世界が認めた高品質 ネクセンの「N-FERA RU1」を試す
2つの顔を持つタイヤ 2026.02.27 2026 Spring webCGタイヤセレクション<AD> ネクセンの「N-FERA RU1(エヌフィラ・アールユー1)」は快適性とグリップ力を高いレベルで両立したSUV向けスポーツタイヤ。これらの優れた性能を比較的安価に手にできるというのだから、多くのカスタマーに選ばれているのも当然だ。「スバル・フォレスター」とのマッチングをリポートする。ポルシェが認めたクオリティー
突然だがネクセンタイヤをご存じだろうか。
創業は1942年というから歴史はなんと80年以上。かつては「ミシュランタイヤ・コリア」として“made in KOREAのミシュランタイヤ”を製造していたこともある韓国発のグローバルタイヤメーカーだ。
いま、そんなネクセンタイヤが大躍進中なのだとか。なんでも品質が良く、性能と価格のバランスがいいらしい。
例えばタイヤの性能と品質を判断する方法のひとつとして、私たちにも分かりやすい目安がある。それは自動車メーカーが純正採用しているかどうかだ。言うまでもないが、自動車メーカーは性能や品質が基準に達していないタイヤを純正採用することはない。言い換えれば、自動車メーカーへタイヤを供給しているメーカーは性能や品質において信頼が置ける製品をつくっているというわけだ。
ネクセンタイヤはヒョンデやキアといった韓国の自動車メーカーはもちろん、日本の三菱自動車やフランスのルノーとシトロエン、ドイツのフォルクスワーゲン、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、さらにはポルシェにも純正タイヤを供給。ポルシェに関しては2017年に「カイエン」の純正装着タイヤとして採用され、2018年からは「マカン」、2021年からは「パナメーラ」にも装着されている。あのポルシェが認めたとなれば、その技術力や性能に対して一目置かないわけにはいかないだろう。
コストではなく品質のための全自動化
そんなネクセンタイヤの、性能と並ぶもうひとつの特徴が品質の高さだ。製品のバラつきが少ないのだという。
その秘密のひとつが製造過程にある。フルオートメーション化された世界最先端の工場でタイヤを生産しているのがポイントだ。ゴムの配合からタイヤの製造までの工程をすべて自動化し、生産工程における人間の介在をほぼなくすことで品質を安定させているのだ。タイヤの生産工程において職人の技能に頼る部分があると、どうしてもそこで品質に差が生じがち。しかしネクセンはすべてを機械化することで、製品のバラつきが少なく安定した品質をハイレベルに保っているというわけである。
ネクセンが誇るフルオートメーション工場はタイヤ製造においては世界に類を見ないほどの自動化がされているのだが、その理由は低コスト化を進めるためでも人手不足を補うためでもない。高性能・高品質を担保するためのフルオートメーション化にほかならない。逆に実際のところ「トータルの生産コストは高い」のだとか。
とはいえ、タイヤは実際に履いてみないと分からない。本当はどうなのだろう? ひとりのクルマ好きとして、その性能は実に興味深い。
そこで今回、実際に試乗してみることにした。選んだのはSUV向けのスポーツタイヤ、N-FERA RU1である。なぜこのタイヤかというと、今どきの乗用車はSUVが中心だからだ。しかもSUVタイヤはサイズが大きくて、履き替える際に料金が高くなりがち。そんなとき、国産や欧州の著名ブランドももちろんいいけれど、もう少し懐に優しいタイヤも気になるのが多くの人の正直な気持ちだろう。ネクセンもそのひとつであり、ポルシェも認めた性能となれば実に興味深い。だから実際に試してみたというわけだ。
ちなみにN-FERA RU1はサイズによりポルシェの純正指定を受けている。
→「NEXEN N-FERA RU1」のより詳しい情報はこちら
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静かで快適
というわけで今回の試乗車は「スバル・フォレスター」。タイヤサイズは235/50R19の標準サイズで、まさに純正タイヤからの履き替えを想定した選択である。
ところでN-FERA RU1はネクセンのなかでスポーティーなプレミアムSUVタイヤというポジション。同社には「N-FERA SU1」というセダンやクーペからミニバンまで幅広く対応するプレミアムタイヤがあり、そのSUV用という位置づけだ。ポルシェSUVの純正指定を受けているだけあってカタログによると高いドライ&ウエットグリップを持ちつつ、低転がりかつ快適性能も加味したバランスのとれたタイヤなのだとか。
