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中古車購入指南 ~アウディ編~ 2020年版

目的・条件別 中古アウディの選び方 2020.04.02 失敗しない中古車選び “ドイツ御三家”や“ジャーマンスリー”と呼ばれる、ドイツプレミアムブランドの一角を担うアウディ。いつの時代にも、その時々の先進技術を貪欲に製品に取り入れてくるこのブランドのクルマから、今おすすめの一台を紹介する。

いつの時代も先進性を旨としてきたプレミアムブランド

アウディは、メルセデス・ベンツ、BMWとともに、ドイツのブレミアムブランドの一角を成す自動車メーカー。フォルクスワーゲン グループの一員であり、「Vorsprung durch Technik」(技術による先進)をモットーに、優れた技術力やデザイン性によって、ドイツはもとより、世界中の市場で人気を集めている。

そのアウディを象徴する技術が、フルタイム4WDの「クワトロ」。アウディは、1980年のジュネーブショーでスポーツクーペの「アウディ クワトロ」を発表。それまで悪路を走るための機構として利用されてきた4WDをスポーツカーの世界に持ち込み、その性能を世界ラリー選手権(WRC)で証明することになる。その後、クワトロはアウディの4WDシステムを意味するようになり、「アウディといえばクワトロ」と、広く知られるようになった。

現在、アウディにはコンパクトカーからスーパースポーツまで、さまざまなモデルが用意されている。基本となるのが「A」モデルで、セダンやクーペ、ステーションワゴンの「アバント」、5ドアの「スポーツバック」をそろえている。さらに近年はSUVの「Q」ファミリーもラインアップが充実している。このAモデルやQファミリーをもとに、よりパワフルなエンジンとクワトロによってスポーツ性を高めたのが「S」モデル。さらに高性能な「RS」モデルは、ファン垂涎(すいぜん)のハイパフォーマンスカーだ。

アウディの中古車は、主力モデルの「A4」や「A3」を中心に、豊富な流通量を誇る。中でも、アウディ ジャパンの認定中古車「AAA」は、新車に近い品質のクルマが充実し、しかも新車に比べて手頃な価格で手に入れられるとあって、見逃すわけにはいかない存在だ。購入後のメンテナンスに関しては、愛知県の豊橋にインポーターとしては最大規模のパーツセンターがあり、パーツの供給体制に不安はない。プレミアムブランドだからといって維持費用が特に高いということもない。最近のアウディは排気量が小さな直噴ガソリンエンジン「TFSI」により低燃費化を実現。日常の足として、また、スポーツドライビングのパートナーとして、長く付きあえるクルマが見つかるブランドである。

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アウディの象徴ともなっているフォーシルバーリングスのエンブレム。同社の前身であるアウトウニオンが、4つの自動車メーカーの統合によって誕生したことに由来する。
アウディの象徴ともなっているフォーシルバーリングスのエンブレム。同社の前身であるアウトウニオンが、4つの自動車メーカーの統合によって誕生したことに由来する。
アウディは、1981年に世界ラリー選手権に「アウディ クワトロ」を投入。1982年、1984年と2度にわたりマニュファクチャラータイトルを獲得した。
アウディは、1981年に世界ラリー選手権に「アウディ クワトロ」を投入。1982年、1984年と2度にわたりマニュファクチャラータイトルを獲得した。
「RS」モデルは、アウディのモータースポーツ活動を担うアウディ スポーツが手がけたハイパフォーマンスモデル。1994年に最初のモデルである「RS2」(写真左端)が登場した。
「RS」モデルは、アウディのモータースポーツ活動を担うアウディ スポーツが手がけたハイパフォーマンスモデル。1994年に最初のモデルである「RS2」(写真左端)が登場した。
昔ながらのセダンやワゴンに加え、最近ではSUVのラインナップも急拡大。今では「Q2」「Q3」「Q5」「Q7」、そして「Q8」(写真)と、5つのモデルを取りそろえている。
昔ながらのセダンやワゴンに加え、最近ではSUVのラインナップも急拡大。今では「Q2」「Q3」「Q5」「Q7」、そして「Q8」(写真)と、5つのモデルを取りそろえている。

