【スペック】全長×全幅×全高=4885×1915×1355mm/ホイールベース=2940mm/車重=1950kg/駆動方式=FR/4.7リッターV8DOHC32バルブ(440ps/7000rpm、50.0kgm/4750rpm)/価格=1750万円(テスト車=1813万3000円/アルカンタラ・ルーフライニング=18万3000円/ペッカリーレザーインテリア=13万2000円/ステッチカラー=2万1000円/20インチネプチューンデザインホイール=8万7000円/BOSEサラウンドシステム=21万円)

マセラティ・グラントゥーリズモS(FR/6AT)【試乗記】

これぞマセラティ!! 2009.03.17 試乗記 マセラティ・グラントゥーリズモS(FR/6AT)
……1813万3000円
マセラティ最強のスポーツクーペ「グラントゥーリズモS」。外観はスタンダードモデルとほとんど見分けがつかないけれど、乗ってみてその違いに驚いた。

中身は激変

マセラティは、ちょうど1年前、2008年のジュネーブショーで「グラントゥーリズモS」をデビューさせた。その場にいた自分は、内容を見て驚いた。簡単にいえば「グラントゥーリズモ」のスポーツモデルなのだが、それにしては変更点が多かったからだ。

フェラーリから供給されるV8エンジンは、排気量を4.2リッターから4.7リッターに拡大してある。ヘッドカバーを青から赤に塗り替え、最高出力は440ps/7000rpm、最大トルクは50.0kgm/4750rpmと、35psと3.0kgmのアップを達成している。
ただしこの数値は排気量だけによるものではない。その証拠に、今年発売された「クアトロポルテS」の4.7リッターは430psにとどまっている。

さらなる注目がトランスミッションだ。クアトロポルテやスタンダードのグラントゥーリズモがエンジン直後にトルコンATを積むのに対し、こちらはリアアクスル直前に2ペダルMTを搭載したトランスアクスルとなっている。おかげで前後重量配分は49:51から47:53とリア寄りになった。

マイナーチェンジ前のクアトロポルテに積まれていたメカと似ているが、現行のマセラティではグラントゥーリズモS専用。しかもスポーツモードを選択すると変速時間を0.1秒まで短縮するという「MCシフト」なるロジックまで組み込まれている。

ここまで専用メカをふんだんにおごりながら、エクステリアに目立った違いはない。ホイール/タイヤが19インチから20インチになり、サイドスカートが追加され、トランクリッド先端のリップスポイラーが高くなったぐらいで、顔つきは同じだ。でも前述したように中身は激変している。マセラティらしい粋な差別化だ。

オプションのペッカリーレザーインテリア(ブラック)。
オプションのペッカリーレザーインテリア(ブラック)。

マセラティ・グラントゥーリズモS(FR/6AT)【試乗記】の画像
「S」には、6ピストンフロントブレーキキャリパーが標準装備される。カラーはレッドが標準で、ブラック、シルバー、ブルー、イエロー、チタンをオプションで用意。また、20インチホイールもオリジナル。テスト車には、オプションのグリジオマーキュリーという濃いグレーのホイールが装着されていた。
(写真=webCG)
「S」には、6ピストンフロントブレーキキャリパーが標準装備される。カラーはレッドが標準で、ブラック、シルバー、ブルー、イエロー、チタンをオプションで用意。また、20インチホイールもオリジナル。テスト車には、オプションのグリジオマーキュリーという濃いグレーのホイールが装着されていた。(写真=webCG)

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