試して分かったブリヂストンのSUV向け冬用タイヤ「ブリザック アイスピーク」の実力
頼れる冬の相棒 2026.10.26 2026-2027 Winter webCGタイヤセレクション<AD> ブリヂストンからSUV向けとなるスタッドレスタイヤの新製品「ブリザック アイスピーク」が登場。氷上・雪上性能を高め、摩耗ライフも大幅に向上させたというその実力を、モータージャーナリストの斎藤 聡さんと自動車ライターの伊藤 梓さんがチェックした。スタッドレスタイヤだと気づかないかも?
伊藤 梓「気持ちのいいドライブでしたね! 乗り心地は上々で、車内は静か。ついつい会話が弾んでしまいました」
斎藤 聡「運転していて、思いどおりにクルマが動くことに感心しまくりでした。高速道路でも直進安定性が高くて、ストレスを感じない。遠出しても疲れないのはうれしいことですよ」
「スバル・フォレスター」から降りて語り合っているのは、モータージャーナリストの斎藤 聡さんとライターの伊藤 梓さん。東京駅から河口湖まで走ってきた。フォレスターに装着されていたのは、ブリザック アイスピーク。ブリヂストンの最新スタッドレスタイヤだ。でも、この日は快晴で、雪なんて降っていない。スタッドレスタイヤの性能を試す場面はなかったはずだ。
伊藤 梓「東京に住んでいたら、雪道を走る機会はあまりないでしょう。でも、11月ぐらいになったら夏タイヤからスタッドレスタイヤに換えますよね。雪が降ってから慌てても間に合いません。だから、ドライ路面を走る時間が長いのは当然で、そこでの快適性や操縦安定性がスタッドレスタイヤにとっては重要なんです」
齋藤 聡「かつてスタッドレスタイヤがドライ路面を苦手にしていたのは事実です。雪上や氷上でグリップさせるためにゴムを柔らかくしなければならず、グニャグニャした感覚に。ドライ路面ではステアリングを切ってもすぐに反応しないという弱点がありました。アイスピークは、骨格はもちろんのこと、硬めのコンパウンドを使ってトレッド面を強化しています。ブロックを大きくして剛性を高めていることもしっかり感につながっている。サイプの形状を最適化していることも効いていますね」
伊藤 梓「知らずに乗ったら、スタッドレスタイヤだと気づかないかもしれませんよ。そのぐらい自然でスムーズな走りです。操縦安定性が高いんですね。フラフラして頼りないということもないし、ステアリングの切り始めから手応えがあります。ノイズが少ないのもいいですね。昔のスタッドレスタイヤは走っているとジャーっという音が車内に入ってきて、隣の人と大声で会話していましたから(笑)」
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実力の違いは体感できるレベル
雪があまり降らない地域の住人にとっては、雪が降っていないときの性能が向上したことは大歓迎だ。ただ、肝心の雪道でうまく走れないなら本末転倒である。斎藤さんと伊藤さんは北海道で開催された雪上試乗会に参加していて、アイスピークを装着したSUVで雪道での走りを試したという。
斎藤 聡「アイスピークは安定感が違うと思いました。運転していてドシッとした感じがあります。カーブが連続するような雪道でズルズルっといかないのは、エッジ、サイプやブロックのヘリがすごく機能していて、ブロック剛性も高いから。最新の考え方を適用したスタッドレスタイヤです。面を広くとって密着させているから、タイヤ全体が路面にピタッとくっついているんですね。ブロックがしっかりしていて、雪をつかんで安定して走れるのがいい」
伊藤 梓「SUVに代表されるような大きくて重いクルマって雪道やアイスバーンで一気に滑り出しそうだけど、(北海道でアイスピークを試した際には)そういった不安はありませんでしたね。しっかりコーナリングできて、適切な速度域であれば滑ったり横に流れていったりしません。ブレーキもしっかり利く感覚がありました」
アイスピークはSUVやクロスオーバー車、電気自動車(BEV)、ハイブリッド車(HV)などの高荷重車向けに開発された製品だ。サイズは15インチから21インチまでの全57種類が用意されていて、幅広い車種に装着できる。サイプの角度を最適化して、雪を「つかむ」「ひっかく」機能を強化。従来品の「ブリザックDM-V3」と比較して前後方向のグリップが18%、左右は30%増加したという。氷上でのブレーキでは、制動距離が11%短縮された。※
斎藤 聡「数字ではピンときませんが、(北海道でのテストでは)実際にブレーキを踏んでみて体感できるレベルでした。SUVはセダンやコンパクトカーよりかなり重いし、さらに今は電動化が進み大型のバッテリーを搭載するクルマが多くなっているので重量の増加は避けられません。2t超えも珍しくなくなってきました。条件が厳しくなっているなかで、制動性能はタイヤにとってとても重要な要素です」
伊藤 梓「SUVは重たくて急にブレーキをかけてもすぐには止まらないわけですが、なかには同じクルマなんだから(SUVでも)止まるでしょ、と思っている人もいる。交差点の手前で赤信号になって、止まらな〜いなんてことになったら大変です。アイスピークでもスピードの出し過ぎは禁物ですが、自分の感覚に合わせてブレーキングすればしっかり止まってくれるという安心感がありました」
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重量級のSUVでも安心して雪道を走れる
伊藤さんは雪国の山形県出身。幼い頃から、冬になったらスタッドレスタイヤを装着するのが当たり前と思っていたそうだ。
