その点でも、ライフスタイルに寄り添うクルマであり続けていますね。パイオニアだからこそ、大胆な提案もできるのでしょう。次はどんな世界を見せてくれるのか、今後のエクストレイルがますます楽しみになってきました!」
(語り=竹岡 圭/まとめ=鈴木真人/写真=荒川正幸)
※写真の車両は、一部仕様が市販車両と異なる場合があります。
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