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「名車列伝」5月のテーマ
世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。
2011年5月は、古今東西、バンパー自慢のクルマたちを紹介いたします。
1954 パナール ディナ/1961 プリンス スカイライン/1969 フォード サイクロン/1970 ブリティッシュ・レイランド B/1980 タルボ ランチョ/1984 ホンダ シティ/1992 ニッサン サファリ
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種類:ガソリン 4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:V型/気筒数:8/排気量:6230cc/最高出力:非公開/最大トルク:非公開/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:2/過給装置:―
今月の一台
ロールス・ロイス シルバークラウド1906年の創業以来、ロールス・ロイスにとっては初の経験となった自社製スチールボディのスタンダードサルーン、「シルバードーン」に代わるモデルとして1955年に発表された「シルバークラウド」は、1959年に念願のV8ユニットと共に「シルバークラウドII」に進化する。
ロールス・ロイス社にとってはもう一つの基幹事業たる航空機エンジンのテクノロジーも注入されたといわれる、オールアルミ製V8ユニットは6230ccのキャパシティーを持ちながら、従来のFヘッド6気筒4.9リッターエンジンよりも軽量に仕立てられていた。パワーは同社の伝統に従って非公表、“必要にして充分”と言うのみであった。
1962年、「シルバークラウドIII」に進化、外観上ではデュアルヘッドライトと鋭角的にされたフロントフェンダーのラインが目立つ程度だが、エンジンは約7%のパワーアップを受け、ステアリングサーボにも改良を受けるなど、その改良はいかにもロールス・ロイスらしく慎重で多岐にわたるものであった。
1965年に「シルバーシャドウ」に後を譲ってラインナップから外れたが、それは同時にロールス・ロイスの伝統的スタイルの終焉を意味していた。