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「名車列伝」月のテーマ
世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。
2012年11月は、世界のグランドツアラーを特集を特集いたします。
1953 ブリストル 403/1962 ベントレー コンティネンタルS2/1968 デ・トマゾ マングスタ/1970 AC 428/1970 ジェンセン インターセプター/1981 デローリアン DMC-12/1991 富士重工 アルシオーネSVX/1998 ジャガー XKR8
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種類:ガソリン 4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:8/排気量:3168cc/最高出力(エンジン):140ps/4800rpm/最大トルク:22.0kgm/3800rpm/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:2/過給装置:--
今月の一台
BMW 503 クーペ1955年のフランクフルトショーで「507」と共にデビューし、翌年5月からデリバリーが開始された豪華クーペ/カブリオレ。
502-3.2用ユニットを140psまで軽チューン、フリッツ・フィードラーの手による新設計のショートシャシーに搭載して、アルブレヒト・グラーフ・ゲルツのデザインした美しいクーペ/カブリオレ・ボディーが組み合わされた。
ドイツ系アメリカ人の自動車ディーラー経営者、マックス・ホフマンがコンセプト作りから密接に関与、同じくドイツ系アメリカ人のゲルツをデザイナーとして指名した。派手な「507ロードスター」の影に隠れて、この「503」はやや目立たない感もあるが、プロポーションのバランスは卓越したものであった。
当時のドイツ最高級ツーリングカー「メルセデス300S」に近い内容の高級GTを、量販効果ではるかに安い価格で売ることを目指したが、ショーデビューから市販まで予想外に時間がかかり、しかも販売価格も300SL並に高騰してしまったため商業的には大失敗、僅か413台の生産に終わった。しかし、その希少価値と、ゲルツの手がけた美しいスタイリングのため、現代のクラシックカー界では高い評価を受けている。