第5回:牙をむく毒ヘビ

2016.12.04 バイパーほったの ヘビの毒にやられまして
千葉は九十九里町にて、竹久夢二の詩碑と「ダッジ・バイパー」。
千葉は九十九里町にて、竹久夢二の詩碑と「ダッジ・バイパー」。

ささやかなトラブルと大量のCO2をまき散らしながら、今日も遠慮なく東京・武蔵野を爆走する「ダッジ・バイパー」。今回は、そんなバイパーとwebCGほったを襲った、“九十九里の悪夢”をリポートする。

不意の降雪もボディーカバーさえあれば無問題。雨漏りが気になるのなら、雨の日には乗らなければいいのだ。初歩ですよ、初歩。
不意の降雪もボディーカバーさえあれば無問題。雨漏りが気になるのなら、雨の日には乗らなければいいのだ。初歩ですよ、初歩。
時々ヘソを曲げるガラスハッチのラッチ受け。何度ハッチを閉じてもロックがかからないときは、車内に戻ってハッチの解錠レバーを2、3度上下させてみましょう。
時々ヘソを曲げるガラスハッチのラッチ受け。何度ハッチを閉じてもロックがかからないときは、車内に戻ってハッチの解錠レバーを2、3度上下させてみましょう。
助手席側のサイドシルに見つけた、ナゾの穴。詳しい人に聞いたところ、これはエキゾーストパイプの熱害によるもので、「バイパー」の持病みたいなものなのだとか。
助手席側のサイドシルに見つけた、ナゾの穴。詳しい人に聞いたところ、これはエキゾーストパイプの熱害によるもので、「バイパー」の持病みたいなものなのだとか。

トラブルなんて怖くない

本連載をご笑納いただいている読者諸兄姉のなかには、「チッ、このクルマなかなか壊れねーな」「もっとリポーターの七転八倒する姿が見たいワ」などというSな御仁がおられるかもしれない。取材現場では多数のギョーカイ関係者から「トラブルの報告を楽しみにしているよ!」とハッキリ声を掛けられているので、読者の皆さまもきっとそうなのでしょう。寒さが凍(し)みる武蔵野の師走、温かい人情が恋しいwebCGほったです。

しかし、ここは言わせていただこう。今まで紹介しなかっただけであると。
確かに「止まる」「燃える」「タイヤが外れる」といったスケールのデカいトラブルには見舞われていないが、バイパーからはコンスタントにささやかな嫌がらせ(?)を受けている。皆さまからいただく「いつ壊れるの?」という暖かい問いに対しては、「常に壊れ続けています」というのが正確な回答だろう。

では、なぜ紹介しないのか? 少々のトラブルなど、記者にとっては瑣末(さまつ)事だからである。およそ10年にわたり、土に還(かえ)る寸前の「ローバー・ミニ」で心身を鍛えてきたワタクシである。ちょいとばかり雨漏りしたり、ラゲッジルームのハッチが閉まらなくなったり、サイドシルに正体不明の穴を発見したりした程度で、うろたえるほど貧弱ではない。そんなのは、近所の猫にあいさつして無視されるのと同じくらい日常茶飯事である。

しかし、そんな記者も一度だけ、本気で焦ったことがあった。
ことの発端は、本連載の第2回「簡単に、買えると思うな、8リッター(字余り)」に掲載した竹久夢二の詩碑の写真。悲劇は、あの一枚から始まった。

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