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レイズ最新作に見る高性能ホイールの魅力

チャレンジは止まらない 2024.01.13 レースのテクノロジーを感じて走れ!<AD> 生方 聡 技術力と品質の高さから、最高峰のホイールメーカーとして広く知られるレイズ。日本が誇るこのブランドが、2024年のスタートとともに自信を持って提案する逸品とは? 代表作の特徴と魅力に迫る。

スローガンは「The concept is racing.」

ハイパフォーマンスホイールを手がけるレイズは、2024年1月12日から14日、千葉県の幕張メッセで開催される「東京オートサロン2024」にブースを出展し、2024年発売の最新モデルなどの展示を行っている。

レイズと聞いて、さまざまなモータースポーツシーンで活躍するマシンを足元から支えるホイールメーカーをイメージする人は少なくないだろう。

1991年、マツダが「787B」でルマン24時間耐久レースを制したのを皮切りに、モータースポーツの世界最高峰であるF1や、FIA GT、ALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)などに次々と参戦。最近ではWEC(FIA世界耐久選手権)に挑み続けるTOYOTA GAZOO Racingとタッグを組み、2018年から5大会連続でルマン24時間で優勝したのは記憶に新しい。日本国内でもSUPER GTをはじめさまざまなカテゴリーで勝利をもたらし、「レイズのホイールなくしてレースは語れない」と言っても過言ではない。

常に挑戦が続くモータースポーツの世界で培った高い技術を、市販車向けのロードホイールに惜しみなく注ぎ込む……。それこそが、レイズが掲げるスローガン「The concept is racing.」の意味するところ。“レースは走る実験室”とはよく言われるが、レイズにとっても革新的なホイールを生み出すにはなくてはならない場なのである。加えて同社は、設計から生産まで一貫して日本で行う「オールメイドインジャパン」を貫く数少ないホイールメーカーであり、さらに世界各市場の上をいく世界最高レベルの安全基準を独自に定めることで、性能と安全性を高いレベルで両立し、世界中のユーザーから支持を集めている。

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東京オートサロン2024におけるレイズのブース(幕張メッセ・西ホール)。今回も広々としたスペースに展開したレイズだが、それでも足りないのではないかと思えるほど品ぞろえが多い。
東京オートサロン2024におけるレイズのブース(幕張メッセ・西ホール)。今回も広々としたスペースに展開したレイズだが、それでも足りないのではないかと思えるほど品ぞろえが多い。拡大
ブースには写真の「GR86」をはじめ、レイズ一押しの新製品を装着した6台の車両が展示された。
ブースには写真の「GR86」をはじめ、レイズ一押しの新製品を装着した6台の車両が展示された。拡大
今回会場に持ち込まれたホイールは約140本。プロトタイプのモデルを含め、20製品を超える新作ホイールを展示している。
今回会場に持ち込まれたホイールは約140本。プロトタイプのモデルを含め、20製品を超える新作ホイールを展示している。拡大
国内外の多くのクルマ好きに知られるレイズ。「The concept is racing.」というスローガンに見られるとおり、そのすべての製品にはモータースポーツで培った技術が生かされている。
国内外の多くのクルマ好きに知られるレイズ。「The concept is racing.」というスローガンに見られるとおり、そのすべての製品にはモータースポーツで培った技術が生かされている。拡大

“性能”と“美”の高度な両立

レイズは例年、1月に開催される東京オートサロンに出展し、その年の新作を披露している。今年も西ホールの目立つ場所に広いブースを構え、6台の車両と約140本のホイールを展示している。ブルーとホワイトでデザインされた「RAYS」のロゴが掲げられたブースに足を踏み入れると、中央に置かれたL字形の大型モニターが視界に入る。通常の映像に加えて、立体的に飛び出すように見える「3D CG」が目を楽しませてくれるのが、今年の見どころだ。

手前には、ドリフトで活躍する“マッド・マイク”選手の「マツダ3」と、「日産GT-R」が鎮座し、来場者の目を奪う。そのどちらにも、レイズが鍛造スポーツホイールの最高峰と位置づける「VOLK RACING(ボルクレーシング)」が装着されている。なかでも注目は、GT-Rと組み合わされる新作の「G29」だ。ボルクレーシングには定番の「TE37」のほかにもさまざまなシリーズが存在するが、このGシリーズは、ボルクレーシングが誇る高性能に美しさという価値を与えた意欲作で、輸入ハイパフォーマンスカーのオーナーなど、新たなユーザーの取り込みに貢献している。

その最新モデルがこのG29で、その名のとおり2×9スポークのメッシュデザインを採用しているのが特徴。外周部を太めにするとともに、スポークの立体感が強調される形状に仕上げたことで、ホイールの存在感が際立っているのが見どころである。今回GT-Rに装着された21インチ仕様は、2024年後半にも発売となる見込み。さらに、同じ21インチでトヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」に対応するサイズも用意されるということだ。一方、マツダ3に装着される「21C」は2021年に発売された鍛造ホイールで、マイク選手はこの市販ホイールで、2023パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを戦っている。