伊藤 梓「スタッドレスタイヤというより、みんなブリザックって言っていましたね。雪国では一番安心して使えるタイヤだというのは、イメージとして刷り込まれていました。運転免許をとってからは、それを実感できるように。絶対的な安心感があります」
ブリザックは全国で装着率ナンバーワン。スタッドレスタイヤの代名詞的存在と言っていいだろう。1988年から長い歴史を紡いできたブリザックの最新モデルがアイスピークで、今やクルマの主流となった重量級のSUVでも安心して雪道を走れるタイヤなのだ。そして、雪が降らなくても夏タイヤにはないアドバンテージがある。
斎藤 聡「スタッドレスタイヤは低温性能が高いんです。タイヤは気温が下がると固くなり、性能を発揮しづらくなるので、冬用タイヤは低温でも固くならないゴムを使っているんですね。ただ、柔らかすぎるとグニャグニャして真っすぐ走れない。昔のスタッドレスタイヤはそういうマイナス面がありましたが、アイスピークは普通に走れるし、制動能力も高いレベルです。ゴムに適切な薬剤を配合し、接地面の縦ミゾや横ミゾの形状を工夫してグリップ力を上げているんです」
夏タイヤにもミゾはあるから、多少はグリップするようにも思えてしまう。実際に夏タイヤで雪道を走ったら、どうなるのか。
斎藤 聡「夏タイヤを装着したクルマに乗って坂道でブレーキを踏んでみるテストをしたことがあります。そうしたらタイヤがコンってロックして、その瞬間にサーッと加速していくんです。下り坂で減速しようとそっとブレーキを踏んだら、逆にスピードが上がってしまった。これは限られた条件下でのテストでしたが、実際に夏タイヤで雪道を走るのは危険行為です。絶対にやめてください。いつ必要になるかわからないのに、夏タイヤでもいいや、と甘く考えていたら命に関わります」
伊藤 梓「雪国出身者としては、東京のほうが雪の危険性が大きいと感じます。わずか5cmの積雪でも、交通マヒ状態になるじゃないですか。除雪能力が足りていないんですね。積もった雪が溶けてまた固まったりすると、路面はグチャグチャになります。きれいに圧雪になる雪国より危ないですよ。雪の怖さを知らない人は夏タイヤでも平気で走ったりしますが、都会の雪を舐めちゃいけません」
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雪道もドライ路面も好印象は変わらない
雪道を安心して走れるだけでなく、ドライ路面でも快適性を保つ。しかもロングライフだから長距離走行も苦にならない。ただ、気になるのはタイヤの寿命だ。スタッドレスタイヤはドライ路面を走行すると摩耗が激しいというイメージがある。
斎藤 聡「その点では、クルマが重くなったことがやはりマイナスに働きますね。トルクをかけて加速するときもブレーキングするときも、クルマの重さが摩耗を促進するわけです。アイスピークは接地面を整えてタイヤと路面の滑りを減らし、力を分散させているんですよ。滑りを低減することで、タイヤの減りを抑えています」
アイスピークは、雪のない道でもガマンは不要。路面を確実にとらえていることが、タイヤの摩耗を抑えることにもつながっている。
伊藤 梓「雪道もドライ路面も走りましたが、その両方で印象が変わらないんです。高速道路を走って地元に帰ると、もちろん雪が積もっている。東京でも雪国でも同じ感覚で走れるのはうれしいですね」
最後に、ちょっと無茶振りの質問を。アイスピークをスターで例えたら?
斎藤 聡「うーん、トム・クルーズでもアーノルド・シュワルツェネッガーでもないなぁ(笑)。トム・ハンクスがいいかもしれない。顔がいいとか、強靭な肉体があるとかではなく、総合力で勝負するタイプです」
伊藤 梓「だったら、日本では堺雅人じゃないですか! コメディーからシリアスまで、幅広い魅力がありますから」
アイスピークはトム・ハンクス、あるいは堺雅人。つまり、オールマイティーの実力派ということ。頼りがいのある相棒なのだ。
(語り=斎藤 聡、伊藤 梓/まとめ=鈴木真人/写真=郡大二郎、ブリヂストン/車両協力=スバル)
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※印については、ブリヂストンのホームページをご覧ください。
【Movie】斎藤 聡&伊藤 梓が「ブリザック アイスピーク」を語る
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車両データ
スバル・フォレスター プレミアムS:HEV EX
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4655×1830×1730mm
ホイールベース:2670mm
車重:1780kg
駆動方式:4WD
エンジン:2.5リッター水平対向4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:CVT
エンジン最高出力:160PS(118kW)/5600rpm
エンジン最大トルク:209N・m(21.3kgf・m)/4000-4400rpm
モーター最高出力:119.6PS(88kW)
モーター最大トルク:270N・m(27.5kgf・m)
タイヤ:(前)235/50R19 103Q XL/(後)235/50R19 103Q XL(ブリヂストン・ブリザック アイスピーク)
燃費:18.4km/リッター(WLTCモード)
価格:459万8000円















