条件で選ぶ 希望で選ぶ

とにかく安くアウディに乗りたい

最初のアウディとしておすすめしたいのが、コンパクトハッチバックの「A1」とA3スポーツバック。ともに旧型ながら、プレミアムコンパクトという言葉にふさわしい高いクオリティーや扱いやすいサイズ、軽快な走りが魅力だ。

A1/A1スポーツバック(初代)
A3スポーツバック(2代目)

これぞアウディというコンセプトを体感したい

せっかくアウディに乗るならクワトロがいい! 中でも機械式センターデフを搭載するクワトロには一度は乗っておきたい。スポーツドライビングが楽しめる「S5スポーツバック」とクロスオーバーの「A6オールロードクワトロ」はアウディらしさが光るモデルだ。

S5スポーツバック(初代)
A6オールロードクワトロ

最新のアウディに乗りたい

現行モデルが新車よりもぐんと手頃な価格で手に入るのが中古車の魅力。「Q2」や「A7スポーツバック」の高年式車なら、新車気分が味わえるうえ、デジタル化など進化が著しいアウディの最新テクノロジーが楽しめるのもうれしいところだ。

Q2
A7スポーツバック(2代目)

往年の名車のなかから選びたい

自動車史に名を刻んだアウディはいくつかあるが、クワトロの起源となったアウディ クワトロと、その後のカーデザインに大きな影響を与えた初代「TT」は、誰もが認める名車。街で見かけることはめっきり減っただけに、手元に置いて大切にしたいクルマだ。

アウディ クワトロ
TTクーペ/TTロードスター(初代)
A1(初代)
A1(初代)
A3スポーツバック(2代目)
A3スポーツバック(2代目)
S5スポーツバック(初代)
S5スポーツバック(初代)
A6オールロードクワトロ
A6オールロードクワトロ
Q2
Q2
A7スポーツバック(2代目)
A7スポーツバック(2代目)
アウディ クワトロ
アウディ クワトロ
TTクーペ(初代)
TTクーペ(初代)

ボディータイプで選ぶなら

セダン/5ドアクーペ

比較的コンパクトなボディーサイズの「A3セダン」は、誰にでもおすすめできる一台。また「A5スポーツバック」も、アウディらしいスタイリッシュなデザインに加え、実用的なキャビンと荷室、5ドアならではの機能性を持ちあわせる、魅力あふれるモデルだ。

A3セダン
A5スポーツバック(初代)

ワゴン

基幹車種にステーションワゴンをとりそろえるドイツのプレミアムブランド。アウディでは「A4」とA6にアバントと呼ぶ美しいステーションワゴンを用意しており、中古車市場の流通量も多い。手軽に最新モデルを楽しみたいなら現行型の「A4アバント」。大きな荷室が自慢の「A6アバント」は、手頃な価格の先代がおすすめ。

A4アバント(5代目)
A6アバント(4代目)

コンパクト/ハッチバック

気軽にアウディの魅力が楽しめるのが、ハッチバックのA1/A1スポーツバックとA3スポーツバック。A1は新車価格が高めだった先代の1.4リッターモデルがお得。A3は現行型のマイナーチェンジ前のモデルが、値段もお手頃でおすすめだ。

A1/A1スポーツバック(初代)
A3スポーツバック1.8 TFSIクワトロ(3代目)

SUV

Qファミリーと呼ばれるアウディのSUVは、コンパクトモデルのQ2から、プレミアムSUVクーペの「Q8」までラインアップが充実している。おすすめは余裕あるサイズで価格も手ごろな先代「Q5」と、扱いやすいサイズで価格も魅力的な「Q3」だ。

Q5(初代)
Q3(クワトロ搭載車)