いきなり結論から言うと、ネクセンN-FERA RU1は想像以上にいいタイヤであり、フォレスターとのマッチングもかなりよかった。
まず驚いたのが乗り心地。とってもしなやかで、路面の凹凸や橋の継ぎ目を越えたときの衝撃を上手に吸収する。構造が硬すぎずタイヤの柔らかさをしっかりと感じられるあたりが、ちまたで「ミシュランジェネリック」と呼ばれるゆえんなのだろうか。冗談抜きでコンフォートタイヤかと思うほどの乗り心地のよさだから、家族からクレームがくることはまずないだろう。
一般的なユーザーにとって、乗り心地はタイヤを替えるときに失敗したくない要素ではないだろうか。N-FERA RU1ならそこは期待を裏切らないことをまず確認できた。そして音だって静か。市街地から高速道路にかけては乗り心地がよく、高速道路での直進性も良好。これなら日常使いでの満足度は相当高いだろうなあ。
いっぽうで、クルマ好き・運転好きなら気になる運動性能はどうか。まずはステアフィールがいい。機敏すぎることもなく、ユルすぎることもなく軽快で絶妙なチューニングなのだ。
みんなが幸せになるタイヤ
それから思ったのは、タイヤとクルマとの一体感が高いこと。ハンドルを切ると遅れなくスーッと滑らかに気持ちよく向きを変える感触がいい。この“滑らかに”というのがポイントで、もしもタイヤが率先してグイグイ曲がっていくような感覚があると、スポーツカーならそれでもいいけど、SUVだと運転していて機敏すぎて神経を使うことになり、運転疲れにつながることもある。N-FERA RU1は反応遅れがないいっぽうで動きが自然で穏やかだからワインディングロードを走るとリズムをとりやすく、狙ったとおりのラインをしっかりとトレースしてくれる安心感もある。これがいい。
ところでワインディングロードでもう少しペースを上げてみるとどうなるか。「SUVなら普通はここまでペースを上げないだろうなあ」という領域でコーナーへ飛び込んで感じたのは懐が深いタイヤだということ。勢いよくコーナーに入り少し早めかつ多めにアクセルを踏んで「アンダーステアが顔を出しそうだな」というシーンでも、こう言ってはなんだがタイヤは想像以上に粘ってくれる。「少し速度が速すぎたかな」くらいだと何事もなかったように踏ん張ってしっかり曲がる。だから安心できるのだ。いいじゃないかN-FERA RU1。
スポーティーなタイヤというとバリバリのシャープなハンドリングをイメージするかもしれないけれど、N-FERA RU1はそうではない。タイヤがスポーティーさを強く主張するのではなく、乗り心地もハンドリングも絶妙なバランスでSUVライフを支えてくれるのだ。
普段は「家族を乗せて快適に優しく」。そして運転好きのパパやママが「ときにはワインディングロードを楽しめる」。N-FERA RU1は2つの顔を持つSUV用タイヤだということがよく分かった。
タイヤは安全に直結する。お手ごろな価格帯のタイヤのなかには、「値段は安いけれど、性能、特に安全性を考えると本当に買ってもいいのだろうか?」と不安になるものもある。だけど、ネクセンN-FERA RU1はそれらとは一線を画するクオリティーのタイヤだと断言できる。
それはつまり、純正タイヤが減ってタイヤ交換時期に差しかかったSUVユーザーが選ぶタイヤとして、価格と性能のバランスがとれた賢い選択といえるだろう。
(文=工藤貴宏/写真=郡大二郎)
→「NEXEN N-FERA RU1」のより詳しい情報はこちら
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車両データ
スバル・フォレスター プレミアムS:HEV EX
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4655×1830×1730mm
ホイールベース:2670mm
車重:1780kg
駆動方式:4WD
エンジン:2.5リッター水平対向4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:CVT
エンジン最高出力:160PS(118kW)/5600rpm
エンジン最大トルク:209N・m(21.3kgf・m)/4000-4400rpm
モーター最高出力:119.6PS(88kW)
モーター最大トルク:270N・m(27.5kgf・m)
タイヤ:(前)235/50R19 99V/(後)235/50R19 99V(ネクセンN-FERA RU1)
燃費:18.4km/リッター(WLTCモード)
価格:459万8000円








































