ホンダ・フリード
すべてがちょうどいい 2018.02.05 Honda車と過ごすプレミアムな休日<PR> コンパクトカー並みのボディーサイズで3列シートを実現。ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は、家族の楽しみがギュッと詰まった一台だ。家族との“プレミアムな一日”を求め、富士急ハイランドまでのドライブに出掛けた。子育てファミリーからの圧倒的な支持
<いつでも・どこでも・だれでも「ちょうどいい」を実現>
ホンダ・フリードのカタログにクルマの特徴として書かれているフレーズである。先代モデルでも強調されていた「ちょうどいい」が、2016年に2代目となってさらにグレードアップしたというわけだ。CMには蛯原友里や徳井義実が登場して、インテリアの上質さやユーティリティー性能の高さをアピールしている。
フリードはコンパクトカー並みのサイズにもかかわらず3列シートを実現。取り回しが良くて運転しやすく、大きなクルマは苦手という奥さんも持て余すことはない。大人数が乗って快適に移動でき、買い物から家族旅行までをカバーするオールマイティーなクルマなのだ。子育てファミリーから圧倒的な支持を受けているのも当然だろう。
試乗したのは2列目がベンチシートの7人乗り仕様。2列目のシートは、6:4に分割して前後にスライドするようになっていて、用途に合わせてさまざまなアレンジが可能だ。3列目は左右に跳ね上げ、広大な荷室スペースを確保できる。床面がフラットで、重い荷物でも出し入れに苦労はない。テールゲートの開口部は高さが1110mmもあり、ベビーカーを立てたまま収めることができる。
おじいちゃんとおばあちゃんが一緒の時は、3列目に2人が並んで座る。6人乗り、7人乗りと言いながら、3列目は実質的に緊急用というクルマは多い。でも、フリードの3列目は横幅が広く、2人がゆったりと離れて座れるようになっている。窮屈さがないから、大家族でも安心なコンパクトミニバンなのだ。
ミニバンであることを忘れるドライブフィール
1人でドライブするのも楽しいけれど、フリードなら大勢で出掛けたくなる。スタートは老舗の箱根・富士屋ホテルから。朝ごはんは和朝食とアメリカンブレックファーストが選べるので、どちらにするか迷ってしまいそう。宿を出ると、いきなり難所を走ることになる。御殿場方面に向かう箱根裏街道は道幅が狭く、キツいカーブと急な上り坂が続く。
見切りの悪いクルマだと緊張してしまいそうだけど、フリードは視界が良好だからすれ違う時も安心だ。Aピラーの根元部分が分かれて三角窓のような形になっていて、死角になりやすい斜め前方がよく見える。薄型メーターが位置するのはダッシュボードの上で、ドライバーからはかなり離れている。視線移動が少ない上に焦点も合わせやすくなるようにするための工夫だ。
コーナーを軽快に抜けていくと、運転していてもミニバンだということをつい忘れてしまいそうになる。乗車人数が多くても坂をグイグイ登っていくパワーは、エンジンとモーターの2つの動力を組み合わせているおかげ。110psのエンジンと29.5psのモーターが協力して余裕の走りを生み出している。下り坂ではモーターが発電機の役割を果たし、バッテリーに電気を蓄えて次の上り坂に備える。パワフルでありながら効率よくエネルギーを使えるのが、ハイブリッドカーのメリットなのだ。
途中で左に折れて、星の王子さまミュージアムへと向かう。さらに道幅が狭くなり、5ナンバーサイズの車幅であることに感謝する時間だ。箱根にはほかにも彫刻の森美術館や箱根ラリック美術館、箱根関所資料館などもあり、ミュージアムめぐりをしたくなる。
安全、安楽、そして経済的
御殿場を抜けて東富士五湖道路に入ったら、アクセルとブレーキはアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)におまかせ。スピードを設定すれば前車との距離を保ちながら自動的に加減速してくれるから、運転の疲労度は大幅に軽減される。車線維持支援システム(LKAS)も一緒に使うことで、安全性は格段にアップ。せっかくの運転支援システムは賢く使いたい。
富士吉田インターチェンジで高速道路を降りると、そこが富士急ハイランド。広大な駐車場が用意されていて、クルマを止めてすぐに入場できる。年間200万人もの来場者があるのは、アクセスの良さが理由の一つだろう。
富士急ハイランドの表看板は、「FUJIYAMA」「ええじゃないか」「高飛車」「ド・ドドンパ」の4大コースターをはじめとする絶叫マシン。身長制限があるので、小さな子ども向けには観覧車やメリーゴーラウンドなどの定番施設も充実。超リアルなお化け屋敷の「絶凶・戦慄迷宮」、協力してミッションをクリアする「絶望要塞2」など多彩なアトラクションがあって、遊び尽くすのは簡単ではなさそうだ。
遊園地を出たら、すぐに高速道路には乗らずに富士山ドライブを楽しみたい。森の中を抜けていく道をのんびりと走っていると、嫌なことは忘れてしまう。開けた場所では、必ず富士山の雄姿が見える。なぜかおめでたい気分になるのが日本人。やかましいエンジン音が響いていたら興ざめだが、もちろんフリードのハイブリッドシステムはノイズが最小限に抑えられていて静粛そのものだ。
帰りの高速道路では、やっぱりACCとLKASを使って安楽に巡航。遊び疲れていても、安全に帰路をたどることができる。長距離を走っても、タンクにはまだまだガソリンが残っている。走りがいいのに燃料消費が少ないという、ハイブリッドカーの良さを実感するはずだ。
(写真=荒川正幸)