クーペ/コンバーチブル

趣味性が高いクーペやコンバーチブルが選べるのもアウディの魅力だ。いま中古車で手に入れるなら、コンパクトスポーツの「TT」からはパワフルなエンジンを搭載する「TTSクーペ」を推したい。4シーターオープンモデルの「A5カブリオレ」もお薦めだ。

TTSクーペ(2代目)
A3セダン
A3セダン
A5スポーツバック(初代)
A5スポーツバック(初代)
A4アバント(5代目)
A4アバント(5代目)
A6アバント(4代目)
A6アバント(4代目)
A1スポーツバック(初代)
A1スポーツバック(初代)
A3スポーツバック1.8 TFSIクワトロ(3代目)
A3スポーツバック1.8 TFSIクワトロ(3代目)
Q5(初代)
Q5(初代)
Q3
Q3
TTSクーペ(2代目)
TTSクーペ(2代目)
A5カブリオレ(2代目)
A5カブリオレ(2代目)

アウディ車種一覧<現行モデル>

ミニバン以外はほぼあらゆるボディーバリエーションがそろう現在のアウディ。ここ数年は48Vのマイルドハイブリッドシステム搭載車が増えており、また、「e-tron」と呼ばれる電気自動車がラインナップに加わるなど、パワートレインの電動化が急速に進んでいる。

 

今日におけるアウディのエントリーモデル。2代目の現行型はフォルクスワーゲン グループの「MQB」プラットフォームの採用により、軽量化や安全装備の充実が図られた。ボディータイプは5ドアハッチバックの「スポーツバック」のみ。

※2020年4月2日時点で中古車在庫なし。

<A1スポーツバック(2代目)のライバル車種は……>
日本でも高い人気を誇る欧州プレミアムブランドのBセグメントコンパクトと言えば「MINI」。また、毛色は違うが「ルノー・ルーテシア」などもライバルとして名が挙がる。

A3スポーツバック/セダン(3代目、S3、RS 3を含む)

<A3スポーツバック/セダン(3代目)のライバル車種は……>
このジャンルは「メルセデス・ベンツAクラス」「BMW 1シリーズ」「ボルボV40」とライバル多数。「ルノー・メガーヌ」や、兄弟車である「フォルクスワーゲン・ゴルフ」と競合することも。

A4/A4アバント/A4オールロードクワトロ(5代目、S4、RS 4を含む)

<A4/A4アバント/A4オールロードクワトロ(5代目)のライバル車種は……>
A4のライバルといえば、「メルセデス・ベンツCクラス」と「BMW3シリーズ」。ドイツの3強が常に熾烈(しれつ)なシェア争いを続けている。

A5/A5カブリオレ/A5スポーツバック(2代目、S5、RS 5を含む)

<A5/A5カブリオレ/A5スポーツバック(2代目)のライバル車種は……>
まっ正面から競合するのは、やはりドイツの「BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グランクーペ」。「RS 5」と「M4」もライバル関係にある。

A6/A6アバント(5代目)

<A6/A6アバント(5代目)のライバル車種は……>
いつの時代も、ライバルはやはり「メルセデス・ベンツEクラス」と「BMW 5シリーズ」。高性能モデルの用意や、セダンとワゴンの両方を設定している点も共通する。

A7スポーツバック(2代目)

<A7スポーツバック(2代目)のライバル車種は……>
このジャンルの草分けと言える「メルセデス・ベンツCLS」に加え、「BMW 6シリーズ グランツーリスモ」「BMW 8シリーズ グランクーペ」がライバル。

A8(4代目)

<A8(4代目)のライバル車種は……>
ライバルは「メルセデス・ベンツSクラス」と「BMW 7シリーズ」。ここでもドイツ御三家による三つどもえの戦いが続く。

Q2(SQ2を含む)

<Q2のライバル車種は……>
ライバルがBセグメントのプレミアムSUVを擁していないので、直接の競合車種は不在。強いて言うなら同門の「フォルクスワーゲンTクロス」か。Q2の方が価格は高いが、さまざまな部分で高機能化が図られている。

Q3(RS Q3を含む)

