パナソニック「ゴリラ・アイ」
3衛星対応で測位性能が向上したドライブカメラ内蔵PND

2014.07.02 特集

7V型モニターを搭載したパナソニックのポータブルナビ、デカゴリラが、ドライブカメラを背中に背負い、3衛星に対応して魅力アップ!

「ゴリラ・アイ」はナビ本体の背面にカメラを固定。広角&高感度のカメラは夜間でもくっきり広範囲を記録する。
「ゴリラ・アイ」はナビ本体の背面にカメラを固定。広角&高感度のカメラは夜間でもくっきり広範囲を記録する。
モニターは7V型ワイドVGA。ナビデータの記録メディアは16GBのSSDを使用する。FM-VICSで渋滞にも対応。
モニターは7V型ワイドVGA。ナビデータの記録メディアは16GBのSSDを使用する。FM-VICSで渋滞にも対応。
方位アイコンの横に受信中の衛星を表示。みちびきの下のGGはゴリラジャイロのこと。
方位アイコンの横に受信中の衛星を表示。みちびきの下のGGはゴリラジャイロのこと。
3衛星対応だからこんな峠道やビルが林立する街中でも衛星を受信する確率が高まる。
3衛星対応だからこんな峠道やビルが林立する街中でも衛星を受信する確率が高まる。

前方の風景を記録する楽しみを教えてくれる

2~3年前からドライブレコーダーの売れ行きが好調との話を聞くようになったが、輪をかけて人気が高まったのは、2013年にロシアに落下した隕石(いんせき)映像がYouTube等で話題になったあとだろうか。クルマのウィンドウ越しに映し出された隕石落下の様子は衝撃的で、もちろん万が一の事故を記録に残すというニーズもあるだろうが、ドライブした風景を記録したいという要求もこれを機に一気に増えたようだ。

ならば、オンダッシュタイプのポータブルナビの背中にカメラを付けてしまえとばかりに昨年登場したのが、パナソニックの「ゴリラ・アイ」。その最新モデルが「CN-GP747VD」である。

カメラは水平131度、垂直81度、対角165度の広角撮影が可能。最低照度3ルクスでも撮影可能な高感度カメラだから夜間でもきれいに撮影できる。画質は高画質/標準の2モードに切り替え可能で、高画質モードではハイビジョン相当の約92万画素の解像度で録画できる。

カメラがカーナビと合体したことで、便利な面も増えた。例えばカメラの調整が簡単なこと。カーナビの画面で映像を確認しながら、角度や明るさ、コントラストの調整ができる。また、録画した映像を確認するのもカーナビの画面で可能。映像と地図を2画面表示でき、撮影場所を地図で確認できるのも、カーナビ+カメラ合体型ならではだ。また、単体のドライブレコーダーだと、地デジやGPS受信に影響を与えることもあるが、最初から一体型のゴリラ・アイなら干渉しないように設計されているから安心だ。

録画はエンジン始動で自動的にスタート。約1分ごとに作成されるファイルが保存され、microSDカードが容量いっぱいになると、古いファイルから順に上書きされていく。また画面上のボタンにタッチすれば手動撮影が可能。この手動撮影のボタンを押せば、1分前にさかのぼって保存が可能。手動撮影した動画は上書きされずに残るので、美しい風景など残しておきたいシーンは手動で撮影するといい。手動撮影のボタンは、初期設定で動画と静止画に切り替えができる。
カメラの話ばかりになったが、カーナビ部も昨年モデルから大きく進化している。それは測位の部分。昨年モデルもGPSと準天頂衛星みちびきに対応していたのだが、今年はさらにロシアの測位衛星グロナスにも対応。トリプル衛星受信+Gジャイロのマルチ自車位置測位で、現在地表示の精度は大きく向上している。とくに、片側が山に遮られ、木々に覆われた山道や、高いビルが林立する都市部などでは有効。それは今回の箱根ドライブでも確認できた。

さらに、オプションのOBD2アダプターにも対応。これは車載コンピューターの自己故障診断システムで、ここから車速パルスを取得できる。だから、これを追加することで測位精度は本格ナビ並みに向上する。たとえGジャイロ搭載のゴリラといえども、長いトンネルに入ってGPSの電波が受けられない時間が長く続くと正確な測位はできなくなってしまうのだが、OBD2を加えることで、GPSの電波が受けられない場所でも本格ナビ並みに正確な測位が可能になるのだ。このODB2アダプターは2014年冬の発売予定だ。

スマートフォンのナビアプリの台頭で、一気にシュリンクしたかに見えたPND=ポータブルナビの市場だが、また盛り返しつつあるとの話を聞く。やはり画面が大きい、通信環境がなくても使えるなど、PND=ポータブルナビには、スマホのナビアプリにはない利点があるからだろう。ゴリラ・アイはそれに加えて、ドライブレコーダーの役割も持っているし、自車位置測位の精度の高さという、ナビアプリには太刀打ちできない強力な武器がある。

輸入車オーナーを中心に、純正ナビが役立たずで新しくしたいのだが、2DINナビがダッシュに入らないので困っているという話をよく耳にする。そんな悩みを抱えている人には、ゴリラ・アイがあると教えてあげたい。地図データはインターネットからダウンロードして更新できるが、2017年11月30日までは、年6回の地図データ更新が無料で利用できるのもありがたい。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

「カーナビの達人2014 SUMMER」の過去記事リストへ