パワーエックスとメルセデス・ベンツが高出力EV充電ネットワークの第1号拠点を開設

パワーエックスとメルセデス・ベンツが高出力EV充電ネットワークの第1号拠点を開設

2025年7月8日、パワーエックスとメルセデス・ベンツ・ハイパワー・チャージング日本(MBHPCJ)が共同で展開する高出力EV充電ネットワークの第1号拠点「メルセデス・ベンツ・チャージング・ハブ千葉公園」が開設されました。

この充電ステーションは、千葉県千葉市中央区の千葉公園第2駐車場(みどりの駐車場)内に設置されています。最大出力150kW(ブーストモード・10分間)、連続出力120kWの高出力充電サービスを24時間年中無休で提供し、すべてのEVオーナーが利用できます。充電設備には、パワーエックス製の蓄電池型超急速EV充電システム「ハイパーチャージャー」を1基(2口)導入しており、メルセデス・ベンツ専用設計のディスペンサーユニットには大画面のタッチスクリーンも初めて搭載されました。

パワーエックス製の蓄電池型超急速EV充電システム「ハイパーチャージャー」を1基(2口)設置
パワーエックス製の蓄電池型超急速EV充電システム「ハイパーチャージャー」を1基(2口)設置。

千葉公園内という立地を生かし、充電中の時間を有効活用できる環境が整備されています。公園内にはカフェやスポーツジムが併設されており、充電待機時間を快適に過ごすことができます。

メルセデス・ベンツ・チャージング・ハブでは、使用電力量に応じた従量課金制を導入しています。メルセデス・ベンツEVオーナーは充電サービス「MB.CHARGE Public」による認証・決済が可能で、従量料金は94.6円/kWh(税込み)となります。利用時はディスペンサーユニットに充電カードをかざすだけで充電を開始できます。一方、他ブランドのEVオーナーはパワーエックスアプリからの認証・決済により、従量料金100円/kWh(税込み)で利用できます。

利用時は充電カードをかざすだけ
「MB.CHARGE Public」により利用時は充電カードをかざすだけ。
他ブランドのEVオーナーはパワーXアプリから
他ブランドのEVオーナーはパワーエックスアプリから利用する。

なお、充電規格はCHAdeMOに対応し、最大利用時間は30分間に設定されています。CHAdeMOアダプターの使用はできないため、対応車両のオーナーが対象となります。

パワーエックスとMBHPCJは、今回の千葉公園拠点を皮切りに、さらなる展開を計画しています。2025年8月には千葉県柏市風早に「メルセデス・ベンツ・チャージング・ハブかしわ沼南」を4口で開設予定で、同年9月には東京都世田谷区駒沢に「メルセデス・ベンツ・チャージング・ハブ駒沢」を同じく4口で展開する計画です。

メルセデス・ベンツ チャージングハブ
別拠点での展開も進むメルセデス・ベンツ・チャージング・ハブ。

パワーエックスは候補地選定からステーション運営まで一貫して担当し、メルセデス・ベンツのEV化戦略における日本国内のインフラ整備を包括的に支援していく方針とのことです。

メルセデス・ベンツ・チャージング・ハブ千葉公園
住所:千葉県千葉市中央区弁天3丁目1-1(千葉公園第2駐車場内)
設置設備:パワーエックス製ハイパーチャージャー 1基(2口)、最大出力150kW(ブーストモード・10分間)、連続出力120kWで24時間年中無休での運用を2025年7月8日より開始しています。

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