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2/612017年7月に英ロンドン・メイフェアで世界初公開された8代目「ロールス・ロイス・ファントム」。同車がフルモデルチェンジされるのは、実に14年ぶりのこととなる。
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3/61本革や、“木目調”ではない本物のウッドなど、上質な素材がふんだんに用いられたインテリア。超高級車のご多分にもれず、各部の素材や色などの仕様は細かにオーダーメイド可能。自分好みの1台に仕上げることができる。
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4/61長年にわたり、「マジック・カーペット・ライド」と称される快適な乗り心地と、高い静粛性を追求してきたロールス・ロイス。新型「ファントム」では、従来モデルより10%も車内の騒音レベルを低下させている(100km/h走行時)。
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5/61エンジニアのフレデリック・ヘンリー・ロイスと資産家のチャールズ・スチュワート・ロールスによって1906年に創設されたロールス・ロイス。現在ではBMWの傘下で活動を続けている。
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ロールス・ロイス ファントム の中古車webCG中古車検索
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6/61新型「ファントム」には、従来モデルのものより約30%剛性が高く、また4WDのドライブトレインにも対応した新世代プラットフォーム「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」が用いられている。
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7/61ボディーサイズは、今回試乗した「エクステンデッドホイールベース」で、全長×全幅×全高=5990×2020×1645mm。ホイールベースは3770mm。これでも従来モデルよりは若干コンパクトになっている。
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8/61ステアリングホイールに備わるアダプティブクルーズコントロールの操作スイッチ。大幅に進化を遂げた運転支援システムや、インフォテインメントシステム、テレマティクス関連の機能も、新型「ファントム」の特徴として挙げられる。
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9/61パルテノングリルの上部に備わる「スピリット・オブ・エクスタシー」と呼ばれるマスコット。歩行者保護や盗難防止などの理由から、現在のものは格納式となっている。
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10/61車体構造に軽量なアルミスペースフレームを使用しているにもかかわらず、車両重量は標準モデルで2700kg、「エクステンデッドホイールベース」で2750kgに達する。
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11/61新型「ファントム」の開発に際しては、タイヤメーカーとも密接に連携。タイヤ内部に発泡体の層を備えたサイレントシール構造の採用により、タイヤ全体から発生する騒音を9dB減少させた。
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12/61空調は風量や温度などを細かに調整可能。前席はもちろん、後席にも左右それぞれに各種調整機能が備わっている。
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13/61インテリアの特徴のひとつとなっているガラス張りのダッシュボード。その内側は、オーナーがロールス・ロイスに制作させたアートなどを展示できるギャラリーとなっている。
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14/61「製作に8年を要した」というエクステリアデザインは、レーザー技術が用いられた新型ヘッドランプや、ボディーと一体となったパルテノングリル、ルーフラインとトランクリッドがシームレスにつながるスタイリングが特徴となっている。
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15/61パワープラントには最高出力571ps、最大トルク900Nmを発生する、6.75リッターV12直噴ツインターボエンジンを採用。トランスミッションはトルコン式の8段ATが組み合わされる。
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16/61アームレストには、インフォテインメントシステムや車高調整機構、カメラや周辺センサーなどの機器を操作する、収納式のコントローラーが備わる。
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17/61新型「ファントム」の0-100km/h加速は、標準車が5.3秒、「エクステンデッドホイールベース」が5.4秒。最高速は、いずれもリミッターで250km/hに制限されている。
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18/61シャシー関連では、ロールス・ロイスとしてはこれが初という後輪操舵機構の採用もトピックとして挙げられる。
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19/61リクライニングやヒーター、マッサージ機能など、さまざまな機構が搭載されたリアシート。豊かな起毛のカーペットの下には可動式のフットレストが隠されており、スイッチひとつでせり上がってくる仕組みとなっている。
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20/61センターアームレストに備わるシアターシステムのコントローラー。ここにも「スピリット・オブ・エクスタシー」の姿が。
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21/61フロントシートのシートバックに装備された、シアターシステムのモニターとピクニックテーブル。
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22/611925年の誕生以来、8代93年にわたり歴史を重ねてきた「ロールス・ロイス・ファントム」。同一の車名を今日に受け継ぐものとしては、世界最古のモデルとなる。
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23/61顧客の要望に応えるべく、さまざまな機能・装備が用意されるロールス・ロイス。試乗車には後席用のクーラーボックスが備えられていた。
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24/61古式ゆかしきアナログ式を模した、液晶タイプの3眼メーター。中央は速度計、右側は燃料計と水温計、左側はロールス・ロイス伝統の「パワーリザーブメーター」となっていた。
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25/61ブランドのフラッグシップとしてはもちろん、新世代製品群の旗手という役割も担って誕生した新型「ファントム」。同車に採用された「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」は、SUVの「カリナン」をはじめ、これから登場するすべての“新世代ロールス”に用いられる予定だ。
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26/61ロールス・ロイス・ファントム エクステンデッドホイールベース
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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