第442回:落札総額は80億円
イタリア本社のフェラーリ70周年イベントを観る

2017.09.22 エディターから一言
コンクールデレガンスでは、ワンオフの「テスタロッサ スパイダー」(左)と「340MMスパイダー ビニャーレ」(右)がベスト・オブ・ショーに輝いた。
コンクールデレガンスでは、ワンオフの「テスタロッサ スパイダー」(左)と「340MMスパイダー ビニャーレ」(右)がベスト・オブ・ショーに輝いた。拡大

フェラーリが2017年で創業70周年を迎えた。その祝賀イベントが世界中で催されており、去る9月9日と10日、そのハイライトともいえる本社イベントが、聖地マラネッロで盛大に開催された。オークションでは10億円超えのクラシックフェラーリが現れるなど、見どころは満載! 2日間の模様をリポートする。

フェラーリのテストコース、ピスタ・ディ・フィオラーノにずらりと並んだコンクールデレガンス参加車たち。ここは「288GTO」の一群。
フェラーリのテストコース、ピスタ・ディ・フィオラーノにずらりと並んだコンクールデレガンス参加車たち。ここは「288GTO」の一群。拡大
こちらは「ディーノ」のグループ。
こちらは「ディーノ」のグループ。拡大
手前は「340MMスパイダー ビニャーレ」(1953年)。奥は「375MM」(1954年)。
手前は「340MMスパイダー ビニャーレ」(1953年)。奥は「375MM」(1954年)。拡大
フェラーリオークションの様子。
フェラーリオークションの様子。拡大
RMサザビーズによるオークションは、イベントの目玉のひとつ。
RMサザビーズによるオークションは、イベントの目玉のひとつ。拡大

目玉はオークションとコンクールデレガンス

フェラーリが誕生してちょうど70周年という節目となった2017年。「ドリブン・バイ・エモーション」と銘打ち、世界各地で70周年を祝うイベントが開催されてきた。日本でも10月12日から3日間にわたって、東京・両国国技館をスタートするオーナー参加型ラリーツーリング形式の祝賀イベントが開催されるという。

日本での開催に先立つこと1カ月。イタリアは聖地マラネッロで、ひと足先に今年のハイライトというべき祝賀イベントが開催された。それは、70年の歴史をぎゅっと凝縮するのと同時に、現在から未来への展望の明るさを見事に表現した、フェラーリファンにとってはたまらないイベントであった。

戦後間もない1947年にイタリアはモデナで誕生したこのスポーツカーメーカーは、ミッレミリアをはじめとするモータースポーツの世界でめきめきと頭角を現し、アッという間に世界屈指のスポーツカーブランドへと成長した。それゆえ、跳ね馬の歴史を振り返ってみれば、黎明(れいめい)期から現在に至るまで、たとえ経営危機に見舞われた暗黒の時代においてさえ、自動車史にとって重要な“名馬たち”で埋め尽くされているという感がある。

聖地中の聖地というべき“ピスタ・ディ・フィオラーノ”に展示された何百台ものフェラーリを一目見るだけで、その歴史の彩りとすごみを、ひしひしと感じることができるというものだ。

そして、マラネッロイベントには、自身のきらびやかな歴史をあますところなく振り返るべく、さまざまな企画や演出が用意されていた。中でも注目されたのは、RMサザビーズによるフェラーリオークションと、本社主催のコンクールデレガンスの、2つのビッグイベントだろう。

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