■【出展車紹介】「トヨタi-REAL」既存インフラも活用でき、ますますリアルに
トヨタ自動車が提案する一人乗りのモビリティは、すでに3世代目に突入。今回のショーでは、ますます現実味を帯びた「i-REAL(アイリアル)」を出展する。
■アクティブリーンでスポーティな走行も
トヨタのひとり乗りのコンセプトカーといえば、2005年の「愛・地球博」に登場した「i-unit(アイユニット)」を思い浮かべる人は多いだろう。当時は“未来のコンセプトビークル”として紹介されていたが、その後、同じ年の東京モーターショーで4輪から3輪の「i-swing」に進化。さらに2年が経ち、未来の乗り物は近い将来に実現可能なパーソナルモビリティとして、よりリアルな存在となって姿を現した。その名も「i-REAL」である。
i-swingがフロント1輪、リヤ2輪のレイアウトだったのに対し、このi-REALではフロント2輪、リヤ1輪に変更。全幅は、歩道などを動いても他の歩行者に迷惑がかからないよう700mmに抑えた。またこのサイズは、電動車いすやセニアカーに近いもので、エレベーターやスロープなどの既存インフラを利用することも考慮されているという。
「歩行モード」では、占有スペースを小さくするためにホイールベースを短くして全長を995mmとし、一方、全高は1430mmに高めて他の歩行者とのコミュニケーションを容易にしている。車両の周囲を監視するセンサーによって、歩行者の接近を乗員に知らせるとともに、歩行者に接触することがあってもケガを負わせないよう、ホイールカバーやサイドサポートの外側などはソフトな素材が用いられている。
反対にクルマとして車道を走る「走行モード」では、ホイールベースを伸ばすと同時に、低重心化を図ることで、安定した走行を狙う。このときの全長、全高はそれぞれ1510mm、1125mm。車両のコントロールは左右いずれかのレバーを操作して行う。走行モードでは、車両を傾けることで最大0.8Gの旋回が可能な「アクティブリーン」を実現し、スポーティさも手に入れることになった。
果たしていつ実用化されるのか? その時期が気になる。
(文=生方聡)
-
NEW
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。