<Q3のライバル車種は……>
サイズを考えるとや「BMW X1」や「ボルボXC40」などがライバル。モデル末期だけに車両そのものの競争力が低めなのは否めない。

Q5(2代目、SQ5を含む)

<Q5(2代目)のライバル車種は……>
世界的に人気のSUVの中でも主戦場たるミドルクラスだけに、「メルセデス・ベンツGLC」や「BMW X3」「ボルボXC60」など、ライバルには手ごわいモデルが名を連ねる。

Q7(2代目)

<Q7(2代目)のライバル車種は……>
3列シートを選択可能なこのクラスのSUVとしては、「BMW X5」や「メルセデス・ベンツGLE」「キャデラックXT6」などが挙がる。

Q8

<Q8のライバル車種は……>
昨今注目を集める“SUVクーペ”の中でも、特にQ8のライバルと目されるのは「BMW X6」や「ポルシェ カイエン クーペ」である。

TTクーペ/TTロードスター(3代目、TTS、TT RSを含む)

<TTクーペ/TTロードスター(3代目)のライバル車種は……>
TTロードスターの数少ないライバルが「BMW Z4」と「メルセデス・ベンツSLC」。TTクーペは「トヨタ・スープラ」や「日産フェアレディZ」といった日本勢がライバルに挙げられる。

R8/R8スパイダー(2代目)

<R8/R8スパイダー(2代目)のライバル車種は……>
ポルシェ911」を筆頭に、「メルセデスAMG GTクーペ/ロードスター」や「ランボルギーニ・ウラカン」といったスーパースポーツがライバルだ。

アウディ初の量産電気自動車。Qファミリーに似たSUVスタイルのデザインを採用することで、大容量バッテリーの搭載と余裕あるキャビンを両立。2基のモーターによる“電動クワトロ”を実現する。

※2020年4月2日時点で中古車在庫なし。

<e-tronのライバル車種は……>
日本市場でも欧州のプレミアムブランドが続々と電気自動車を導入。「ジャガーIペース」や「メルセデス・ベンツEQC」がライバルとしてe-tronを待ち受ける。

A1スポーツバック(2代目)
A1スポーツバック(2代目)
MINI
MINI
A3スポーツバック(3代目)
A3スポーツバック(3代目)
BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズ
A4(5代目)
A4(5代目)
メルセデス・ベンツCクラス
メルセデス・ベンツCクラス
A5スポーツバック(2代目)
A5スポーツバック(2代目)
BMW 4シリーズ クーペ
BMW 4シリーズ クーペ
A6アバント(5代目)
A6アバント(5代目)
メルセデス・ベンツEクラス
メルセデス・ベンツEクラス
A7スポーツバック(2代目)
A7スポーツバック(2代目)
「BMW 8シリーズ グランクーペ」
「BMW 8シリーズ グランクーペ」
A8 L(4代目)
A8 L(4代目)
メルセデス・ベンツSクラス
メルセデス・ベンツSクラス
Q2
Q2
フォルクスワーゲンTクロス
フォルクスワーゲンTクロス
Q3
Q3
BMW X1
BMW X1
Q5
Q5
メルセデス・ベンツGLC
メルセデス・ベンツGLC
Q7
Q7
メルセデス・ベンツGLE
メルセデス・ベンツGLE
Q8
Q8
BMW X6
BMW X6
TTクーペ
TTクーペ
メルセデス・ベンツSLC
メルセデス・ベンツSLC
R8
R8
ポルシェ911
ポルシェ911
e-tron
e-tron
メルセデス・ベンツEQC
メルセデス・ベンツEQC

アウディ車種一覧<先代モデル>

ブランド初のコンパクトハッチバックやSUVがデビューするなど、今日に続くラインナップ拡大の始まりとなったのがこの世代。フォーシルバーリングスと呼ばれるエンブレムと、堂々たるアウディシングルフレームにより、このころからひとめでそれとわかるデザインを確立していた。

A1/A1スポーツバック(初代)
A3/A3スポーツバック(2代目、S3を含む)