【スペック】XC90 3.2 AWD:全長×全幅×全高=4810×1935×1780mm/ホイールベース=2855mm/車重=2250kg/駆動方式=4WD/3.2リッター直6DOHC24バルブ(243ps/6400rpm、32.6kgm/3200rpm)/燃費=8.0km/リッター(JC08モード)/価格=659万円(テスト車=694万5000円/R-DESIGNパッケージ=25万円/メタリックパールペイント=8万円/ETC車載器=2万5000円)(写真右)

ボルボXC90 3.2 AWD/S60 T6 AWD R-DESIGN/XC70 オーシャンレース・エディション【試乗記】

“ボルボ革命”の現場を見た!(後編) 2012.12.05 試乗記 ボルボXC90 3.2 AWD(4WD/6AT)/S60 T6 AWD R-DESIGN(4WD/6AT)/XC70 オーシャンレース・エディション(4WD/6AT)
……694万5000円/648万7000円/677万5000円


秋の終わりの裏磐梯で、最新ボルボに試乗。計6台を乗り比べて、筆者の出した結論は?

年輪を重ねた重厚モデル

(前編からのつづき)
ボルボ試乗会の2日目は、前日の雨も上がって気持ちのいい晴天となった。まず試乗したのは、「XC90 3.2 AWD」である。いちばん大きなボルボで、現行ラインナップの中ではいちばん古いモデルでもある。発表されたのは、10年前の2002年なのだ。

乗ってみると、すぐに新世代との違いを発見する。まず、スタートボタンがない! 前日乗った3台はすべて同じ場所にボタンがあったので、機械的に同じ動作をしてしまった。キーシリンダーを見つけて、無事エンジンを始動する。ダッシュボードの様子もずいぶん違う。何より、フリーフローティングセンタースタックではないことに面食らった。シフトセレクターのヘッドも透明ではない。ライトな感覚のインテリアに慣れたせいか、もっさりした形がゾウっぽく見えてしまった。フリーフローティングセンタースタックが登場したのは2004年のことだったが、今やボルボらしさの重要なアイテムとなった感がある。

「V60」や「XC60」が都会的なオシャレ坊やなら、XC90は年輪を重ねた堂々たる体格のおやじのようだ。全幅は1.9メーター超で車重は2トンを優に上回る超ヘビー級なので、3.2リッターエンジンをもってしても軽快に走るというわけにはいかない。そもそも飛ばそうなどとは思わせないクルマなのだ。エンジンは着実にゆったりと回転を上げ、必要以上の加速を促すことはない。懐かしい感覚である。以前のボルボは、そういうクルマだったのだ。

テスト車の「XC90 3.2 AWD」はオプションの「R-DESIGNパッケージ」を装備していた。
テスト車の「XC90 3.2 AWD」はオプションの「R-DESIGNパッケージ」を装備していた。
「XC90」のインテリア。写真のスポーツステアリングホイールやアルミニウムベゼル付きメーターパネルは「R-DESIGNパッケージ」の専用品。
「XC90」のインテリア。写真のスポーツステアリングホイールやアルミニウムベゼル付きメーターパネルは「R-DESIGNパッケージ」の専用品。
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