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ブースの見どころのひとつである「3D CG」。時折「日産GT-R」がモニターから飛び出すかのように疾走し、来場者を喜ばせた。
ブースの見どころのひとつである「3D CG」。時折「日産GT-R」がモニターから飛び出すかのように疾走し、来場者を喜ばせた。拡大
“マッド・マイク”選手のドライブでパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑んだ4ローターの「マツダ3」。このモンスターマシンにもレイズのホイールが選ばれた。「軽くて強い。だからレースで安心できる」と関係者は語る。
“マッド・マイク”選手のドライブでパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑んだ4ローターの「マツダ3」。このモンスターマシンにもレイズのホイールが選ばれた。「軽くて強い。だからレースで安心できる」と関係者は語る。拡大
R35型「日産GT-R」に装着されているのは、2024年後半に発売予定の新作「G29」。9交点のメッシュの、きらびやかなデザインが目を引く。
R35型「日産GT-R」に装着されているのは、2024年後半に発売予定の新作「G29」。9交点のメッシュの、きらびやかなデザインが目を引く。拡大
「G29」は外周におけるスポークの間隔が広いのが特徴。これにより、断面の存在が際立ち、立体感が強調される。
「G29」は外周におけるスポークの間隔が広いのが特徴。これにより、断面の存在が際立ち、立体感が強調される。拡大

ドリフトもトレイルもレイズで

ブース正面の「トヨタGR86」に装着されるのは、本気でスポーツを楽しむユーザー向けの高性能鋳造スポーツホイール「gram LIGHTS(グラムライツ)」の新作「57NR」だ。

グラムライツでは、5本スポークの「57CR」と6本スポークの「57DR」が人気を集めているが、この57NRは新たに10本スポークデザインを採用するとともに、軽さと強度を極めたことで、ドリフト走行を安心して楽しむことができるようになるなどの進化が見られる。従来のデザインでは飽き足りないユーザーにとって、発売が待ち遠しいモデルとなるに違いない。

そして、「トヨタ・ランドクルーザープラド」のワイルドさをさらに加速するのが、「A-LAP(エーラップ)」の「05X」。エーラップは、SUVやクロスカントリー4WD向けの鍛造ホイールで、強さと軽さを追求したのが特徴。この05Xは、オフロードタイヤ、オンロードタイヤのいずれにもマッチする大胆で力強い5スポークデザインとすることで、北米市場のピックアップトラックやクロスカントリー4WDオーナーに訴求したい考えだ。

北米市場で必須ともいえる2600lbsの耐荷重をクリアしているのも見逃せない。さらに、17インチのさまざまなタイヤ幅に対応するとともに、サイズごとにリムの深さやフェイス断面を最適化しているのも、この手のクルマのオーナーには喜ばれるに違いない。

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写真の「GR86」が装着しているのは、鍛造ワンピースホイールの「グラムライツ57NR」。カラーは写真の「グロスブラック」のほか「ダークブロンズ」も選べる。
写真の「GR86」が装着しているのは、鍛造ワンピースホイールの「グラムライツ57NR」。カラーは写真の「グロスブラック」のほか「ダークブロンズ」も選べる。拡大
10スポークの「グラムライツ57NR」は軽さと強さが自慢。ドリフト走行も安心して楽しめる仕様となっている。
10スポークの「グラムライツ57NR」は軽さと強さが自慢。ドリフト走行も安心して楽しめる仕様となっている。拡大
車体左側に「A-LAP-05X」を装着した「ランドクルーザープラド」。輸入車では「ジープ・ラングラー」との組み合わせもおすすめだ
車体左側に「A-LAP-05X」を装着した「ランドクルーザープラド」。輸入車では「ジープ・ラングラー」との組み合わせもおすすめだ拡大
展示車「ランドクルーザープラド」の右側には「Team Daytona M9」が。タフにして上質な、凝ったデザインのホイールである。
展示車「ランドクルーザープラド」の右側には「Team Daytona M9」が。タフにして上質な、凝ったデザインのホイールである。拡大

商用車にも最高の一品を

ユニークなところでは、レイズの優れた鋳造技術を生かし、美しさと機能性を高めた「HOMURA(ホムラ)」シリーズから、新製品「2×9(ツーバイナイン)L-RA」が登場している。

これは、商用車である「トヨタ・ハイエース」ユーザーをターゲットとした初めてのモデルで、メッシュデザインと深めのリムにより足元の特別感をアピール。RALC(レイズ・アラウンド・リップ・コンセプト)により削り分けたリムにも、レイズの技術力の高さが表れている。

ブースでは今回紹介した以外にも数々の新作や人気シリーズのホイールを間近に見ることができる。日本発の高性能かつ安心・安全のレイズホイールなら、きっとお気に入りのモデルが見つかるはずだ。

なお、ボルクレーシングG29以外のモデルについては、レイズの公式ウェブサイトに掲載されているので、オートサロンに来場できない人はぜひそちらをチェックしてほしい。

(文=生方 聡/写真=田村 弥、webCG)

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セダン用としてスタートし、SUVやミニバンにも対応するようになった「HOMURA(ホムラ)」シリーズ。今回新たに「トヨタ・ハイエース」用のアイテムが設定された。
セダン用としてスタートし、SUVやミニバンにも対応するようになった「HOMURA(ホムラ)」シリーズ。今回新たに「トヨタ・ハイエース」用のアイテムが設定された。拡大
「HOMURA 2×9L-RA」では、レイズならではの切削技術によるリムの凹凸も特徴となっている。
「HOMURA 2×9L-RA」では、レイズならではの切削技術によるリムの凹凸も特徴となっている。拡大
展示車両のなかには新型「ヴェルファイア」の姿も。その足元には、限定カラーの「VERSUS VOUGE」が輝く。
展示車両のなかには新型「ヴェルファイア」の姿も。その足元には、限定カラーの「VERSUS VOUGE」が輝く。拡大