トヨタ、将来のクルマづくりに向けた活動を発表

2013.03.28 自動車ニュース

トヨタ、将来のクルマづくりに向けた取り組みを発表

トヨタ自動車は2013年3月27日、新しいクルマづくりの方針である「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の、具体的な取り組み状況を公表した。

TNGAとは、商品力の飛躍的向上と原価低減を同時に達成することを目標に、車両の開発プロセスや製造、部品調達などといったクルマづくりのあり方を、抜本的に見直す取り組みである。2013年3月6日には全社直轄の「TNGA企画部」が発足。技術ベースでの中長期製品戦略の立案が進められてきた。

今回発表された具体的な取り組み状況は、以下の通り。

1.商品力の向上
かっこいいデザインや良好な視界確保、運動性能の向上などを実現するため、低フード化、低重心化を可能とする次期プラットフォームを開発。2015年に発売する新型車より順次導入する。
まずは「走る」「曲がる」「止まる」に関わる基本部位(プラットフォームやユニットなど)の性能を向上。クルマの中核となるパワートレインユニットについても、低重心・高性能なユニットを開発し、順次搭載していく。

2.グルーピング開発による「もっといいクルマづくり」と開発効率化
商品の開発プロセスを見直し。まずは中長期の商品ラインナップを確定し、それらに搭載するユニットやその配置、ドライビングポジションなどを決定。それに基づいて複数車種の同時開発を行う「グルーピング開発」により、部品・ユニットの共用化を進め、「もっといいクルマづくり」と開発の効率化を推進する。
この開発プロセスの導入により、20〜30%の開発効率向上を目指す。

3.ものづくり改革
仕入れ先と、部品・ユニットの調達を担当する部門、生産技術を担当する部門、研究・開発を担当する部門が、それぞれ協力しあい、より作りやすく、よりシンプルな部品・ユニットの構造を実現する。これにより、シンプルでコンパクトな製造工程づくりとすることで、より高い品質を確保する。

4.グローバル標準への取り組み
従来のトヨタ専用規格に準じた部品開発を改め、多数の自動車メーカーがグローバルに採用している標準部品も採用できるよう、グローバル標準規格に対応する。

5.TNGAと連動した調達戦略
「グルーピング開発」による部品・ユニットの共用化に対応し、部品調達の際に、複数の車種をまとめて、グローバルに、車種・地域・時間をまたいだ「まとめ発注」を実施。さらなる競争力を確保していく。

(webCG)

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