新型ワゴン「スバル・レヴォーグ」登場【東京モーターショー2013】

2013.11.20 自動車ニュース
「スバル・レヴォーグ」
「スバル・レヴォーグ」

【東京モーターショー2013】新型ワゴン「スバル・レヴォーグ」登場

富士重工業は2013年11月20日、「東京モーターショー2013」の会場において、新型ワゴン「スバル・レヴォーグ(LEVORG)」を世界初公開した。2014年の1月4日に先行予約がスタート。発売時期は、2014年春が予定されている。

■日本のための新たなワゴン

「レヴォーグ」は、既存の「レガシィツーリングワゴン」よりも小ぶりな、スバルの新型ワゴン。商品としての位置付けは、「インプレッサ」と「レガシィ」の中間に位置する“国内専用の”ニューモデルとされている。

誕生のきっかけは、世界戦略車であるレガシィの、モデルチェンジのたびに繰り返される大型化。とりわけ現行型(5代目)レガシィでは「日本市場のニーズに合わないサイズ感」があきらかとなり、新たな国内向け主力モデルの開発が必要になったという。

そんな、日本のために生まれた新顔のコンセプトは、「革新スポーツツアラー」。スポーツカーの楽しい走りとツーリングカーの快適な走りを融合させつつ、高い環境性能や安全性能、ユーティリティー性を備える、新世代のスバル車とアピールされる。

■こだわりのインテリア

スポーツカーの力強い存在感を表現しつつ、流麗なシルエットを実現したとうたわれるレヴォーグ。インプレッサのプラットフォームをベースに仕立てられるボディーのサイズは、全長×全幅×全高=4690×1780×1465mm(アンテナ部含まず)。現行型のレガシィに比べ、100mm短く、70mm低い寸法となっている。2650mmのホイールベースも、レガシィより100mmコンパクト。総じて、先代(4代目)のレガシィに近い値となっている。

インテリアは、仕立てのよさが自慢。ピアノブラック調のパーツや金属調のアクセントで装飾が施されるほか、ドライバーが乗り込む際には、メーターの動きやBGMで“おもてなし”も演出される。「『スバル車の室内はショボい』という世間の評価を、レヴォーグから変えたかった」とは、スバル開発陣の弁である。
ワゴンとしての積載性にもぬかりなく、5人乗車時の荷質容量は、レガシィツーリングワゴン(520リッター)を上まわる、522リッターが確保されている。

1.6リッター水平対向4気筒ターボ「DIT」エンジンのカットモデル。
1.6リッター水平対向4気筒ターボ「DIT」エンジンのカットモデル。
「レヴォーグ」の計器盤。2眼式で、中央部分にはマルチインフォメーションディスプレイが配される。
「レヴォーグ」の計器盤。2眼式で、中央部分にはマルチインフォメーションディスプレイが配される。

■個性の分かれる2つのエンジン

エンジンは、直噴の1.6リッター水平対向4気筒ターボ「DIT」ユニット(170ps、25.5kgm)と、同じく直噴の2リッター水平対向4気筒ターボ「DIT」(300ps、40.8kgm)の2本立て。駆動方式は、全車4WDとなる。

このうち1.6リッターターボは、「軽快な走りと優れた燃費性能」がウリで、アイドリングストップ機能も備わる。JC08モードの燃費値は、17.4km/リッター。「実際の走行において、1回の給油で1000kmの距離を走行できる」うえに、比較的安価なレギュラーガソリン対応なのも、商品としての強みである。
トランスミッションは、「リニアトロニック」と呼ばれるスバル独自のCVT。スポーティーな「Sモード」と燃費を優先させる「Iモード」、2つの走行モードが選べる「SI-DRIVE」が備わる。

もう一方の2リッターターボ車は「ひたすらハイパフォーマンスを追求した」とされるモデル。高トルク対応型のリニアトロニック(CVT)が組み合わされ、走行モードの選択スイッチで、「Sモード」「Iモード」に加えて動力性能をフルに引き出す「S♯モード」も選択できるようになる。

■進化した安全性能

安全装備も自慢だ。エアバッグは、運転席のひざ部を含む7つを標準装備。ステレオカメラを使った運転支援システム「EyeSight」は、これまでの「ver.2」から「ver.3」へと進化。主に、以下の点が進化のポイントとなっている。

・衝突回避または被害の軽減が可能な、自車と対象物との相対速度が、最高約50km/hにアップ。
・カメラの視野角、視認距離が約40%拡大したことにより、より早い段階から回避の対象を認識できる。
・カメラのカラー認識が可能となり、前走車のリアランプ点灯(=ブレーキング)をより正確に判断できるようになった。
・意図しない車線逸脱時に際して、音や画像による警告だけでなく、ステアリングホイールへの入力で修正を促す。
・他車両や障害物と衝突する可能性が高いと判断した際、VDCの車両統合制御技術を使って、ドライバーの回避操舵(そうだ)をアシストする。

この「EyeSight(ver.3)」は、レヴォーグの全グレードに標準で搭載される。グレードの違いはエンジンの排気量(1.6リッター/2リッター)と装備(ノーマル仕様/スポーツ仕様)で、以下4種類のラインナップが予定されている。

・1.6GT EyeSight
・1.6GT-S EyeSight
・2.0GT EyeSight
・2.0GT-S EyeSight

(webCG 関)

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