ラスベガスで2026年1月6日から9日まで行われたCES 2026の取材リポート。訪問記の後編では、CESのメイン会場であるラスベガス・コンベンションセンターをいったん後にします。
コンベンションセンターから徒歩で5分ほどの会場では、NVIDIAが実にゴージャスな展示を行っていました。
フォンテーヌ ブローという、ラスベガスで最もリッチなカジノ&ホテルのワンフロアを占拠して展示が行われています。商談ブースも併設されて、大変混み合っていました。
CES 2026のキーノートで、ジェンスン・フアンCEOが発表していたメルセデスとのコラボや、電動バイクなんかも展示してあります。
チップと基板をところ狭しと並べ、それに人が群がっているという画は、何だかとってもシュールです。
天井と壁面から降り注ぐ照明を浴びて浮かび上がるラックを見て、スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』の「HAL」を思い出してしまいました。
まさにこれは、2026年のHALですよ。AIは人類の味方なのか、敵なのか? 思わず見入ってしまいます。
とにかく、NVIDIAは会場もゴージャスだし、展示もバラエティー豊かだし、訪問者も多いしで、まさに王者の風格でした。
そして、CESに来たからには、やはりわれわれのメインの興味対象であるEVのことを忘れてはいけません。
ラスベガスでは、アマゾンが運用するロボタクシー「Zoox」が稼働中なんです。
Zooxの運行エリアはかなり限定的ですが、専用アプリで呼ぶと、このキュートなクルマがホテルのクルマ寄せにやってきました。
これは、かなり不思議な体験です。
ウェイモやテスラのFSDのように、ハンドルが勝手にクルクル回るビジュアルがないので、無人のゴルフカートで公道を走っている感覚。スピードはMAXで35km/hぐらいで、かなり安全運転です。
ホテルから別のホテルへというライドは、およそ10分ほどで完了しますが、CES期間中ということもあって大人気。配車リクエストから到着まで小一時間ほど時間がかかっています。乗車、降車の際には近くにいる人たちがたくさん群がってきて、写真や動画を撮影します。これは今年のCESのハイライトのひとつですからね。
昨年とはまったく様相の異なったCES 2026でしたが、やはり訪れる価値は十分あると感じました。果たして、来年はどんな内容になっているのでしょうか? ロボットはどこまで進化しているのか? EVの展示はまだ続いているのか? いろいろ想像しながら、ラスベガスを後にしました。
(文=EVcafe編集長 駒井尚文 @tesla365days)
